4月17日(日)『KNOCK OUT 2022 vol.3』開始時間変更!第1、2試合!プレリミナリーファイトコメント!メインのメディ・ジライフィ日本到着!

 来る4月17日(日)東京・後楽園ホールで開催されるキックボクシングイベント『KNOCK OUT 2022 vol.3』の開始時間が「17:15プレリミナリーファイト/18:00本戦」となっていたが、15分遅くなり「17:30プレリミナリーファイト開始/18:15本戦開始」となった。開場17:00は変わらず。また本戦第1、2試合、プレミナリーファイト3試合に出場する選手のコメントが届いた。

 本日スペインから東京に到着したメインのメディ・ジライフィ vs.・龍聖の勝者に講談社「イブニング」誌で「創世のタイガ」を好評連載中の漫画家・森恒二氏提供による「創世のタイガ賞」WINボーナス30万円の贈呈が決定した。

メディ・ジライフィ(スペイン/TEAM CALBET) Mehdi JRAIFI


 また大会の模様は、「ツイキャス」プレミア配信されることが決定。今大会も、通常の【ライブ観戦チケット:3,300円(税込)】と【ファイター応援チケット:6,600円(税込)】の2種類が用意されている。
 生中継の【ゲスト解説者】は、KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者の小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)に決定。
<実況メンバー>
ゲスト解説:小笠原瑛作(KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者/クロスポイント吉祥寺)
解説:高崎計三(たかさき・けいぞう/フリーライター)
実況:四家秀治(よつや・ひではる/ボイスオン)
◇「ツイキャス」プレミア配信について
 通常の【ライブ観戦チケット:3,300円(税込)】と【ファイター応援チケット:6,600円(税込)】の2種類。【ファイター応援チケット】は、今大会に出場する24名のファイターと、ゲスト解説を務める小笠原瑛作選手の中から1選手を選択すると、売上の一部は、選択したファイターに還元される。
<放送概要>
当日17:30開始のプレリミナリーファイトから全試合終了までのPPV有料生配信となります。下記ページよりご購入いただけます。
https://ssl.twitcasting.tv/kb_knockout/shopcart/144838
※視聴期限:2022年5月1日(日) 23:59まで、何度でも視聴可


■『KNOCK OUT 2022 vol.3』
◇日時:2022年4月17日(日)17:00開場/18:15開始(本戦開始前にプレリミナリーファイト17:30開始予定)17:30プレリミナリーファイト開始/18:15本戦開始
◇会場:東京・後楽園ホール
◇主催:株式会社 Def Fellow
◇チケット料金
SRS席(最前列) 20,000円 余裕あり◎
RS席 10,000円 余裕あり◎
S席 8,000円 余裕あり◎
A席 6,000円 残り僅か△
※全席指定/消費税込み
※当日券は各席とも500円アップとなります。
※6歳未満は入場無料です。ただし保護者同伴で膝上にてご観戦ください。なお小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料となります。
※今大会は入場者数の規制が緩和されたことに伴い、会場側と協議の結果、観客席を100%フル使用として開催します。ただし、会場内における新型コロナウイルス感染防止対策は、これまでと同様の形で実施することに変わりはございません。また、声出し声援に関する対策はより厳しくなり、場内アナウンスや表示物などでの告知を今まで以上に行ってまいります。なお、現時点において「立見券」の販売は一切行わない予定です。
※今後、政府および自治体が発表する各ガイドラインの変更や感染状況に応じて、収容人数や運営上のルールを変更させていただく場合がございます。
◇チケット販売所
KNOCK OUTオフィシャルショップ https://deffellow.stores.jp/
チケットぴあ https://t.pia.jp/
出場各ジム
◇お問合せ
株式会社 Def Fellow
Tel : 03-6262-3760
Mail : inquiry@knockout.co.jp
https://knockoutkb.com/

