写真追加~ローマン・レインズ祭典王座戦へ!スティング×トリプルH決定!2・22WWE『ファーストレーン2015』

(c)2015 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 2015年2月22日にテネシー州メンフィスでWWEのPPV大会『ファーストレーン2015』が開催された。今まで行われていたWWEエリミネーション・チェンバーに代わって2015年に新設されたPPV大会だ。ちなみにファスト・レーンは追越車線という意味である

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 この大会はプロレス界最大の祭典である『レッスルマニア31』のカードが決まる重要な大会で、メインイベントでは、その『レッスルマニア31』でブロック・レスナーの持つWWE世界ヘビー級王座への挑戦権を賭けてローマン・レインズとダニエル・ブライアンが一騎打ちを行った。もともと、『ロイヤルランブル2015』でレインズが優勝した為、挑戦権を獲得したのだが、番組を取り仕切るトリプルHがレインズの優勝はザ・ロックが助っ人した為、すんなり挑戦権を与えられないとして、挑戦者決定戦を組んでしまったのだった。
 試合は、ブライアンが果敢に攻めこみ、会場の声援も後押し。しかし、最後はブライアンのランニング・ニーにカウンターのスピアーでレインズがフォール勝ち。乱入や反則なしで堂々とレインズが勝利となった。試合後、ブライアンはレインズを認め、握手を交わす。試合直前まで、仲違いし、レインズがヒールターンするかと思われたが、ここですっきり勝利し、ベビーフェイスのまま、怪物ブロック・レスナーの王座に挑戦することになりそうだ。

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 ジョン・シナがUS王座に挑むという波乱の展開となったルセフとの王座戦は衝撃と結末となった。これまで無敵・無敗の強さを見せていたルセフだが、ジョン・シナが相手だと攻められるシーンも目立つ。しかし、レフェリーの隙をついて反則のローブローからアコレードと極めたのだった。シナは動く事が出来ず、意識がなくなったとレフェリーがストップ。WWEの絶対エースだったシナがルセフに敗れるという衝撃の結末となったのだ。

 最も注目されたのは試合ではなく、かつてWWEを崩壊寸前まで追い込んだ巨大団体WCWの象徴であるスティングの登場だった。唯一WWEに参戦していない最後にして最大の大物であるスティングだが、『サバイバーシリーズ2014』で遂に姿を現した。体制側オーソリティはスティングの登場によって悪の計画を潰され煮え湯を飲まされ続けている。そこで、オーソリティを仕切るトリプルHは、スティングを呼び出したのだった。

 トリプルHの待つリングに、ゆっくりと現れたスティング。トリプルHは、WCWを築いたスティングの功績を称え、尊敬を口にした。更に、(オーソリティから手を引けば)WWE殿堂も示唆して懐柔策をしてきたのだ。しかし、スティングが無視すると、話しの最中に襲いかかるトリプルH。更に、トリプルHはスレッジハンマーを持ち出し、スティング絶対絶命と思われた。しかし、スティングは、自分の代名詞である黒バットを持ち出したのだった。黒バットを喉元に突きつけられたトリプルHは怖れおののきスレッジハンマーを捨てて全面降伏だ。するとスティングはレッスルマニアの看板を黒バットで指したのだった。つまり、『レッスルマニア31』での一騎打ちを要求したのだった。

 そして立ち去ろうとするスティングに対し、トリプルHは懲りずに背後から襲いかかる。しかし、スティングは見抜いており、黒バットで滅多打ち。最後はスコーピオン・デスドロップでトリプルHを完全に失神に追い込んでしまった。リングで大の字、ピクリとも動けないトリプルH、スティングはゆっくりと引き上げていった。スティングはWCW時代、現在のクロウギミックに変身する時。約1年間、試合をせず、喋る事もなく、その存在感だけでキャラクターを作り上げていた。今回もWWE登場以来、一度も喋らずに、存在感を増しているようだ。

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 また、スティングと同じく、同年代の怪奇派であるジ・アンダーテイカーもこの大会で復活が噂されていた。そして、会場にもドルイド僧が棺桶をリングまで運んできて、遂にテイカー復活かと思われたが、棺桶の中から出てきたのは、なんとブレイ・ワイアット。テイカー戦をアピールするが、テイカーは姿を見せず。一説には、現在のテイカーは長年のダメージ蓄積で試合出来る身体ではないと言われているが、『レッスルマニア31』には出場できるのだろうか?

 第1試合では、ジョン・シナの仲間であるドルフ・ジグラー、ライバック、エリック・ローワンが、悪の体制側オーソリティのセス・ローリンズ、ビッグショー、ケインと対戦。ビッグ・ショーのKOパンチからケインのチョークスラムが炸裂し、ジグラーがフォール負け。試合後も襲いかかるオーソリティに対し、なんとランディ・オートンが電撃復帰したのだった。オートンはオーソリティにPKO連発。ローリンズは、だらしなく会場の外まで逃げ出してしまった。
 もともと、オートンはオーソリティの一員だったが、ローリンズとの確執の為、オーソリティを追放されて姿を消していた。ローリンズへの復讐の為に戻ってきたようで、これも『レッスルマニア31』で一騎打ちが濃厚だろう。

■ WWE PPV ファーストレーン2015
日時:2015年2月22日
場所:アメリカ・テネシー州メンフィス

<WWE世界ヘビー級王座挑戦者決定戦>
○ローマン・レインズ
 スピアー⇒ピンフォール
●ダニエル・ブライアン

<US王座タイトルマッチ>
○ルセフ(王者)
 アコレード⇒レフェリーストップ
●ジョン・シナ(挑戦者)

<WWE IC王座タイトルマッチ>
○バットニュース・バレット(王者)
 反則
●ディーン・アンブローズ(挑戦者)

<WWEディーバズ王座タイトルマッチ>
○ニッキー・ベラ(王者)
 丸め込み⇒ピンフォール
●ペイジ(挑戦者)

<WWE世界タッグ王座タイトルマッチ>
セザーロ、○タイソン・キッド(挑戦者)
 ピンフォール
●ザ・ウーソズ(王者)

<シングルマッチ>
○ゴールダスト
 丸め込み⇒ピンフォール
●スターダスト

<6人タッグマッチ>
セス・ロリンズ、ビッグショー、○ケイン
 チョークスラム⇒ピンフォール
●ドルフ・ジグラー、ライバック、エリック・ローワン

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