[ファイトクラブ]週総括:無観客コロナ五輪-Sポルキー追悼-新日本東京ドーム深淵分析

[週刊ファイト8月5日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼週総括:無観客コロナ五輪-Sポルキー追悼-新日本東京ドーム深淵分析
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・米LAタイムズと英フィナンシャル・タイムズが報道したプロレスと五輪
・これぞ国辱!テーマなく酷かった五輪開会式「BABYMETALを出せ!」
・NBC長嶋茂雄/王貞治混同!FOX葬式評価!MIKIKO演出見たかった
・ブラソ・デ・プラタの訃報!国内ルチャ団体源流ユニバーサル・プロレス
・空間拡散の大箱興行こそ短めの試合構成・濃縮堪能で満足させるべし
・満足プレミアム感は試合時間尺にあらず~棚橋弘至のDynamite登場
・浮かばれず鷹木信悟!大箱興行セオリー健闘を称えるHappy Ending


オフレコ トップ画像は現地7月26日のLos Angeles Times一面の紙面版画像。本誌米国西海岸通信員のMile Lanoが送ってくれたんだけど、「一面の真ん中にNew Japan東京ドームの写真があってビックリした」と。

―― エル・ファンタズモ(&石森太二)が、田口隆祐(&ロッキー・ロメロ)に向かって飛んでるところ。IWGPジュニアタッグ選手権試合ですね。イイ試合でした。もっともその前の、『KOPW 2021争奪ニュージャパン・ランボー』というのは、その他大勢組の20名参加でしたけど、「なんじゃこれは?」だったんですが・・・(笑)。

オフレコ 試合評とか、新日本プロレスについては後半でやろう。LAタイムズの主旨は、無観客で東京五輪開催だけど、一方ではプロレス大会が東京ドームでやっていて5000人が集っているという対比の話。実際の記事は、サッカーで日本がメキシコに勝ったのに、本来ならサムライブルーで一色の満杯観衆が大熱狂している光景が、アナウンスされても関係者がパラパラ拍手しているだけだ・・・という現地報告やな。無観客の客席がわかるような写真が使われている。

―― 今の時代はWeb版で中身まで読むことができます。「ラグビー・ファンだったんだけど、プロレスにはまっている」というファンの声とかも紹介されてました。

オフレコ ただ主催者発表で観衆5,389人、RIZINの6・13東京ドームは同じ制約、制限で9731人やからなぁ。しかもRIZINは10万円席以下、かなりの高額料金設定なので人数だけを比べてもビジネス比較にならない。あと、RIZIN6・27丸善ンテックアリーナ大阪は4,796人だった。

―― そして英国Financial Timesも29日付紙面、恐らくはLAタイムズの記事に触発されたんでしょうが、女子スケートボードの無観客会場と対比させてます。新競技スケートボードはストリート部門で13歳の西矢椛が金メダルだったものの・・・なにしろ「ストリート」なのに。

オフレコ フィナンシャル・タイムズのWeb版では28日付でBig crowds in Tokyo, but not at the Olympicsやな。やっぱり飛んでるところがプロレスやから、こっちは棚橋弘至が鷹木信悟に場外ハイフライフローを見舞う場面。米英の一流紙がプロレスを取り上げているのは凄いこと。

―― それに引き換え、日本の大手新聞はプロレスを取り上げませんからねぇ。「一番すげーのはプロレスなんだよ!」と、中邑真輔調で訴えたいです。まぁ、記事は東京五輪との対比なんですけど。

オフレコ 事実、そもそも毎度シニカルな英国メディアの論調だと、Something is going on that doesn’t make senseと、「なんかオカシイ!」と厳しくやられている。国内ニュースだけ見ていると「また日本、金!」とかばかりで世界情勢からかけ離れてしまう。「海外ニュースを見なさい、日本のだけ見てたらアホになる」とは、我々担当の記事では毎週やってるんだけどな。

―― 世界から見たニッポンを伝えるのは週刊ファイトだけなんです。

オフレコ 責任重大やないか(笑)。

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