<メインイベント第9試合 スーパーファイト/KNOCK OUT-BLACK -58.0kg契約/3分3R・延長1R>
龍聖(TRY HARD GYM) RYUSEI
01.4.11生/神奈川県相模原市出身/20歳(試合時は21歳)/175㎝/左右スイッチ/9戦9勝(7KO)
初代KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者
 vs.
メディ・ジライフィ(スペイン/TEAM CALBET) Mehdi JRAIFI
98.3.10生/モロッコ・タンジェ出身/24歳/175cm/オーソドックス/15戦10勝(6KO)3敗2分
LION BELTスーパーライト級王者
OMKEスペイン・ライト級王者
☆龍聖は昨年10.28後楽園、銀次との王座決定戦で判定勝利を飾りプロ9連勝無敗のままKNOCK OUT-BLACK王座を獲得。そして今回、王者としての初陣はスペインから初来日するメディ・ジライフィとの国際戦に決まった。モロッコ生まれのジライフィは、スペインを拠点にフェザー級からスーパーライト級の幅広い階級で活躍するファイター。これまで61kgと64kgの階級でベルトを獲得しているが、本来のベスト体重はフェザー級であり、今回は最も実力を発揮しやすい階級となる。龍聖との戦いは、ともに高い攻撃力とKO率を持つ同士であり、一瞬も目が離せないスリリングなものとなるだろう。

4月17日(日)『KNOCK OUT 2022 vol.3』スペインから来日選手と対戦する龍星コメント!ロシアウクライナ紛争も影響!1試合パンデミックの影響で変更!


<セミファイナル第8試合 KNOCK OUT-BLACKウェルター級/3分3R・延長1R>
渡部太基(TEAM TEPPEN) WATABE Daiki
87.12.12生/東京都葛飾区出身/34歳/174cm/サウスポー/51戦23勝(13KO)26敗2分
第4代Krushウェルター級王者
元WPMF日本ウェルター級王者
 vs.
杉原新也(ワイルドシーサー前橋) SUGIHARA Shinya
94.4.21生/群馬県前橋市出身/27歳/182cm/オーソドックス/22戦12勝(9KO)10敗

4月17日(日)『KNOCK OUT 2022 vol.3』ウェルター級 肘有 3R・延長1R戦で対戦する渡部太基 vs. 杉原新也 コメント!

<第7試合 KNOCK OUT-BLACK 72.0㎏契約/3分3R・延長1R>
中島弘貴(LARA TOKYO) NAKAJIMA Hiroki
88.7.5生/東京都八王子市出身/33歳/175cm/オーソドックス/44戦28勝(16KO)16敗
元Krushスーパーウェルター級王者
K-1 WORLD MAX 2010日本トーナメント準優勝
Krush-70kgトーナメント2009優勝
 vs.
コーンリーチ(カンボジア)

4月17日(日)『KNOCK OUT 2022 vol.3』後楽園大会!全試合順決定!第7試合 肘なし72㎏契約 中島弘貴 vs. コーンリーチ!ツイキャスライブ配信!

<第6試合 KNOCK OUT-REDライト級/3分3R・延長1R>
スアレック・ルークカムイ(STURGIS新宿) SUAREK Rukkukamui
86.3.16生/タイ・ウボンラチャタニー県出身/35歳(試合時は36歳)/165cm/オーソドックス/152戦104勝(33KO)37敗11分
M-1世界ライト級王者
元KNOCK OUT-REDライト級王者
元REBELSーREDスーパーライト級王者
元ラジャダムナンスタジアム・フェザー級7位
 vs.
REITO BRAVELY(レイト・ブレイブリー/BRAVELY GYM)
00.6.29生/大分県別府市出身/21歳/180cm/サウスポー/19戦10勝(3KO)4敗5分
M-1 JAPANライト級王者
KOSスーパーフェザー級王者

4月17日(日)『KNOCK OUT 2022 vol.3』肘有ライト級/3分3R・延長1Rで対戦するスアレック・ルークカムイ vs. REITO BRAVELY コメント!

<第5試合 KNOCK OUT-REDライト級/3分3R・延長1R>
潘隆成(クロスポイント吉祥寺) PAN Ryunson
93.8.2生/東京都国分寺市出身/28歳/180cm/オーソドックス/38戦23勝(6KO)12敗3分
元WPMF日本スーパーライト級王者
 vs.
庄司啓馬(TEAM TEPPEN)SHOJI Keima
97.3.29生/福岡県福岡市出身/24歳(試合時は25歳)/174cm/オーソドックス/10戦4勝(1KO)6敗

4月17日(日)『KNOCK OUT 2022 vol.3』後楽園ホール大会!潘隆成 vs. 庄司啓馬、工藤“red”玲央 vs. 加藤和也、松山翔 vs. 悠YAMATO、6選手コメント!


