[週刊ファイト2月10日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼カオス『ロイヤルランブル』スターダム愛知プロミネンス恩讐ウナギ上谷
Rラウジー復活Bレスナーとランブル優勝SロリンズRレインズ持越し
(c) 2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・シェイン・マクマホン監督下で練られた男子ランブルだが散漫な出来に
・28番目登場のシェイン・マクマホン不評の責任取ってビンス解雇処分
・エッジ&ベス・フェニックス夫婦でグラマスラムもミズ&マリース上等かも
・フィニッシュはともかくベストマッチ賞?BレスナーBラシュリー新鮮対決
・ベッキー・リンチ英国対決ドゥドロップ13分尺与えられたのがミソかも
・ロンダ・ラウジー優勝も60歳アイボリーら毎度人選に困る女子ランブル
・ローマン・レインズDQ決着も中身で魅せたシールド参謀セス・ロリンズ
・「MMAやった選手優勝どうなのか」意見もあったが悪くはない大会総括
・母も亡くなり、今年8月に77歳になるビンス・マクマホンどこに行くのか
・創立11周年記念スターダム1・29愛知県体育館☆サムライTV生中継
・鈴季すずジュリア涙の訴え「裏切ったおかげでどれだけ迷惑被ったか」
・ベストマッチは白いベルト上谷沙弥フェニックス葬ウナギ・サヤカ9分弱
・SWA戦テクラを掌に乗せ転がした白川未奈の堂々たるリードを見たか
・王座戦軽視?綻び見え隠れする懸念も誉めるしかないスターダムの今
■ WWE ロイヤルランブル
日時:1月29日(現地時間)
会場:米ミズーリ州セントルイス ザ・ドーム・アット・アメリカズセンター
観衆:44,390人(=主催者発表)
シェイン・マクマホン監督下で練られた男子ランブルだが散漫な出来に
<第6試合 男子30人ロイヤルランブル戦>
〇ブロック・レスナー
計51分10秒 トップロープ落とし
●ドリュー・マッキンタイア
―― 「今週の要」を担当するシュート活字委員会としては、なんといってもWWEで『レッスルマニア』に次いで2番目に大きな大会である『ロイヤルランブル』になります。
オフレコ WWEで2番目だけでなく、間違いなく2022年では世界でもNo.2やろうに。ところが、なんか散漫な印象というか、そりゃオミクロンで当日に変更とか、試合順とかも変わったそうだし、作る側に立てば同情の余地はあるにせよチグハグな内容だったかなぁ。
―― やはり『ランブル』ですから、最後の試合から総括やりましょう。あと、今週は石原慎太郎の訃報とかは他が担当してくれたので、後半はスターダム愛知大会をやることになります。
オフレコ 出だしはAJスタイルズに、ケガで試合してなかった”インターコンチネンタル王者”シンスケ・ナカムラで、これはいいじゃないかだったんだけどな。
―― ケガと言えば、AEWの里歩がブリット・ベイカー戦で全治3ヶ月になりそうなことになりました。試合はそれでも里歩がやり通して、しかも、凄い内容の試合だったんだそうです。
オフレコ 目玉のひとつがジョニー・ノックスビルで、映画『ジャッカス』まで見ているボクにしたら大いに期待したんだけど、散々前哨戦ではやられていたサミ・ゼインのヘルバキック喰らって落とされるという、なんの変哲もない予想通りであって・・・。
―― 工夫が足りない。もうちょっと、なんか面白いこと考えてくれよと言いたくなりますよね。
オフレコ あと、実況マイケル・コールのミスも耳に残っている。シンスケが出てきた時に、「普段はリック・ブーグスと一緒なんですが、リックはあとの方で出てきます」と言っちゃってるんだよなぁ。ということは、シンスケはすぐに消えることをネタばれしてしまっている。
―― 同時に、日本のプロレス実況と違って、WWEは事前に教えられていることも認めていることになりますね。
オフレコ あと、世間向きのもう一つの目玉はグラミー賞受賞のRAP歌手にして、ガチのプロレスファンのバッド・バニーが27番目に登場だったんだが・・・。
―― 歌手になるか、プロレスラーになるかだった経歴なんで、近く自身をメインにしたプロレス巡業も予定されてます。真面目にパフォーマンス・センターで練習にも加わっているそうなんですが、プエルトリカンのダミアン・プリーストは今回絡まない登場でした。
オフレコ 一通りできることはわかってるんだけど、なんかあんまり印象に残ってないかなぁ。
―― それは30人全員に言えることで、皆さん一生懸命与えられたspotやってたんですけど、なんかバラバラなんですよね。
28番目登場のシェイン・マクマホン不評の責任取ってビンス解雇処分
オフレコ シェイン・マクマホンが28番目、セントルイスが地元のランディ・オートンが29番目の登場に。そうなると、もう最後はブロック・レスナーなんだと丸わかりなんだよなぁ。
―― 誰が優勝するのかわからなかったら、故・I編集長に「何年記者やってんだよ」と叱られてますよね(笑)。
オフレコ これでわからなかったらアホやろう。ただ、それはどうでもよくて、マッチメイク実行員会のこのランブルのリード・ライターだったシェインが、28番目という美味しい順番だったことがあとで責任問題にまで発展したらしい。
―― 30人参加なんで1名が全部を細部まで決めるわけではなく、一応は他にアダム・ピアース、ジェイミー・ノーブル、ショーン・デバリ、元インパクト・レスリングの選手だったアビスも会議には加わったそうなんですが、最終責任者はシェインですからねぇ。
オフレコ 発表されたわけじゃないから正しい情報かは不明なんだけど、専門媒体でも不評だったことでビンス(マクマホン)が怒って、息子のシェインを解雇処分にしたとのニュースも出回っている。
―― 誰がマッチメイク委員会のメンバーかも漏れているほどですから、信憑性は高いでしょうねぇ。一時はシェインが『レッスルマニア』の重要カードに出る計画もあったようなんですが。