4・4ROH「The Conquest Tour ’15」+4・3TNA「Impact Wrestling」+PWG「Don’t Sweat the Technique」速報!

(C)ROH

 2015年4月4日にテキサス州サンアントニオで4ROH「The Conquest Tour ’15」が開催された。
 今大会では大きな事件が起きた。それは新日本プロレスでも活躍している名タッグチーム、reDRagon(ボビー・フィッシュ&カイル・オライリー)が遂にROH世界タッグ王座から陥落するという大波乱。王座を奪ったのは、現在はアディクション、TNA時代はバット・インフルエンスとして活躍した名タッグチーム、クリストファー・ダニエルズ&フランキー・カザリアンだ。しかも、アディクションは試合後、元TNA世界ヘビー級王者でもあるクリス・セイビンと共に、現在、ROHを正常化させるという名目で乱入を繰り返していた謎の赤覆面軍団は彼らであると正体が明かされた。

 さらに、セイビンはそのまま、カイル・オライリーとシングルマッチを行い勝利。TNAとROHが友好的(その後、TNAがROHへの選手貸出を禁止した)だった頃にはROHマットにも参戦していたセイビンだが、今回はTNAを離脱してROH本格参戦となる。早くも存在感を見せつけたようだ。

 そして、逆にROHマットから離脱するマット・サイダルの壮行試合も行われ、TV王者ジェイ・リーサルに挑戦して敗れたものの、会場は「サンキュー・サイダル」の声援で包まれた。
 
 また、2015年5月には新日本プロレスと合同大会が開催されるが、今大会でも先兵という訳ではないが、鈴木軍のランス・アーチャー、デイビー・ボーイ・スミスJr.がROH初参戦し、ウォー・マシーンとノーコンテストを演じている。続々と新顔が現れROHマットはますます盛り上がりそうだ。

■ ROH「The Conquest Tour ’15」
日時:2015年4月4日
場所:アメリカ・テキサス州サンアントニオ

<6人タッグマッチ>
○アルベルト・エル・パトロン、ACH、マット・サイダル
 ピンフォール
●ジェイ・ブリスコ、マーク・ブリスコ、ロドリック・ストロング

<シングルマッチ>
○クリス・セイビン
 ピンフォール
●カイル・オライリー

<ROH世界タッグ王座タイトルマッチ>
○クリストファー・ダニエルズ、フランキー・カザリアン
 ピンフォール
●reDRagon(ボビー・フィッシュ&カイル・オライリー)

<ROH世界TV王座タイトルマッチ オープン・チャレンジ>
○ジェイ・リーサル(王者)
 ピンフォール
●トマソ・チャンパ(挑戦者)

<タッグマッチ>
-ウォー・マシーン(ハンソン&ロウ)
 ノーコンテンスト
-ランス・アーチャー、デイビー・ボーイ・スミスJr.

 2015年4月3日に放送された『Impact Wrestling』では、現TNA世界ヘビー級王者カート・アングルが、前TNA世界ヘビー級王者のボビー・ラシュリーのリマッチを受けた。元々はMVP率いる黒人ヒール軍の一員であったラシュリーだが、MVPとケンカ別れし、ベビーフェイスに転向。同じベビーフェイス同士でアングルと激しいタイトルマッチを行った。試合はアングルが逆転勝ちで王座に返り咲いたのだが、激しく力をぶつけ合った2人にあった遺恨はなくなった。そして、2人はもう一度、正々堂々と一騎打ちを行おうと前王者ラシュリーの権利もありリマッチを行ったのだ。

 試合は、前戦に負けず白熱した展開となったものの、最後、ラシュリーの掟破りの逆アンクルロックをしのいだアングルがラシュリーを丸めこんでフォール勝ち。しかし、ラシュリーの肩は上がっており、レフェリーに激しく抗議。それでもアングルが手を差し伸べると握手をしたラシュリーだが、VTRで実況席が確認すると、やはり肩は上がっていた。これは今後に遺恨が残りそうな決着となった。

 また、ザ・ウルブス(デイビー・リチャーズ、エディ・エドワーズ)がTNA世界タッグ王座を返上した。これは、エドワーズが骨折し復帰の目途が立たない為であり、悔しそうにベルトを返上したが、必ず、ザ・ウルブスが王座を獲り返すと宣言した。

■ Impact Wrestling 
日時:2015年4月3日(放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<TNA世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○カート・アングル(王者)
 ピンフォール
●ボビー・ラシュリー(挑戦者)

<ファール・カウント・エニイウェア>
○マグナス
 ピンフォール
●ブラム

<シングルマッチ>
○ゲイル・キム
 ピンフォール
●アンジェリーナ・ラブ

<サブミッションマッチ>
○エリック・ヤング
 足四の字固め
●ボビー・ルード

 2015年4月3日にカリフォルニア州レセダでPWG「Don’t Sweat the Technique」が開催された。
 PWG(プロレスリング・ゲリラ)は、北米インディーの雄で西海岸を中心に活動。世界中のインディトップ選手が集結している。全米第三の団体ROHから王者クラスのレスラーも大挙としてレギュラー参戦(ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ、アダム・コールなど)しており豪華だったが、2015年からROHがPWGへの貸し出しを制限しだした為(一切、参戦を許さないという訳ではないので一部、選手は参戦している)、現在はその他の大物インディー選手を集めている。

 今大会でもプロレスリング・ノアで活躍するザック・セイバー Jr.が参戦し、ロドリック・ストロングの持つPWG世界ヘビー級王座に挑戦した。試合は、ストロングがストロング・ホールドでセイバーJr.を退け王座防衛。また、世界中のインディー界で大暴れしているリコシェも参戦し、セミファイナルで勝利。その他、インディーの大物達が集まった豪華な大会となったようだ。

■ PWG「Don’t Sweat the Technique」
日時:2015年4月3日
場所:アメリカ・カリフォルニア州レセダ

<PWG世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ロドリック・ストロング
 ストロング・ホールド
●ザック・セイバー Jr.

<シングルマッチ>
○リコシェ
 ピンフォール
●アンドリュー・エヴァレット

<タッグマッチ>
○クリス・セイビン、マット・サイダル
 ピンフォール
●モンスター・マフィア(ジョシュ・アレキサンダー&イーサン・ペイジ)

<シングルマッチ>
○ACH
 ピンフォール
●トマソ・チャンパ

<シングルマッチ>
○クリス・ヒーロー
 ピンフォール
●トミー・エンド

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