<第4試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R・延長1R>
工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN) KUDO “red” Reo
87.5.8生/大阪府豊中市出身/34歳/162cm/オーソドックス/24戦9勝(6KO)10敗5分
 vs.
加藤和也(ドージョー☆シャカリキ) Kato Kazuya
94.9.5生/茨城県筑西市出身/27歳/161cm/オーソドックス/11戦5勝(1KO)6敗

<第3試合 KNOCK OUT-BLACKウェルター級/3分3R・延長1R>
松山翔(菅原道場) MATSUYAMA Sho
85.9.25生/千葉県木更津市出身/36歳/175cm/オーソドックス/10戦4勝(1KO)5敗1分
 vs.
悠YAMATO(大和ジム) YU Yamato
02.9.28生/愛知県あま市出身/19歳/180cm/オーソドックス/4戦3勝(2KO)1敗

<第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級/3分3R>
向井貫太(WSRフェアテックス三ノ輪)MUKAI Kanta
96.8.25生/東京都足立区出身/25歳/174cm/オーソドックス/8戦3勝(2KO)4敗1分
 vs.
智己(LARA TOKYO/スピリットジム仙台)TOMOMI
01.9.19生/宮城県塩竈市出身/20歳/175cm/オーソドックス/2戦2勝(1KO)
KNOCK OUTアマチュア・アダルト65kg優勝(2021年)

◇向井貫太
「テーマは『天衣無縫』。当日何が起こるかは、自分でも楽しみ!」

──昨年10月の『KNOCK OUT』初参戦では、井樋大介選手に3ラウンドTKO勝利でした。
向井 そうですね。自分のやりたいことができて、動きもよかったかなと思います。去年の5月の試合が、2年ぶりの試合だったんですよ。その前の試合で眼窩底骨折してしまって、長期欠場になってしまって。すぐ手術して、スパーリングも4ヵ月ぐらいできなくて。その後に決まった試合も、直前に肺気胸になってしまったり、コロナの影響だったりで流れたのもあって、2年ぐらい空いてしまって。

──2年は長いですよね。
向井 でも、今は欠場前よりもいい動きができているなと思うんですよね。それこそ10月の試合も、頭を使って試合できるようになったなという実感があって。去年の5月の試合も負けてしまったんですけど、その時から動きがいいなと実感できていた感じで、やっと手応えが出てきたところです。

──なるほど。今回は智己選手との試合ですが、デビューから2戦2勝という相手です。印象は?
向井 ガンガンくるタイプなのかなと思います。パンチがうまいなと思ったんですけど、この前の試合では跳びヒザでKOしているので、そこも警戒しないといけないなと思ってます。しかも2戦2勝で前回KO勝ちとなるとノッてると思うので、油断できないですね。

──そんな相手に対して、どう戦おうと思っていますか?
向井 まだあまりまとまってないんですよね。ただ、打ち合ったら負けちゃうなという感じがするので、打ち合いは避けたいと思います。でもどこかで倒したいという感情はあるので、打ち合わないでどこで倒そうかと。相手の攻撃をもらわないで当てるという感じです。

──このインタビューを行っているのは試合10日前ですが、この時点で作戦がまとまっていないんですか?
向井 そろそろ追い込みも終わるところなんですけど、どう戦えばいいかというのが、まだ自分の中で見つかっていなくて。でも、いつもこんな感じではあるんですけど。実際に相手と対峙しないと分からないというのもあるので、当日、相手の動きとかも見て決めるという感じになっちゃいますね。そうやって、ずっとやってきました。

──それで平気ということなんですね。
向井 はい。映像があれば動きのベースとかは読めてくるので。例えば今回の智己選手はステップを使ってくるタイプだなというのがあって、後は身長が何cm、腕の長さがだいたいこれぐらいか、とかを考えます。

──前回の井樋戦も決めたのは3ラウンドでしたが、最初に見て判断していった感じなんですか。
向井 あの試合では、警戒していたのは二段の跳びヒザだけで。倒していたのは全部あの技だと聞いていたので、まずそこだけもらわないようにしようと。相手のフィニッシュは意識するようにしています。智己選手でいうと、跳びヒザとパンチですね。ストレートとかも伸びてきそうだなと思っています。

