[ファイトクラブ]闘いのミラクルシティ沖縄☆Rockと格闘技が交錯する街題材の映画公開

[週刊ファイト2月17日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼闘いのミラクルシティ沖縄☆Rockと格闘技が交錯する街題材の映画公開
 by 大島慶山  w/編集部編
・映画『ミラクルシティコザ』と70年代”紫”琉球ドラゴンのグルクンマスク
・コレガプロレスと沖縄プロレス、琉球ドラゴンのややこしい相関図まとめ
・琉球ドラゴンはあまりスペル・デルフィン時代の沖縄プロレス色はない
・吉本芸人が阪神タイガースをからかい「帰れ!引っ込め!」やられた件
・沖縄事情: 暴走ゴリラKC、石垣島アリーナ、せんだみつおデスト賛歌


 筆者は、昨年の元旦から半年、沖縄に温暖を求めて短期(?)移住していた。
 その後数日間、奄美大島にも旅行したので南国の魅力にとりつかれた。一時は完全移住も視野に入れたが、様々な理由で断念した。
 それならとばかり、当初の計画通り、また寒冷な時期のみ短期移住しようと予定を企てたものの、コロナ禍など諸事情で見送り、ものの見事にゆうだけ番長になる。

映画『ミラクルシティコザ』と70年代”紫”琉球ドラゴンのグルクンマスク

 そんな沖縄滞在時に偶然にロケの現場に遭遇したのが、映画『ミラクルシティコザ』だ。那覇からよく通ったコザの「シアタードーナツ」でも、この映画を製作した平監督ともお話した。温厚な感じの良い方だった。
 屋外ライブ場面のエキストラに、スタッフの計らいで参加させていただいたものの、本編ではカットされてたのは残念だったけど・・・。映画はめちゃくちゃ良かったからまあいいや(笑)。

 シアタードーナツで映画鑑賞して劇場内のカフェで飲食してると、「先ほど琉球ドラゴンプロレスリングのグルクンマスクさんが、挨拶に来られました」と。筆者が「今、鑑賞してる」と、支配人がグルクンマスク選手に伝えたら、「沖縄に来てるんですか?!」と、「少し驚かれてましたよ」と、その時は偶然の遭遇はならずに、残念ながら彼とはニアミスになった。

 シアタードーナツ近くに、グルクンマスク率いる琉球ドラゴンプロレスリングのジム兼常設会場ができるので、表敬訪問の挨拶できたみたいだった。筆者とは彼が関西で素顔で活躍してる時から面識はあるし、沖縄滞在中に、琉球ドラゴンプロレスを現地、沖縄で観戦したいので、日を改めて数大会を見にいった。
 琉球朝日放送でも、新日本プロレスの放送が終わると、すぐに次の時間枠で琉球ドラゴンの試合がオンエアされたのは驚いた。


 神戸の人気団体ドラゴンゲートとも交流が始まった、沖縄県内唯一の団体として、独自の琉球王国を築いている。

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 映画『ミラクルシティコザ』のオープニングでも使用された、沖縄出身のハードロックバンド紫の♪ダブル・ディーリング・ウーマン(紫のナンバーの中で筆者のモスト・フェバリットソング)を入場曲に使用していたらしいヒージャ(沖縄弁で山羊のこと)キッドマン選手の試合を、現役時代に観戦できなかったのは残念だ。誰か、いつか別の選手が、紫の曲を使用してほしい。「ダブル・ディーリング・ウーマン」がベストだけど。

コレガプロレスと沖縄プロレス、琉球ドラゴンのややこしい相関図まとめ

 コレガプロレスにあがっているティーダ選手も元琉球ドラゴンで、現在はフリーで多彩な空中技を駆使する動きのいい選手だ。レゲエが好きらしく、沖縄で探索によくでかけた中古CD店を数軒教えたら喜んでた。好印象のラスタ・ボーイだ。

 同じくコレガプロレスで見た、台湾出身のレッカ選手も琉球ドラゴンを主戦場にし、腕を磨いたことがあるらしい。細マッチョのイケメンレスラーで、お子様や女性ファンの人気を集めていた。
 対戦相手の実力者RYOも優勢に試合を進めながら、そんなレッカファンの声援にペースが狂ったわけではないだろうが、一瞬のクイックの丸め込みで敗戦を喫した。
 RYOは、総合格闘技とプロレスの二刀流で活躍している。ランズエンド&コレガプロレスの崔領二の実兄でもある。共に2枚目のルックスだが、あまり似てない。RYOは、あの柴田勝頼や松井大二郎を下している実力者だ。プロレスのリングでも、試合数を積んでいくと、ナイフを持った恐るべき戦士になることは火を見るより明らかだろう。

▼RYOがミドル級暫定王者に!朝倉未来無念!韓国Road FC43

RYOがミドル級暫定王者に!朝倉未来無念!韓国Road FC43+ソクジュ新王者オーストラリアFC21-KUNLUN FIGHT

 韓国の大会に同じく参加していた武士正選手も、RYO選手の強さを絶賛していた。U系のファイターとの試合で本領発揮しそうだが、40代とはいえ、ベストシェイプな身体を維持しており、ルックスも良いので、ランズエンドやコレガプロレスで試合をこなしていくとファンも増えるだろう。


▼ファイト初登場! 大阪に拠点を置くこれがコレガプロレス! 

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 琉球ドラゴンプロレスは、スペル・デルフィンが「沖縄プロレス」を沖縄から本拠地を大阪に移し、興行形態を変えた為に、グルクンマスクが沖縄県内での興行団体の構想を継続したいがために旗揚げした団体だ。
 その沖縄プロレスは、スペル・デルフィンが毎年、夏に大阪市内で沖縄プロレス名義で引き続き興行を開催している。スペル・デルフィンが、ユニバーサル⇒みちのくプロレス⇒大阪プロレスと団体変われど、作りあげてきた「明るく楽しいプロレス」スタイルは、沖縄プロレスにしっかりと受け継がれている。

 琉球ドラゴンは、あまりデルフィン時代の沖縄プロレス色はない。道頓堀プロレスや愛媛プロレスにもデルフィンの影響を受けた選手は多い。愛媛プロレスのイマバリタオルマスカラスや、道頓堀プロレスのラピートもデルフィンの弟子である。

▼山口敏太郎の沖縄プロレス見聞録

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