NXT新装ジョバーニ・ビンチ(ファビアン・エイクナー) Toxic Attraction敗

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■ WWE NXT2.0
日時:6月14日(現地放送時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center


 フロリダ州内のサーキットではあるがNXTブランド単独での巡業を再開したので、今回のは事前収録の録画番組なのだが違和感はない。視聴者はまったく気が付いてないと思われる。前週のソロ・シコア&アポロ・クルーズ、プリティ・デッドリーらは試合がなく、一方で女子ブレイクアウト・トーナメント優勝のロクサーヌ・ペレスは、引き続きの現場収録にも出たことになる。ということで、メインのトリオ戦結末がどうなるかはフォローしているファンには明らかなんだが、それは問題ではない。


 試合はジュリアス&ブルータスのクリード兄弟タッグ王座戦から。マリック・ブレイド&エドリス・エノフェ組はジャンボ鶴田のジャンピング・ニー、打点の高いドロップキックを繰り出すが、最後はブルータスのスライディング・クローズラインに沈むも、ベビーフェイス同士対決なので最後はお互い健闘を称え合う絵にしていた。クリード兄弟の桁違いパワーはわかっていることなんだが、ややあっさりと片付ける第1試合だったかも。


 田舎娘を自称していたファロン・ヘンリーと、セレブ娘キャラのティファニー・ストラットンのシングル戦は、写真上右の、これまで見たことない技を実は五輪器械体操出身のティファニーが仕掛けた場面が最大のインパクト。まだまだ新しい関節技は存在したのであった。

 試合はもとからカウボーイ組(ジョシュ・ブリッグス&ブルックス・ジェンセン)が付いてるだけでなく、パジャマ娘ウェンディ・チューがコップの紙吹雪をティファニーの顔にかけたんで、ファロンに丸め込まれたセレブ娘の負けとなり、ブレイクアウト・トーナメントでの星を戻した格好だが、正直、ケツはどうでもいい。
 ちなみに、録画番組ということもあるのか、選手再紹介のプロモ映像も結構流された回なんだが、元バスケのスーパースターだったラッシュ・レジェンドというのは繰り返されていたけど、今回の番組で400m走とか陸上競技でも実績のある経歴は初めて知りました。へぇ~。


 続くザイオン・クインとウェス・リーもIn Your House直前回からの再戦になるが、ここはリーのスパイラルタップ(人間回転魚雷)が決まって返り討ちにしていた。


 ジョー・ゲイシーの赤祭司軍ザ・ダイアドが、ダンテ・チェン&ハビエル・バーナルを二人がかりでマジック・キラーやるのかと思ったものの、DDTで頭を落とす技で勝利します。グレゴリアン・チャント合唱団の恰好のままなので、誰が中身なのかは全くわかりません。まぁNXTの練習生なんかいくらでもいますから。次回出てくる際は、中身は違う選手ということもありえます。


 ちなみに色んな紹介プロモが試合の合間に流された番組回ということでは、トニーD(ディアンジェロ)ファミリーの子分スタックスと2ダイムスがどういう選手かもあり、あとで試合となるのだが、しぶしぶ配下となったファンタズマ軍も握手させられるセグメントでは、次週にトニーDがカーメロ・ヘイズのNXT北米王座に挑戦が決定する。


 一方、ブロン・ブレイカーのNXT王座戦線はコマ不足のままだ。またデューク・ハドソンとの再戦が組まれたものの、1分足らずの短い尺でパワースラムが決まるだけ。そこで、これまで北米王座を巡るグループだったキャメロン・グライムスをこちらに投入。自身の天国の父と、偉大なるリック・スタイナーを比較しながら、「自分のは誰も知らない」と毒づく感傷的マイクのセグメント挿入されてました。
 このカードは『ザ・グレート・アメリカン・バッシュ』で実現する。


 名前からもイタリアンが強調されたプロモが何度も流されていたジョバーニ・ビンチが、ついにグル・ラージにシットダウン式パワーボムを見舞って勝利する試合で初登場。といっても元インぺリアムのファビアン・エイクナーが頭を剃って坊主にしたイメチェンなのだった。インぺリアムが欧州組というのはわかってたが、元エイクナーがイタリア系というのは知らなかったなぁ。仕事は出来ます。職人です。


 前セグメントの紹介からディアンジェロ・ファミリーのスタックスと2ダイムスがカーメロ・ヘイズ&トリック・ウィリアムズとタッグ戦対決。ファンタズマ軍の加勢もあったのに、いつものヘイズのダイビング・レッグドロップでイタ公が敗退。ファミリーSAGAはまだまだ続きます。


 女子ブレイクアウト・トーナメント優勝のロクサーヌ・ペレス、盟友扱いのコーラ・ジェイド、そしてインディ・ハートウェルがToxic Attraction(マンディ・ローズ&ジージー・ドリン&ジェイシー・ジェイン)を成敗する番組トリに。

 コーラのセントーンがドリンに命中なんだが、「ウゲ!」となったのか咄嗟の判断でロクサーヌがフォールしてレフェリーも3カウント叩いた。恐らくもう1つspotがあってからのフォールが台本だったと推定されるが、元ロキシーが取る予定に変わりはなかったと思う。いずれにせよ、そもそもが乗れないトリオ戦なのであった。


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