［週刊ファイト3月3日号］収録　［ファイトクラブ］公開中

▼レスナー遠征RAW生還FベイラーTチャンパ組 SロリンズKOは3way
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■　WWE RAW
日時：2月21日（現地時間　日本YouTube水曜以降）
会場：サウスカロライナ州コロンビア　コロニアル・ライフ・アリーナ

　『エリミネーション・チェンバー』でWWE王者に返り咲いたレスナーがご機嫌な様子で番組オープニングに登場するとそこへ現れたヘイマンに「レスナーはレッスルマニアで“王者対決”になると思っているようだが、3月5日のMSGで防衛戦をしなければならないぞ」と王座陥落の可能性を忠告された。これにレスナーはヘイマンと舌戦を展開すると「俺はヘイマンがいなくても問題ない。新WWE王者としてスマックダウンに乗り込んでやる」と、ユニバーサル王者ローマン・レインズがいるSD登場を予告した。
　そもそもマディソン･スクエア･ガーデン（MSG）での防衛戦、チケットはボビー・ラシュリー戦で売っていた経緯があり、本誌がPPV大会の詳細版で活字にした通り、とうの昔（ロイヤルランブル）から肩を痛めてサウジ遠征後に手術予定だったのに、実現しないカードで宣伝はいかがなものかと非難されていたのだが、今回ようやく大物Xの投入予告に変更。これがコディ・ローズなのかどうかはお楽しみになるが、レインズ vs. レスナーの“王者対決”がおこなわれる「レッスルマニア38」は日本時間4月3日・4日にWWEネットワークで配信される。

　試合は定番タッグ戦アルファ・アカデミー（オーティス&チャド･ゲイブル）とストリート・プロフィッツ（モンデス・フォード&アンジェロ・ドーキンス）から。フォードが重いオーティスを持ち上げようとして、そのまま倒れて覆いかぶされて（ゲイブルのアシストもあり）フォールされました。はい、遠征には呼ばれてないグループのカードになります。

　おや？　トマソ・チャンパがRAWで試合とは・・・。NXTに来てくれた時は闘ったフィン・ベイラーと組んで、現在NXTに参戦中のドルフ・ジグラー&ロバート・ルード組と対戦。まぁ翌日NXT2.0の番宣を兼ねてのことなのかもだが、正直、嬉しく思ったのは本誌だけではあるまい。

　チャンパがルードを丸め込んでフォールを取るのである。

　PPV見てないライト層の方が多いから、ミズTVでミステリオ親子と対峙するセグメントにあらためてサウジにも遠征したローガン・ポールが・・・。はい、前回の会場大ブーイングでWWEも理解したようで、今回の人気YouTuberはヒールです(笑)。

◆“YouTuber”ローガン・ポールがミズと共闘してミステリオ親子を襲撃KO

　“YouTuber”ローガン・ポールがザ・ミズの新パートナーとしてロウに登場するとレイ＆ドミニク・ミステリオ親子を襲撃KOにした。ミズがミズTVで抗争するミステリオ親子と対峙すると対戦要求しながら「レッスルマニア38（WM）」での新しいパートナーとして登録者2340万人を誇る“YouTuber”ポールを呼び込んだ。するとドミニクに「こいつがミズのWMパートナーなら受けてやる」と対戦を受諾されるとその直後にミズ＆ポールが馬乗りになって2人を襲撃。大ブーイングの中、ミズ＆ポールがミステリオ親子をポストに叩きつけると最後はミズがレイ、ポールがドミニクにスカル・クラッシング・フィナーレを叩き込んでKOした。RAW短縮英語版はWWE YouTubeチャンネルで毎週水曜日に配信される。

　ちゃんとしたカードが決めないから、またリア・リプリーがニッキーA.S.H.をリップタイドで仕留める試合なんでしょうか？

　シェルトン・ベンジャミンはサウスカロライナ州出身の地元なんだそうで・・・。しかし、US王者ダミアン・プリーストのレコニングに沈みます。『レッスルマニア』では「質の高い相手と・・・」とマイクしていたら、フィン・ベイラーが現れて「では来週」だって。

◆“忍者”戸澤陽がタミーナにキスをせがんだ隙に24/7王者の逃走を許す

　“忍者”戸澤陽が“キス”で24/7王座奪還に成功したデイナ・ブルックを襲撃するも、その雰囲気に呑まれた戸澤が共闘するタミーナにキスをせがむとその隙にデイナとレジーの逃亡を許した。裏切って王者となったレジーが真摯にデイナに謝罪するとレフェリーを呼び込んで自らリングに寝ころんだ。しかし、デイナがフォールするとなぜかレジーはカウント2で返してしまう。するとデイナはキスでレジーを押さえ込んで24/7王者に返り咲くとそこへ戸澤、Ｒトゥルース、タミーナが王座を狙って現れた。

　デイナに突き飛ばされた戸澤は場外にいたタミーナに抱きかかえられるとその雰囲気に呑まれたのか目をつぶってキスをせがんだが、その隙に王者デイナとレジーの逃走を許した。

◆“EST”ビアンカが王者ベッキーと舌戦 ドゥドロップを撃破してWM王座戦へ弾み

　“EST”ことビアンカ・ブレアが「レッスルマニア38（WM）」のRAW女子王座戦を前に王者ベッキー・リンチを舌戦となると、ドゥドロップとの対戦ではKODを叩き込んで王座戦へ弾みをつけた。リングに登場したビアンカは「WMに行くぞ！　今回はベッキーが相手だ」とWM王座戦に意気込むと、そこへ現れたベッキーに「私はWM35で2冠王者になったし、半年前のサマースラムでは26秒でビアンカを倒したよな」と挑発して舌戦を展開した。

　さらにドゥドロップの登場で舌戦が中断されるとビアンカがドゥドロップと対戦。ビアンカは試合途中にゲスト解説のベッキーと一触即発となるとその隙にクロスボディを決められたが、最後は体格に勝るドゥドロップを持ち上げるとKODを叩き込んで激勝。試合後、ビアンカはドゥドロップを下してWMでのRAW女子王座戦へ弾みをつけると、解説席上に立ちあがったベッキーと睨み合いとなった。ベッキー vs. ビアンカのRAW女子王座戦が行われる「レッスルマニア38」は日本時間4月3日・4日にWWEネットワークで配信される。

　WWEの典型的なレッスルマニアに向けてのベビーフェイスの売り出し方、大きな相手をやっつけるパターンなんだが、イイ試合を魅せてくれているドゥドロップのお仕事を称賛するのが本誌の役割であろう。