──今回は最終的にどう勝ちたいですか?
向井 短期でのKO決着は狙ってなくて、3ラウンドまで使ってどこかで倒したいとは思っています。

──勝てば『KNOCK OUT』で連勝ということになります。
向井 2連続KOで勝てればもっといいんですけど、確実に勝ちにいきたいという気持ちもあって。とにかく変に気負わず、流れで倒せればいいなと思っています。それと、次も勝てば戦績が五分になるんですよね。今は負け越しているので、勝ち越しに持っていきたいなと思いますし、どんどん勝って上に行きたいというのもあるので。

──“上”とは?
向井 やっぱりベルトもほしいですね。そのためには勝ち続けないといけないし、内容も問われると思うので。今、スーパーフェザー級って層が薄いと言われてるじゃないですか。そこで自分が中心に行けるように頑張りたいですね。

──今回はBLACKルールです。前回もそうでしたよね?
向井 僕としてはヒジも全然使えるので、REDもいけます。むしろヒジありの方がやっていて面白いので、そちらでも大歓迎です。以前はK-1グループのリングで戦っていたので、『KNOCK OUT』はBLACKルールでも首相撲があるから戦いやすいんですよね。その展開になっても止められないので。

──BLACKにしてもREDにしても、自分のいるスーパーフェザー級を盛り上げたいと。
向井 そうですね。自分が出ていない大会でも、対戦カード表を見るとスーパーフェーザー級は少ないので。他団体だと一番層が厚い階級だったりもするので、負けないように盛り上げたいです。

──改めて今回の試合、一番のテーマは何でしょう?
向井 「天衣無縫」ですね。自然に戦って勝つという感じで。最近知った言葉なんですけど、いい言葉だなと思って。

──それも含めて当日、お客さんに一番注目してほしいポイントは?
向井 試合の全部を見てほしいですね。僕は何で倒すとか決めてないんですよ。その時の直感で動いたりもするので、何が起きるか分からないと思うんですね。だからこそ、目を離さないで見ていてほしいと思います。それこそ、前回の試合もKOで勝つなんて僕自身が思ってなかったぐらいなので(笑)。今言っていいのか分からないですけど、2ラウンドまでで勝っていると思ったので、3ラウンドはポイントアウトしようかなと思っていたんです(笑)。そしたらTKOで勝てて、それぐらい何が起こるか自分でも分かってないんですよ。だから目を離さないで見ていてほしいです。

──分かりました。ありがとうございました!

◇智己
「まだ実力の半分も出せていない。次は全部出して勝つ!」

──ここまで2戦2勝(1KO)と、デビューからいい滑り出しですね。ご自分でこの2試合を振り返ると?
智己 いや、2試合とも緊張してて固かったんですよね。プロの試合に慣れてないのかなという感じで。まだ実力の半分も出せてないと思うので、今回は気張らずに実力を出したいです。

──そうなんですか。『KNOCK OUT』アマチュア大会でトーナメント優勝の実績がありますが、アマチュアでは何試合ぐらいしているんですか?
智己 12戦ぐらいだと思います。2回ぐらいしか負けてないと思うので、10勝2敗ぐらいですね。

──それもけっこう優秀な成績ですよね。それでもプロでは実力の半分も出ていないと。では、勝てているのはどういう理由からでしょう?
智己 半分しか出てなくても勝てる実力なんですよ。だから全部出れば、メッチャ強いと思います。

──なるほど。その中で一番自信のある部分は?
智己 何でもできますね。パンチでも蹴りでも。何でも倒せると思っているので。

──自信ありますね。そもそもキックを始めたのはいつ頃なんですか?
智己 高校に入ってすぐぐらいから始めました。だから今、4年半ぐらいですね。それまでは中学の3年間、剣道をやってたぐらいで、格闘技はやってませんでした。

──始めたきっかけは?
智己 僕は宮城県出身なんですけど、父親の同級生がジムを始めることになって、「行ってみようかな」ぐらいのノリで行ってみたら「何だこりゃ、面白いな」と思って毎日行くようになって。だから高校時代は、学校とジムにしかいなかったですね。

