NXT2.0ファンタズマ軍Eロペス合流AJグレイソン・ウォーラー日本式

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■ WWE NXT2.0
日時:1月11日(現地放送時間 WWEネットワーク木曜~)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center


 番組は新NXT王者ブロン・ブレイカーから。対戦してくれたトマソ・チャンパにThank youは当然としても、放送には出てこなかったものの一部で話題になっていた会場客席で父親リック・スタイナーが見に来ていたんだが、チャンパがリックに歩み寄ってオメデトウとやっていたことをマイクで持ち出したのは特筆すべきだろう。ただ、ファーザーとは言っても、リック・スタイナーとは言わないのだが。あと、「ここに一番最初に来て、最後に帰っているのが俺だ。だから俺がチャンピオンなんだ」とも。ふ~ん。


 試合は引き延ばされていたエレクトラ・ロペスを巡るファンタズマ軍親分サントス・エスコバと、新Sexy Boyザイオン・クインの決着戦から。やはりサントスは滅茶滅茶上手いのだ。過小評価賞もいいところで、売り出しているザイオンへのセール芸が痺れる。

 やはりと言うべきかザイオンに気があると見せかけてジェニファー・ロペス似のエレクトラがザイオンに後ろから急所蹴り。その間隙を縫ってサントスのファントムドライバーが決まり、ファンタズマ軍4人再集合に。ただ、ガンガンと追い込んだザイオンは落ちてないという試合デザインでした。


 前週が特番仕様だったので、そこに出番のなかったキャメロン・グライムスが「2022年こそTo The Moonだ」と知らない選手(あとで調べたら米五輪金メダルのゲイブル・スティーブソン兄 え?)を料理する試合、さらにジョー・ゲイシー&ハーランドが、知らない黒人タッグ組に反則負けを喰らうカードもありましたが・・・。


 イタ公トニー・ディアンジェロ(実況はトニーDと呼んでいる)と、英国出身の職人ピート・ダンの3度目なんで、今度は売り出し中のトニーが勝つんだろうと思いながら見ていたんだが、試合形式は”Crowbar on a Pole”なんだそうで・・・。

 それにしてもバカでかい釘抜きのことを「クロウバー」と言うのか。そんなの長年米国生活の記者は知らんかったゾ。


 ケイシー・カランザーロ&ケイデン・カーターに、黒人のアマリ・ミラーのトリオと、インディ・ハートウェル&ぺルシア・ピロッタに、中国系が明らかなウェンディ・チューの6人タッグなんだが。本誌も間違っていたようで、このウェンディ・チューこそが、あの不老不死の老女を演じていた中身なんだそうだ。ただ、リングに枕持ってきて、パジャマ姿に夜用のスリッパで闘うって・・・新しいギミックだとは思うが、出番のない時は寝ていたりするキャラのようである。恐らく普段練習している相手になる、そのチューとアマリ・ミラーがやり合う場面は急に目覚めて覚醒したのか攻防がこなれてたんだけど・・・。

 フィニッシュはインディがダイビングエルボーでフォール取っていたが、全体としてはイマイチかなぁ。


 BOAとウーソズの実弟ソロ・シコアのカードは、結局殴り合ったまま舞台はバックステージに行き、そこで機材を凶器に使いながらやり合う内容なのだが、恐らくバックステージ部分は事前収録かつ、公式写真がないので記事では伝えられないよ~。恐らく記録上はリングアウトなのか、いずれにせよ最後の絵は例のメイクになったBOAに変身しているという・・・。そんなモン、リアルタイムの収録ではありえないんだが、まぁ派手に両者暴れていたからまぁいいか。


 王座を統一したカーメロ・ヘイズの出番はマイクだけなのだが、相棒のトリック・ウィルアムスもしゃべり上手いし弁が立つ。それにしても、新王座の名称は様々な観測が英語媒体にはあったんだが、なんかNXT北米王座に吸収されたようで、クルーザー級王座というのは歴史から消されるようだ。ふ~ん。
 それにしてもヘイズの演説、メロディがないのでRAPとは言わないのかもだが、ちゃんと韻を踏んで延々としゃべるのだから、多才な選手である。本人の指摘を待つまでもなく、デビューして半年でもう大物って凄いです。KUSHIDAが相手を務めてのカードから始まったんだが、まだ半年なんだから驚異的なスピード出世に違いない。ブロン・ブレイカーは親の存在があるから例外だけど。


 さてさて、お待ちかね。番組トリはAJスタイルズのNXTでの初試合にして、期待のグレイソン・ウォーラーの約束通りのメイン登場である。ケツこそわかっているのだが、大人のファンの注目は中身であって、これが期待以上に互角どころか、スターになればフィニッシュになれる大技を次々に披露してAJを追い詰めるのだ。

 また、グレイソンは明らかに日本のビデオを研究しているタイプである。相手が受けてくれることわかっているから、かなりハードヒットなストロングスタイルになったのも嬉しい。AJも、RAWでやってる緩いライト・コンタクトな試合と違うじゃないかという・・・。なんか日本の試合を見ているような錯覚に陥るのであった。大満足である。

◆AJスタイルズ因縁のGウォーラーをPhenomenal葬!NXT初陣勝利で飾る

 AJスタイルズがNXTで抗争するグレイソン・ウォーラーと対戦すると激闘の末に豪快なフェノメナール・フォアアームを叩き込んで自身のNXT初陣を勝利で飾った。序盤、AJはバックブリーカーや顔面へのニードロップを放って攻め込めば、因縁のウォーラーにネックブリーカーやクローズラインで反撃されて白熱の攻防を展開。さらにAJがカーフ・クラッシャーで追い詰めるとこれをロープエスケイプしたウォーラーにロープを超えてのエプロンからの鮮やかなスタナーを決められて接戦となったが、終盤にはペレキック、ブレーンバスターからのフェノメナール・フォアアームと、怒涛の連続攻撃をウォーラーに叩き込んで3カウント。AJが抗争するウォーラーを沈めて自身のNXT初陣を勝利で飾った。

 試合後、AJは「ウォーラーはよくやったが、(ウォーラーが自称する)Phenomenal=驚異的ではない。まだ終わりじゃないぞ! 俺の友人を紹介するからな」と意味深に話し掛けると、しばらく番組から消えていたLAナイトがウォーラーを襲撃して蹴散らした。インディ時代の接点があるようだ。


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