［週刊ファイト7月8日号］収録　［ファイトクラブ］公開中

▼RIZIN大阪満杯！バッティング梅野源治も皇治決勝？バンタム級4強
　画像: ルーツ鐘中 RIZIN公式 ケーシー
　タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・キック界のドン・ファン皇治
・あとから梅野源治にチクリされる皇治と優勝賞金500万円の白鳥大珠
・スーツ姿で会見出てきた瀧澤謙太と「負けは負けです」今成正和45歳
・ケーシー画伯の四コマ漫画アラン”ヒロ”ヤマニハ倉本一真は接戦だが
・ボクシングと違い刺青まんまの金太郎と伊藤空也のバンタム級1回戦
・暴言プレジデント大塚隆史34歳！パラエストラ大阪の獅庵に判定勝利
・お祭り漢・矢地祐介、キラービーから離れて川名TENCH雄生に勝利も
・MMA地元大阪・白川陸斗、ムエタイ吉成名高、キック植山征紀KO勝利
・悪くはないが高評価も出来ない『RIZIN.29』あくまで皇治ありきの興行

■　Yogibo presents RIZIN.29
日時：2021年6月27日（日）　13:30開始
会場：丸善インテックアリーナ大阪（大阪市中央体育館）
観客数：4,796人（＝主催者発表）

――　オモテ版とは異なる電子書籍ジャーナル定期購読者、もしくはファイトクラブ会員向けの記事になります。名古屋大会より客は入っていたとの現場報告ありました。皇治軍団のおかげなんでしょうか？

オフレコ　皇治が言い出した4人のキックトーナメントで、「第一試合でもいい」とか言ってたような。まぁ建前上、抽選なのかよく知らんけど、「梅野源治が出てくれるなら一回戦」とかも通ったんやろ？　チケット売ってくれるんやから主役やしな。

＜第4試合　BODYMAKER presents RIZIN KICK ワンナイトトーナメント 1回戦　RIZIN キックトーナメントルール：3分3R（61.0kg）＞
皇治（TEAM ONE）
　1R 0分43秒 バッティングによるノーコンテスト
梅野源治（PHOENIX）

――　ところが、バッティングで1R43秒だけの試合はノーコンテストに。バラちゃんは「梅野にも、白鳥大珠にも、負けた髙橋亮にも確認取った」とマイクで弁明してましたけど、なんでノーコンテストやったのに皇治が決勝なのかは指摘する必要があります。カネも絡むことですから、トーナメントルールが勝手に替わるのかと。

オフレコ　まぁええやないか。関与する他の3選手と、お客さんが認めたんならエンタメ興行なんやから主役優先やろう。

――　そしてその決勝でもバッティングが起きるという・・・。

＜第13試合　RIZIN KICK ワンナイトトーナメント決勝戦　RIZIN キックトーナメントルール：3分3R（61.0kg）＞
●皇治（TEAM ONE／ISKA K-1ルール世界ライト級王者）
　判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
○白鳥大珠（TEAM TEPPEN／RISE WORLD SERIES 2019 -61kgトーナメント優勝、元RISEライト級（63kg）王者）

オフレコ　プロモーター側の読みとしては、コロナで練習できなかった期間も長い今の梅野源治には、なんとか勝ってくれるやろう。髙橋亮なら白鳥大珠が楽勝やろう。よって決勝は狙い通り・・・となるハズやったんだが。

――　とすれば、皇治には結構キツイ組み合わせだったのでは？　皇治の試合時間は43秒でしたけど、後味の悪いバッティングで精神的な落ち込みもあるに違いない。白鳥は1R1分38秒でKO勝ちしてますから、気分的には「よし、あともうひとつ」になります。

あとから梅野源治にチクリされる皇治と優勝賞金500万円の白鳥大珠

オフレコ　スポンサーのBODYMAKERさん、どんな気持ちで優勝賞金をRISEの白鳥に渡したんやろうなぁ？

――　かつてのアンディ・フグのように極真空手で実績があったものの、新生K-1参戦時には負けが込んで、這い上がっていく姿を重ね合わせてみるファンが多い。感情移入させる資質というのはスター選手として必要です。

オフレコ　試合後コメントでは「自身が煽って実現させたトーナメントに参戦した選手、協力していただいた関係者、スポンサー、ファンの皆さんに対して自身の不甲斐なさ、実力不足からすべてをぶち壊してしまった思いを・・・」とか言ってたな。

――　悲劇のヒロインを気取っている場合ではないと、意気消沈な思いを日頃のビッグマウスは鳴りを潜めて、自己嫌悪に陥りつつあるのか、作り笑い、苦笑いすらもみられなかった表情で語るのみでした。

オフレコ　悪く言う格闘技ファンも少なくないとは思うけど、それも含めてナンボの世界やから。

――　華のある得がたい存在であるキック界のドン・ファンこと皇治に対して、己を見つめ知った者は前向きになればさらに強くなれると、エールを送りたいです。