──ハマったんですね。遊んだりもせずにキックに打ち込んだと。
智己 そうですね。他の人からは「もったいない」とか言われたんですけど、格闘技が楽しかったので。

──楽しくやれたのは、うまくやれたから?
智己 いや、アマチュアのデビュー戦は勝ったんですけど、2試合目でダウンを取られて負けて、全然うまくいってたわけではなかったんですけど、何か楽しかったんですよね。それで、始めて1年ぐらいで「東京に行こう」と思ったんです。自分がどこまでできるか試したくなって。

──急展開ですね。
智己 それで、最初に行ってたジムの代表がLARA TOKYOの半沢英俊会長とつながりがあったので、つなげてもらいました。でも最初は、レオナ・ペタスさんとかが強くて(笑)。行った初日にレオナさんに「マススパーしようよ」って言われて、軽い気持ちで応じたらすっげえボコボコにされて。初日は泣きそうになりながら家に帰りました(笑)。全身痛いんですけど、デカいこと言って地元から出てきたので帰ることもできないじゃないですか。「いやあ、これはツラいなあ」と思って。

──でも、そこから食い下がったわけですね。
智己 そうですね、毎日通って。でもいまだにスパーリングではボコボコにされますけど(笑)。でもレオナさんとかトップクラスの人と練習しているからこそ、他の人には負けないだろうなという自信がつきました。

──今回、初めて本戦でその実力を見せるわけですが、持っている実力を十分出すためには?
智己 考え方から変えようと思って。気楽に、「勝つ時は勝つし、負ける時は負けるんだから」ぐらいのマインドでいこうと思ってますね。前までは「勝たなきゃ、勝たなきゃ!」と思ってガチガチだったんですけど、今のところはリラックスできていると思います。

──対戦相手は向井貫太選手です。印象は?
智己 ホントに、動きからしてムエタイの選手だなって感じですね。今まで対戦した相手にはいなかったタイプですね。あの感じに付き合ったら疲れちゃうと思うので、合わせないで自分のペースでどんどん削っていきたいです。

──最終的にはどう勝ちたいですか?
智己 動画を見ていると、向井選手はローで足を効かされる場面が多いなと思ったので、足を削っていって最後はパンチで倒したいです。

──今回勝てば3連勝になりますが、ファイターとしての目標は?
智己 今のところ、『KNOCK OUT』のスーパーフェザー級って目立っている選手がいないと思うんですよ。だから『KNOCK OUT』のスーパーフェザー級を代表する選手になりたいなと思っています。そのために一つひとつ勝っていきたいです。

──その先には王座……ですか?
智己 今のところは王座とかは考えてないんですけど、まずは「スーパーフェザー級は智己」みたいにならないといけないなと思ってて。

──上京してくる時には、こうなりたいというような目標はあったんですか?
智己 そういうのはなくて、いけるところまでいこうという感じでした。ここまではまあまあ言い感じで来てると思うんですけど、まだまだ実力を出せているわけではないので、まずはそこですね。

──仮に100%の実力が出たら、みんなビックリする?
智己 そうですね。「お、何だコイツ?」っていう感じになると思います。この前の試合でも、半澤会長から「智己のいいところが一つも出てなかった」と言われたので。今度はしっかり出して勝ちたいです。

──1ラウンドでKOしたのに、ですか。では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
智己 父親がツテがあって、けっこう有名な人に入場曲を作ってもらってるんですよ。だから入場から注目してほしいです。宮城でのデビュー戦では流れたんですけど、東京ではこれがお披露目になるので。

──分かりました。ありがとうございました!

<第1試合 KNOCK OUT-REDスーパーフライ級(-52.0kg)/3分3R・延長1R>
阿部晴翔(チーム・タイガーホーク) ABE Haruka
99.3.31生/宮城県仙台市出身/22歳/158cm/オーソドックス/19戦7勝(5KO)12敗
 vs.
乙津陸(クロスポイント大泉) OTSU Riku
04.6.14生/東京都西多摩郡出身/17歳/163cm/オーソドックス/3戦3勝(2KO)

