グラム・グゲニシヴィリ追悼大会!2・21『M-1 Challenge 55』

(C)M-1 Challenge

 2015年2月21日にグルジアで『M-1 Challenge 55: In Memory of Guram Gugenishvili』が開催された。

 ロシアのメジャーMMA大会として存在感を示すM-1、日本の石井慧とも契約している事で有名だ。今大会はグルジアで開催され、グルジア出身で元M-1ヘビー級王者、そして日本のIGFでも活躍したグラム・グゲニシヴィリさんの追悼大会となった。日本ではグラムという名前でIGFで勝利するも、2014年11月に交通事故で若くして亡くなってしまった。その追悼で、過去にライバルとしてM-1ヘビー級王座を争ったケニー・ガーナーがセミファイナルに組まれた。対戦相手はアスランベック・ムサエフという過去に、ブレット・ロジャースに敗れている以外は勝利を重ねているロシア人選手だ。
 ガーナーはアメリカ人ながら、M-1を主戦場にしており元M-1ヘビー級王者であるが、近年は39歳という年齢もありM-1では連敗を重ねている。しかし、今回は、1Rから積極的に組みつきテイクダウンを奪い、試合を有利に進める。2Rもムサエフのサミングがあるも、ひるまずテイクダウンを奪うガーナー。そのままマウントを奪い肩固めでガーナーが一本勝ち。見事にグラムさんに勝利を捧げた。ガーナーは勝利に興奮し、会場にあるポスターのグラムさんを指差して祈りを捧げる。会場も大歓声に包まれ、その後、グラムさんの追悼セレモニーとなった。

 メインイベントは、ボブ・サップ、トラビス・ビューという世界的な強豪に勝利した実績のあるクロアチアのマロ・ペラクと、前戦でM-1ヘビー級王者、マルチン・ティブラに敗れる前は無敗だったデニス・スモルダレフというヘビー級戦。共にこれから世界に出るであろう重量級選手だ。試合は体格に勝るスモルダレフが、苦しみながらも豪快に投げでテイクダウンすると、そのままキーロックを極め一本勝ち。見事な勝利で大会を締めくくった。

 また、グルジア人ながら、日本のDEEPで活躍、メガトン王者になっているレヴァン・ラズマゼ(どすこい羅頭魔勢)も参戦。アルセン・アブドゥルケリモフを相手にテイクダウンに成功するも、下からの腕十字を極められてしまい無念のタップとなった。

■ M-1 Challenge 55: In Memory of Guram Gugenishvili
日時:2015年2月21日
場所:グルジア

<ヘビー級>
○デニス・スモルダレフ
 1R 3分05秒 キーロック
●マロ・ペラク

<ヘビー級>
○ケニー・ガーナー
 2R 2分50秒 肩固め
●アスランベック・ムサエフ

<ミドル級>
○ノダル・クドハシビリ
 判定
●ルイージ・フィオラバンティ

<フェザー級>
○マックス・コガ
 3R 2分36秒 リアネイキド・チョーク
●パゼル・ビトルク

<ヘビー級>
○アルセン・アブドゥルケリモフ
 1R 3分58秒 腕十字
●レヴァン・ラズマゼ(どすこい羅頭魔勢)

電子書籍版はマット界舞台裏3月5日号スターダム世Ⅳ虎惡斗ノアX東京マラソンIGF猪木72歳UFCロンダKIDに掲載されました。

お申し込みは簡単!週刊マット界舞台裏最新号
wkbutaiura085MixCoverマット界舞台裏2月26日号Wルスカ追悼オランダ格闘技界DDT飯伏幸太UFC-WWE天龍ReinaSM戦
【他媒体と圧倒的な差異~UFC/ベラトール/WSOF国際情勢詳報ダントツNo.1!海外情報局】
マット界舞台裏1月15日号UFCジョーンズ王座防衛RAWシナTNAラシュリーKunlun Fight
マット界舞台裏1月22日号RサベージWWE殿堂RAWシナSD放送日RFAラウェイ
マット界舞台裏1月29号WWEリユニオンTNA悪軍団UFC見所ベラトールKunlun Fightカネック
マット界舞台裏2月5号WWEネットワーク100万件UFCロック様TNAスカイROHバレットクラブ
マット界舞台裏2月12日号WWEレインズAシウバRAWトリプルHキシェンコCMLLマキシモ
マット界舞台裏2月19日号WWEスティングUFCラウジーTNA金網戦WSOFリーガ・エリテ
マット界舞台裏2月26日号TJシン快挙WWEトリプルHラシュリーTNAベンヘンUFCミスティコ