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■ WWE NXT 2.0
日時：2月22日（現地放送時間 日本WWEネットワーク木曜以降）
会場：米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
番組の開始は特番『Vengeance Day』でサントス・エスコバを退けて王座の初防衛戦をこなしたブロン・ブレイカーから。『レッスルマニア』の週末に開催されるPPV番組『NXTスタンド&デリバー』での王座防衛を宣言していると、挑戦者決定戦に挑むドルフ・ジグラー（画面テロップはRAW）がブレイカーの前に現れる。チャンピオンとしての心構えとか、初防衛戦は必ず覚えているモンだ・・・とか。いや、ごもっともでございます。「俺のタイミングで王座は頂くからな。今日の試合はバックステージで座って見ておけ」と忠告するのだった。
試合は抗争を続けるグレイソン･ウォーラーvs.LAナイトから。やはりLAナイトはベビーフェイスなのである。そして生意気なグレイソンの股間をロープに打ち付けると(笑)。
試合自体は用心棒の巨人サンガがレフェリーの見てないところでの介入があり、グレイソンが丸め込んでの勝利に。ただ、これで終わりのハズもなく、「Last Man Standingになるのはどっちか？」と、LAナイトがリベンジを誓う絵にしていた。
◆紫雷イオ＆ケイ・リーがムーンサルト2連打でトーナメント準決勝に進出
紫雷イオが新パートナーの元NXT UK女子王者ケイ・リー・レイとタッグを組んで女子ダスティ・ローズ・タッグチーム・クラシック1回戦がスタート。ラッシュ･レジェンド&アマリ･ミラーと対戦すると、イオ＆ケイ・リーがラッシュにムーンサルト2連打を叩き込んで準決勝に進出した。イオはラッシュに髪を掴まれながらもハリケーン・ラナからの619やミサイルキックを叩き込むと、アマリにはフラップジャックやケイ・リーとの連携攻撃を披露して試合のペースを掴んだ。
終盤にはケイ・リーがKLRボム（ゴリー・ボム）や2ndロープからのムーンサルトをラッシュに放つと、最後はイオがコーナートップから止めのムーンサルトを決めて3カウント。イオ＆ケイ・リーがラッシュ＆アマリに快勝してトーナメント1回戦を突破すると準決勝でケイシー･カタンザーロ&ケイデン･カーターと対戦することが決定した。
さらにイオはインタビューで「私たちが全員ぶっ倒してやる！」とトーナメント優勝へ意気込んだ。紫雷イオが活躍するNXTは毎週木曜にWWEネットワークで独占配信される。
足を破壊された因縁のあるシンガポール出身のダンテ・チェンは、デューク・ハドソンの入場段階から急襲。その足攻め含めて激しくぶつかった両雄だが、最後はハドソンのスプラッシュ・マウンテンだった。
ラップの韻を踏んだマイク・パフォーマンスの出来るNXT北米王者のカーメロ・ヘイズとトリック・ウィリアムスの黒人組に、まずはピート・ダンはいちゃもんを付ける。さらにキャメロン・グライムスとの抗争は続いているから、トリックとのシングル戦に移行。ケイブンを決めている。
父親が80年代メタルバンドのベース、母親はそのグルピィーだった、さらにシンガーでもあるというニキータ・ライオンの鳴り物入りのデビュー戦。お尻の大きな女の娘なんだが、レッグスプリットで知らない選手の上にドロップしての初陣勝利でした。まだなんとも言えません。何度も道場でリハーサル練習した試合なのは本誌にはスグにわかります。
クリード兄弟が優勝したダスティ杯のおさらいを兼ねて、インぺリアムと乱闘になるは、ソロ・シコアもと今後の展開を見せます。ただ、欧州軍親分がグンターなのかガンサーなのか、未だ両方の発音が番組内で共存しており、お客は「ウォルター」のままで・・・トホホです。
女子ダスティ杯はイオの試合も、このアイビー･ナイル&テイタム･パクスリーvs.ケイシー･カタンザーロ&ケイデン･カーターも尺が短く、「やる気あるのか？」の小言はある。ウェイド・バレット解説員がアメリカン忍者ら小兵組を（新コスチュームだけでなく）「毎回違う新たなことも見せてくれる」と誉めていたのに本誌は激しく同意。過小評価賞とは何度も活字に残してきた通りだ。
試合は知らない選手になるパクスリーにカーターのネックブリーカーと、カタンザーロの450°スプラッシュの合体技が決まるのだが、そこが終わりではなく、アイビー・ナイルが不甲斐ない新人に制裁を始めるという展開に。最後はダイヤモンドマインのロデリック・ストロングが、「もうイイ」と止めに入って連れて帰る絵にしていた。
番組最後が素晴らしい試合だったので、終わり良ければすべて良し。職人ドルフ・ジグラーと、NXTの主（あるじ）であるトマソ・チャンパ戦。これはもう必見！ 大満足の激しい攻防やってくれました。ジグラーさんもNXTなら本来の凄い試合をやらせて貰える。チャンパもまた、好敵手相手ならやりたい試合が出来る。相手あってのプロレス、これがNXT本来の大人向き中身の濃いマッチメイクなのです。
◆DジグラーBルード介入でNXT王者挑戦権奪取！次週は王者Bブレイカー&Tチャンパ組戦
ドルフ・ジグラーがNXTでトマソ・チャンパとのNXT王座挑戦者決定戦に登場。カメラマンに扮したロバート・ルードの介入で勝利すると、試合後には王者ブロン・ブレイカー&チャンパと殴り合いの大乱闘となった。
メイン戦のNXT王座挑戦者決定戦は、ジグラーとチャンパが激しい攻防を展開する。試合の最後に突如カメラマンに扮したルードがチャンパを機材で攻撃した隙にジグラーがスーパーキックを叩き込んでの3カウント。ジグラーがルードの介入によりNXT王座挑戦権を獲得した。
試合後にはジグラー&ルードがチャンパに暴行を加えていると、救出に現れた王者ブレイカーに次週のタッグ戦を要求され、4人入り乱れた大乱闘を繰り広げた。次週、ブレイカー&チャンパ vs. ジグラー＆ルードのタッグ戦が行われるNXTは毎週木曜にWWEネットワークで独占配信される。
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