◇阿部晴翔
「前回の試合後に悔しい出来事が……。今回は倒して印象を残します!」

──3月大会の松﨑公則戦は勝利で終わりましたが、いかがでしたか?
阿部 松﨑選手の圧力がすごくて、それが一番印象深いですね。後から試合の動画も見たんですけど、全然納得いく動きができていなくて、修正点ばっかりの試合でしたね。

──松﨑選手の圧力が想像以上だった?
阿部 それもあるんですけど、自分が当てる攻撃ばかりになっていて、もっといろいろ練習してきたのになあと思いました。勝ったけど、全然納得できる試合内容じゃなかったので、うれしくはなかったです。

──なるほど。その試合は松﨑選手のラストマッチでした。その気合いというのも感じられましたか?
阿部 やっぱりそうですね。映像で見ている以上に気迫とプレッシャーがすごくて、学ぶところが多かったですね。気迫を出して戦うと相手はビビると思うし、実際僕もちょっとビビっちゃった部分もあって、そこはすごく学ぶべきところだなと思いました。

──ただ、勝利できたということですぐに連戦になりました。
阿部 ありがたいですね。宮城から来た、地方在住のこんな僕にオファーを出してもらえたということは、それなりの試合はできたということなのかなと思うので、いいコンディションで練習できています。

──対戦相手は乙津陸選手です。デビューから連勝していて期待されている選手ですが、印象は?
阿部 ホントに何でもできる選手だなと思っています。勢いもスピードもあって、すごくいい選手だなと思っていたんですが、『KNOCK OUT』に初参戦の話が来た時から、「いつかやりそうだな」と思っていました。なので、対策は立てやすいかなと思っています。

──何でもできる中で、一番強いと思うのは?
阿部 カウンターのうまさと、あとスピードですね。そこが一番危険なポイントだなと思って見ていました。

──スピードに関しては、自信もあるのでは?
阿部 自分もそこが武器ではあるので、スピード感のある、スーパーフライ級らしい戦いになるのかなと思っていて、楽しみではあります。

──乙津選手は、これが初めてのREDルールになります。これまでの試合映像だけでは参考にならない部分もあるかとは思いますが、いかがですか?
阿部 そうなんですよね。若いのでヒジもすぐに対応してきそうだなと思っているので、気をつけようと思っています。僕はこれまでヒジありルールで戦ってきて、今まではあまりヒジを使う方じゃなかったんですけど、今度は自分も使ってみようかなと思っています。練習ではヒジも含めて、全体的にやっているので。

──試合ではどう戦ってどう勝ちたいですか?
阿部 速い動きでカウンターを狙ってくると思うので、逆にそのカウンターにカウンターを合わせたり、相手がついてこれないようなスピードを出して、最後は倒して勝ちたいですね。それが一番かなと思います。

──かなりめまぐるしい一戦になりそうですね。
阿部 そうですね。注目していただければと思います。

──注目されている乙津選手に勝てば大きいと思いますが。
阿部 実は、3月大会が終わった後、会場の外でお客さんに声をかけられたんですよ。「すみません、乙津選手ですか?」って(笑)。

──そんなことが(笑)。
阿部 「違います。阿部晴翔という者で、僕も一応、今日試合したんですけど……」って言ったら「あっ、すみません!」と(笑)。それが悔しかったので、次はいい勝ち方をして、「阿部晴翔選手ですか?」って声をかけられるようになりたいです。

──それはそれは(笑)。しかしそれは選手としては悔しいですよね。
阿部 同じ階級だけに、余計悔しいですよね。そういうことがあっただけに、すぐ次にその乙津選手と試合が決まって、「ここはやってやろう!」と思いました。

──3月、4月と連戦でもありますし、いい勝ち方をすればお客さんの印象にも残りやすい状況下とは思います。
阿部 そうですね。この前の試合でも、僕のことを覚えてくれた方もいて、試合後にメッセージをもらったんですよ。それがすごくうれしくて、「やっぱり間違ってなかったんだな」と。次は倒して、より多くのお客さんに覚えてもらえるように頑張りたいと思います。

──モチベーションが上がる条件が揃ってますね。では最後に、今回の試合で注目してほしいポイントは?
阿部 2大会連続出場ということで調子もすごくいいので、前回倒せなかった分、今回は注目されている乙津選手にKOで勝とうと思っているので、目を離さず見ていてほしいと思います。よろしくお願いします!

──分かりました。ありがとうございました!

