[ファイトクラブ]ファイト初登場! 大阪に拠点を置くこれがコレガプロレス! 

[週刊ファイト5月20日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ファイト初登場! 大阪に拠点を置く、これがコレガプロレス!
 photo & text by 西尾智幸
・大阪市内に常設会場、日曜以外毎日開催
・記者個人の中で偶然が重なったコレガとの接点
・パウダー大好き、エグザイル風ウエザイル登場
・コレガのアイドル花園桃花の欠場で変則マッチに
・メインは大瀬良泰貴の正規軍奪回劇
・謎の生き物、洞口義浩に迫る


ファイト初登場!これがコレガプロレス! ってか、どんな団体なんだ?!

 大阪市内に常設会場を持ち、今年の1月23日に正式スタートしたコレガプロレスリング。
 今回の取材は、単にマスコミとしてだけではなく、色んなご縁を感じたうえで、5月8日会場に足を運んだ。

 手短に書くと、まず筆者の知人が同団体の公式カメラマンをやっていると聞き存在を知る。
 そして、会場を調べると自宅からたったの2.8km、自転車でも15分以内の所にあり、超近所!
 更に、別の知人とSNSでやりとりしていると、崔領二選手とバスケ仲間だという事が判明!
 なので、“コレガも応援してあげて下さい”となり、ホームページで現在の参加メンバーを見ると、ハイビスカスみぃ、谷嵜なおき、クワイエット・ストームも出ていると・・・。
 私ごとであるが普段は梅田で、とあるアーティストに特化したバーを営んでおり、そこにそのアーティストとは全く関係なく(笑)、色んな繋がりで多くのレスラーが来られる。この3選手もお越し頂いた事があり、勝手に親近感を感じてしまった。もうここまで行く理由が揃ったなら・・・
 『時は来た、それだけだ!』 あ、横で笑わないで下さい(笑)。
 まあ、そんな思いで、お話しを進めさせて頂いたのが、今回の経緯である。

 さて、そのコレガ(Colega)だが、「同志」「仲間」「同僚」「相棒」等を意味する。
 日曜日以外の毎日大会が行われ(例外あり)、現在はランズエンドの崔領二、正規軍のザ・ボディガーが中心となっているが、選手も固定ではなく、他団体やフリーの選手も多く参加している。

 先日、コロナ禍にスタートした事で、自粛警察が崔領二の自宅マンションに『アホ』の貼り紙を100枚以上貼る等という嫌がらせをし、ガチで一般ニュースになったが、これで『コレガって知らないけど何?』と興味を持つ人もいたようだし、幸か不幸か世に名前が出たのは確かだ。

 では、いざ試合会場に!

 入口には『COLEGA STUDIO』と大きく書かれており、見ればすぐに分かる。入口左側には、お祝いの花の立札が沢山貼られているが、新日本プロレスをはじめ、長州力、天龍源一郎、佐山サトル、ドリーファンクjr.、諏訪魔に山田邦子、市原隼人等著名な名前が多く、業界との繋がりもしっかりあるようだ。
 正面には、11m×3mの巨大LEDビジョンがありド迫力! グッズ売り場、売店もあり、5名まで入れるVIPルームも設備さている。年間パスポートも用意されており、1年間で24000円と破格。しかも年間300試合以上行われるので、もし毎日行けば1大会80円にも満たない!
まあ、関係者の方も、「ちょっと設定間違えたかな?」、とは話していたが(笑)。
 でも、「今はまずプロレス知らない方でも気軽に知って楽しんで欲しい!」が優先との事。確かに、タダ券撒くよりは、少しでも払っている意識がある方が、観る方も前向きに楽しめるだろう!

18時、試合開始!ウエザイルの長い前説(?)からスタートの第1試合

■ コレガプロレスリング「サタデーナイトライジングスターズ」
日時:5月8日(土)18:00
会場:コレガスタジオ

<第1試合>
○鈴木心
HANA
 7分29秒 三点倒立式逆さ押さえ込み
大瀬良泰貴
●ウエザイル


 ア〇シ似のウエザエルが、あれこれ長々と喋るが、まだ話の途中で音楽が流れ、大瀬良が入場。ちょっとこの空気どうするの?
って感じだったので、いいタイミングではなかったか?(笑)。

 試合前から歩調が合わず、ギクシャクしていたランズエンドが、パウダー攻撃を誤爆し、その隙に鈴木が三点倒立式逆さ押さえ込みで大瀬良を沈めた。

<第3試合>
○ハイビスカスみぃ
沙恵
 10分11秒 リングアウト勝ち
●SAKI
★第2試合は、あとに回します。


 SAKIのパートナー、花園桃花が怪我からの復帰予定が、まだできる状態ではなく、そのまま2対1のハンデ戦を決行。2人がかりの攻撃が多い中、最後は権利のない沙恵が場外から脚を引っ張り、花道でコブラツイストをかけSAKIはリングアウトになるという、不可解な終わり方であった。

<第4試合>
●アルティメット・スパイダーJr
ビリーケン・キッド
 11分56秒 ブラックレイン⇒体固め
○大門寺崇
クワイエット・ストーム


 3人が元大阪プロレスで、個々に各団体に上がっているは知っていても、3人揃うと少し懐かしさも感じる。ビリーは相変わらずの空中戦で、試合を盛り上げる。終盤、ウエザイルが乱入してパウダーを撒こうとするが、準備にもたもたしていると、大門寺に『遅い! 遅いって!』と何度もツッコまれ、挙句はビリーにパウダー持った手をはたかれ自爆するという始末。しかし、ストームのチェーンでのフォローもあり、最後は大門寺が全体重を乗せた後頭部へのラリアット=ブラックレインを放ち、スパイダーは3カウントを聞いた。


 試合後、ウエザイルから札束の入った封筒を受け取った大門寺だが、中身を確認するとそれを助っ人のストームに渡した。それをタイツの中にしまうと、機嫌よく引き上げて行った。

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