Sハンセン不可に小橋・川田・田上Fortune Dream大肉弾戦30分ドロー

 コロナ禍で3年大会開催を控えていた小橋建太プロデュースFortune Dreamが後楽園ホールに戻ってきた。メインの片側組・石川修司、火野裕士、関本大介はすっかり常連である。対するトリオはCyberFight Festivalにて脳震とうとなった遠藤哲哉の負傷欠場に伴い、DDTから樋口和貞、さらにチャンピオン・カーニバル優勝の全日プロ青柳優馬、さらに大日本プロレスから橋本大地というなかなかフレッシュな組み合わせに。
 それにしても日テレG+で生中継されたのだが、両軍の全員によるもの凄い数のチョップ合戦の音がテレビ画面からも凄く響き渡る小橋建太へのオマージュ満載の内容に。30分では決着がつくこともなく両者痛み分けの結果となっている。

 スタン・ハンセンとのトークライブも事前の売りだったが、コロナ陽性で来日中止に。このピンチに川田利明と田上明が立ち上がってくれた。「四天王トークバトル」となり、それぞれがスタン・ハンセンの思い出を語る内容に。川田は1992年の東京スポーツ版「プロレス大賞」でベストバウト賞となったが、「殴り合いしかしてないのにベストバウトを取れたのが凄いなって。あのあと1週間くらい歩けなかった」と明かした。最後は天国の四天王・三沢光晴さんのテーマ曲スパルタンXでの退場となっている。

■ Fortune Dream 7
日時:2022年6月15日(水)
会場:後楽園ホール 観衆1200人(満員=主催者発表)
協賛:KIR中央イベントリース株式会社株式会社リーヴライフトゥエンティーワンノアコミュニケーションズ株式会社カットファクトリー/北井地所グループ一般社団法人日本水素推進機構(水素ラボ)株式会社ジャスティ/大隅興業株式会社株式会社JANDO/SMG菅原会計事務所/韓国チキンブランド「チョアチキン」/株式会社Fast Fitness Japan/エス・イー・シーエレベーター株式会社
協力:公益財団法人がんの子どもを守る会ReBoRnプロモーション

【試合結果】
<第1試合 シングルマッチ>
○大森隆男(全日本プロレス)
 8分33秒 アックスボンバー⇒片エビ固め
●鬼塚一聖(GLEAT)

<第2試合 シングルマッチ>
○ひめか(STARDOM)
 10分56秒 ランニング・パワーボム⇒片エビ固め
●レディC(STARDOM)

<第3試合 3wayトークバトル>
小橋建太(FortuneKK)vs.田上明vs.川田利明
※時間切れ引き分け

<第4試合 タッグマッチ>
○鈴木みのる(鈴木軍) 野村卓矢(大日本プロレス)
 13分10秒 ゴッチ式パイルドライバー 
●伊藤貴則(GLEAT) 真霜拳號(2AW)

<セミファイナル タッグマッチ>
CIMA(GLEAT) ○T-Hawk(GLEAT)
 13分50秒 ナイトライド⇒エビ固め
ジェイク・リー(全日本プロレス) ●大森北斗(全日本プロレス)

<メインイベント 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
樋口和貞(DDT) 青柳優馬(全日本プロレス) 橋本大地(大日本プロレス)
 時間切れ引き分け
石川修司(全日本プロレス) 火野裕士(フリー) 関本大介(大日本プロレス)


 メインは各団体、フリーのトップクラスが集結したが、とんでもない組合せの顔触れとなった。


 大肉弾戦となることは想定されたことなのだが、代打である樋口和貞のチョップの音がかえって目立った収穫あり。受ける側に回っても絵になっていたのが印象に残る。


 樋口と火野裕士は小橋のクロー合戦も。また、火野のブレーン・バスターは高さを感じさせる鮮やかなもので、そこから橋本大地にチョップを見舞えば、大地はキックで打ち返す展開に。


 大変見ごたえのあるメイン、ご褒美の商品はラーメン1年分なのだった。バックステージでは大地が「時間足りない」。石川「30分はちょと・・・あいつら本当粘っこかった。仕留められなかったね」とのコメントを残している。

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