◇乙津陸
「初のREDルール、メチャクチャ楽しみです。ヒジで切って倒します!」

──3月大会の一夜明け会見で宮田プロデューサーに直訴したのが実って、今年3回目の試合となりました。1月、3月、そして4月とかなりのハイペースですね。
乙津 そうですね。10月がデビューだったので半年で4試合なんですけど、全然平気です。とにかく試合がしたかったので。

──その3月大会では、隼斗選手に3ラウンドKO勝利でした。一夜明け会見では「反省点ばかり」と言っていましたが、今改めて振り返ると?
乙津 反省点も多かったんですけど、1ラウンドに危ないシーンとかがあった中で冷静にいけたのは、ちょっとよかったなと思います。あと、デビュー戦ではローを効かせていたのに倒せなかったんですけど、この前の試合では最後も冷静に倒すところまではいけたので、成長してるなとは思いました。成長したところもあったし、ダメなところもあったという感じです。

──連戦なので、試合後はもう次の相手の対策に入った感じですか?
乙津 そうですね。相手が決まったら試合とか調べて、まあいつも通りな感じです。

──相手の阿部晴翔選手の印象は?
乙津 パンチが強くて、スピードもありそうな感じですね。でも、勝てると思います。スピードは自分の方が絶対勝っていると思うので、スピードとテクニックで圧倒して勝ちたいです。

──試合のテーマは?
乙津 今回、初めてのヒジあり、REDルールなんですよ。だから楽しんでヒジありをやりたいと思ってます。気持ち的には、ほぼデビュー戦です。

──以前からREDルールでやりたいと言っていましたよね。感覚的には大きく違いますか?
乙津 組んでからやることは変わりますが、基本的にはいつもと同じですね。倒しにいくという点では変わらないので。

──ヒジも使っていきたい? ヒジ打ちには「切る」と「倒す」という2つの使い方がありますが……。
乙津 メチャクチャ使いたいです(笑)。切るのも倒すのも、両方やりたいです。「切って倒す」のが理想です(笑)。

──ヒジのことを話すのがメチャクチャ楽しそうですね(笑)。
乙津 練習でやっていても、ヒジは楽しいんですよ。プロの試合を見て「楽しそうだなあ。やってみたい」と思ってたんですけど、アマチュアの時はルールでヒジが使えなかったので、新しい経験ができるなと思って。

──ただ、優勢に進めていても一発逆転があるのがヒジありの怖さでもあると思うんですが……。
乙津 そこが見ていて面白いと思うし、やってて面白いだろうなあと思うところですね。だからこそスリルがあって、駆け引きができるので、やりたいと思っていました。今回はヒジで決めたいと思っていて、メチャメチャ練習しているし、自信もあります。

──外智博会長からは、初のREDルールで何か言われていますか?
乙津 「相手のヒジに気をつけろ」ということと、「ヒジを狙いすぎるな」と。狙いすぎて逆に変なことになっちゃうと困るので、と。試合になったら狙ってしまうと思うので、狙いすぎないように、ほどよい感じでいきたいと思います。

──今年は前大会に出ていて、今回もいい形で勝てれば、次は6月の代々木大会ということになりますが……。
乙津 代々木はメチャメチャ出たいです! 今はそこを目指して、出る気満々で練習も頑張ってます。デカい会場での大会なので、それを経験したいです。デカいところでやって目立ちたいですね。そのためにもここは落とせないので、モチベーションも高いです。頑張ります。

──この春には高校3年生になったんですよね。高校生活も最後の年ですが、そこでやりたいことは?
乙津 試合にガンガン出て、高校生ファイターを楽しみたいです。高校生のうちにチャンピオンにもなりたいです。あと今年の4月からジムのインストラクターもやらせてもらっているので、しっかり両立させていきたいですね。

──インストラクターはどうですか?
乙津 いつもは教えられる立場ですけど、教えるのも楽しいですね。指導していると、自分の動きも見直せるので、すごくいい経験になってます。

──高校最後の年に試合も次々に決まって、初のREDルールも楽しみで、インストラクターも楽しいと。いいことだらけですね。
乙津 最高です!(笑) あとは試合でやるだけなので。

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
乙津 初めてのREDルールなので、楽しんでいる自分を見てほしいですね。最後は切って倒すので、そこも注目してほしいです。

──分かりました。ありがとうございました!

