NXTダコタ・カイ牙剥くラケル・ゴンザレスSジョー挑戦AコールBリード

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 NBCグループになるUSAネットワークの場合、オリンピック中継優先のため今回と次週は録画中継を弱小の系列チャンネルsyfyで放送することに。ただ、いつもと変わらぬ質の高いレスリングが提供されていく。まずはティモシー・サッチャー&トマソ・チャンパ組に、ブルーザー級ピート・ダン&オニー・ローカンの白熱タッグ戦から。

 コロナのせいで外国人選手を呼べなくなっていることもあるにせよ、アメプロのタッグ職人による試合は日本の大会を見たあとだと新鮮に見える。フィニッシュはダンがチャンパにビターエンドを見舞う。それだけでは終わらず、しばらく番組から消えていたラグビー出身のリッチ・ホーランドが、さらに親父組を襲う結末が用意されていた。


 なんと言ってもサモア・ジョーが今の主役には違いない。先週、ついにはウィリアム・リーガルGMまでが襲撃されていたから、もはやサモア・ジョーの選手復帰、キャリオン・クロス戦しかない。現地『サマースラム』が土曜開催となったため、日曜8月22日の『テイクオーバー』でのNXT王座戦が決定した。


 ブレイクアウト・トーナメント、やはり本命はカーメロ・ヘイズなのか。デビュー戦がいきなりKUSHIDAに挑戦したNXTクルーザー級王座戦って、とんでもない扱いである。また、アダム・コール戦に抜擢でもイイ試合をしていた。ジョシュ・ブリッグスにダイビング・レッグドロップを鮮やかな見栄えで決めている。


 来た、来た、来ましたよ! ラケル・ゴンザレスの『テイクオーバー』の相手は誰なのか。先週はザイア・リーを試合中断に追い込んだばかり。紫雷イオら、みんなを退治してきたじゃないかと。

 でも一人だけ残ってます。ワ・タ・シ、ダコタ・カイがいますと、キックをぶちかましたのだった。これは期待大かも。


 やはりフランキー・モネはシェシー・カーミアと組むことになり、しかし相手はアメリカン忍者ケイシー・カタンザーロと、過小評価賞のケイデン・カーターである。なんでも「自分たちは本物のタッグチームであり、普段からも仲が良いから負けるわけない」と言っていた。ちなみにこれと対比するかのように、ちょっとだけ紫雷イオとゾーイ・スタークの映像セグメントがあるんだが、一緒に練習しようとゾーイが言っても乗り気でないイオ様。「フレンズではなくとも、私たちはパートナーじゃないか」と食い下がるゾーイなんだが、イオは去って行くというスキットもありました。対比もあるのかと。

 ということで合体技で450スプラッシュとネックブリーカーがモネに決まると。ああ、大物契約だったのにもうダウンでしたか。そして八つ当たりの矛先はローバート・ストーンに向かいます。


 HIT ROWのトップ・ドラ&アシャンティ”ジー”アドニスと、マーセル・バーテル&ファビアン・エイクナー組のタッグ戦。そうか、HIT ROWの紅一点B-FABはスペイン語しゃべるラテン系なのかと知りました。職人組のヨーロピアンボムにアドニスが沈むんだが、試合途中からファンタズマ軍が介入。アイゼア”SWERVE”スコットも出てきてと、抗争は続きます。


 番組トリは昇進が決まって北米王座も落としたブロンソン・リードと、アダム・コールである。そういえばやってなかったカードなのか、まだいるうちにやろうと。もっともイイ試合を魅せてくれていた。

 試合はラストショットが決まるんだが、またもカイル・オライリーが現れて、パイプ椅子攻撃に、リングに上がるステップの上部を取ってそこにコールを叩きつけと、抗争を続けるのかぁ~はあった。
 ちなみに番組のアクセントというか、ゴルフ場ロケーション撮影のスキットとして、LAナイトと、バトラーとなったキャメロン・グライムスの珍騒動が挿入。最後にはグリズドル・ヤング・ベテランズに、テッド・デビアスも出てきていた。笑えるからアリだ。

■ WWE NXT
日時:7月28日(現地時間 録画番組)
会場:米フロリダ州 オーランド Capital Wrestling Center

◆サモア・ジョーがロースター電撃復帰! GM合意で『NXTテイクオーバー36』NXT王座挑戦へ

 NXTマネジメントのサモア・ジョーがウィリアム・リーガルGMと合意してNXTロースターに電撃復帰すると対立する王者キャリオン・クロスとのNXT王座戦が決定した。ジョーがリングに登場すると先週クロスに襲撃されたリーガルGMを呼び込んだ。ジョーは「クロスを解雇しようとしているだろ。だが俺にはもっといい解決策がある」と言って3枚の書類を取り出すと「これは3ステップだ。まず最初に俺がNXTマネジメントを辞めて、次にGMがこの書類にサインして俺をNXTロースターに復帰させてくれ」と懇願。さらにジョーは「3枚目の書類はサモア・ジョーとキャリオン・クロスのNXT王座戦をNXTテイクオーバー36で決定するものだ」と言い放つと、会場からは“イエス”チャントが巻き起こった。リーガルGMは戸惑いながらもサインしてNXT王座戦が決定するとジョーはGMと握手を交わして不敵な笑みを浮かべた。『NXTテイクオーバー36』は日本時間8月23日にWWEネットワークで配信される。

◆紫雷イオが関係改善を懇願するゾーイ・スタークの要望を渋々了承

 NXT女子タッグ王者紫雷イオが関係改善を懇願するパートナーのゾーイ・スタークとぎこちない対話を展開した。イオが一人で練習しているとそこへゾーイが現れて「私たちはNXT女子タッグ王者だ。一緒に練習して絆や関係性を深めていこうよ」と提案。するとイオは「関係性だって? 友達みたいに? ノーサンクス」と不機嫌な表情で断ったが、ゾーイは続けて「OK! 友達ではなくパートナーとしてはどうだ?」と食い下がった。これにもイオは「ゾーイをリスペクトはしているが、好きではない」と返答したものの、ゾーイが「カモーン。私を信用してよ」と懇願するとゾーイの再三の提案に最後はイオも渋々「わかったよ」と了承してその場を後にした。


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