<プレリミナリーファイト第3試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R>
井熊知也(クロスポイント吉祥寺)IKUMA Tomoya
97.10.7生/大阪府茨木市出身/23歳/169cm/オーソドックス/4戦3勝(2KO)1敗
 vs.
古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)FURUKI Seiya
96.11.10生/神奈川県相模原市出身/25歳/163cm/オーソドックス/1戦1勝

◇質問内容
Q1 今回の試合への意気込み
Q2 対戦相手選手の印象
Q3 どんな形で勝ちたいか
Q4 今後のKNOCK OUTにおける目標

☆井熊知也(クロスポイント吉祥寺)
A1 knockout初参戦なので、派手な試合をしてknockoutファンの方の記憶に残る試合にします!!
A2 あまり情報がないため、特に印象はないですが、空手出身ということなので打ち合ってくれる選手ではないかと予想しています。
A3 KOしか考えていません。
A4 今大会はスタートだと思っています。ここから55kgブラックのベルトを狙っていきます。応援よろしくお願いいたします。

☆古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)
A1 今回キックボクシングの試合は2戦目です。しっかり仕上げて来ました。試合ワクワクします。きっちり結果残して、次に繋げたいです。
A2 気持ちの強い、凄く練習しているな、というイメージです。リーチが長いという印象があります。
A3 出来ればKOです。試合の流れで倒せたらと思います。
A4 一つ一つ試合をこなし トップ全線に食い込みたいです。

<プレリミナリーファイト第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級/3分3R>
井樋大介(クロスポイント吉祥寺)IBI Daisuke
95.5.2生/佐賀県三養基郡出身/26歳/172㎝/オーソドックス/5戦2勝(2KO)3敗
 vs.
池田航太(拳粋会宮越道場)IKEDA Kota
97.5.6生/東京都青梅市市出身/24歳/176cm/オーソドックス/デビュー戦

☆井樋大介(クロスポイント吉祥寺)
A1 挑戦者のつもりでいきます
A2 見た目が怖い
A3 どんな形になっても勝ちます
A4 とにかく試合を連戦でやっていけるよう、目の前の試合をクリアします

☆池田航太(拳粋会宮越道場)
A1 とにかく勝つことです。
A2 アグレッシブでガツガツくるイメージです。
A3 どんな形でもとにかく勝つことです。
A4 名前を知ってもらえるようになることです。

<プレリミナリーファイト第1試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級/3分3R>
久井大夢(TEAM TAIMU)HISAI Taimu
05.9.23生/大阪府羽曳野市出身/16歳/170cm/サウスポー/デビュー戦
KNOCK OUTアマチュア・アダルト65kg優勝(2022年)
KNOCK OUTアマチュア・アダルト60kg優勝(2021年)
KNOCK OUTアマチュア・アダルト55kg優勝(2021年)
 vs.
山崎尚英(スタートゲートジム)YAMAZAKI Shoei
01.3.29生/宮城県東松島市出身/20歳(※試合時は21歳)/172cm/オーソドックス/2戦1敗1分
DBSアマチュア60kg王者

☆久井大夢(TEAM TAIMU)
A1 今回デビュー戦なんですけど、必ずKOで勝ってレベル違う所を見せます。
A2 映像出てこなかったんで正直わからないですけど、戦績とか見た感じ実力ないんかなってゆう印象です。
A3 KO。1ラウンドで絶対倒します。
A4 スーパーフェザー級の選手より今の時点でも僕のほうが強いと思ってるんで、全員倒してチャンピオンになります。

☆山崎尚英(スタートゲートジム)
A1 1番熱い試合をします!
A2 アマチュアで実績があり、強い選手。
A3 KO勝ちを狙います。
A4 ベルト目指して頑張ります!

※出場選手はケガ等により変更となる場合があります。

【イベントスケジュール】
<2022年>
4/17(日)後楽園ホール
6/26(日)国立代々木競技場第二体育館
7/23(土)後楽園ホール
9/23(金・祝)後楽園ホール
10/16(日)後楽園ホール
11/19(土)後楽園ホール
12/11(日)後楽園ホール
※大会は都合により変更となる場合があります。