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13日、東京ドーム興行としてはPRIDEの時代から18年ぶりとなったものの、延期の挙句に緊急事態宣言も解除されてないままで、上限制限の残るままだったが、やはり会場というのは影響するもので熱戦が続いたことは間違いない。但し、例によって全長は6時間近くの長丁場だし、プレスルームに榊原信行代表が総括をやるのは11時と、ビッグイベントだから多くの試合を詰め込む点だけは専門媒体には苦痛になることも事実である。
総括的には「柔術の逆襲」になるのか。空位となったライト級王座を巡り、トフィック・ムサエフとホベルト・サトシ・ソウザがぶつかったが、1Rで三角締めが決まってしまう。さらにメインイベント、朝倉未来もまた、クレベル・コイケの三角締めに失神した。
ライト層向けには、那須川天心が1Rづつ3名と闘うことで、試合が早く終わってしまうこともないとばかり視聴率最優先のボクシング・ルールから地上波放送だったようだが、3人目のXが所英男って、なんなのだろうか。
もっとも、井上直樹のパンチと追撃のサッカーボールキックに石渡伸太郎が沈むなど、語るにたるカードが沢山あり、本誌では順次複数レポートで解析していく。
■ RIZIN.28
日時：6月13日
会場：東京ドーム 観客動員9731人（＝主催者発表コロナ制限）
＜第10試合 MMAルール フェザー級（66kg） 5分3R＞
●朝倉未来（トライフォース赤坂/元THE OUTSIDER 65-70kg級・60-65kg級王者）
2R 1分51秒 三角締め
○クレベル・コイケ（ブラジル/ボンサイ柔術/元KSW＆REBEL FCフェザー級王者）
1R目は朝倉がクレベルの動きを止めていたんだが・・・
＜第9試合 那須川天心 vs. 3人 スペシャルマッチ 3分3R＞
那須川天心（TARGET/Cygames RISE WORLD SERIES 2019 -58kgトーナメント優勝、RISE世界フェザー級（57.15kg）王者、ISKAフリースタイル世界フェザー級（57kg）王者、ISKAオリエンタル世界バンタム級（55kg）王者）
1R：大﨑孔稀（OISHI GYM/RISEスーパーフライ級（53kg）3位、BOMバンタム級（53.5kg）王者、WMC日本＆J-NETWORKスーパーフライ級王者）
2R：HIROYA（TRY HARD GYM/元Krushスーパー・ライト級（65kg）王者、K-1甲子園2008優勝）
1ダウンあり
3R：X=所英男
～フジテレビ中継に合わせた休憩（30分）～
＜第8試合 RIZINライト級（71kg）初代王座決定戦 MMAルール（肘有り） 5分3R＞
●トフィック・ムサエフ（アゼルバイジャン/オリオン・ファイト・クラブ）
1R 1分12秒 三角締め
○ホベルト・サトシ・ソウザ（ブラジル/ボンサイ柔術/元REALスーパーライト級（74.2kg）王者）
サトシの希望でブラジル国歌でなく君が代斉唱となり、May J.が生歌というのは良かった。
本当に戦争に行っていたアゼルバイジャンの英雄トフィック・ムサエフと、静岡県浜松在住のホベルト・サトシ・ソウザ。このカードが記者的には最注目だったのだが・・・。
うわぁ～！
＜第7試合 RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント一回戦 61kg契約 5分3R＞
○朝倉 海（トライフォース赤坂/元RIZINバンタム級王者、元THE OUTSIDER 55-60kg級王者）
1R 3分22秒 パウンド⇒レフェリーストップ
●渡部修斗（ストライプル新百合ヶ丘/元Fighting NEXUSバンタム級王者）
＜第6試合 RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント一回戦 61kg契約 5分3R＞
●石渡伸太郎（CAVE/元パンクラス・バンタム級王者）
1R 1分58秒 TKO タオル投入レフェリーストップ同時
○井上直樹（セラ・ロンゴ・ファイトチーム）
＜第5試合 RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント一回戦 61kg契約 5分3R＞
○扇久保博正（パラエストラ松戸/元修斗フライ級＆バンタム級世界王者）
判定3-0
●春日井“寒天”たけし（志村道場/HEAT MMAバンタム級王者・元ストロー級王者、パンクラス・バンタム級2位）
煽りVで♪全部だきしめてを彼女に弾き語り、優勝賞金を結婚資金にしたいと語った扇久保博正が手数で上回った。
＜第4試合 RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント一回戦 61kg契約 5分3R＞
○元谷友貴（フリー/元DEEPバンタム級＆フライ級王者）
判定3-0
●岡田 遼（パラエストラ千葉/修斗バンタム級世界王者）
＜第3試合 MMAルール フェザー級（66kg）（ノンタイトル戦） 5分3R＞
○斎藤 裕（パラエストラ小岩/RIZINフェザー級王者、元修斗フェザー級（65.8kg）世界王者）
判定2-1
●ヴガール・ケラモフ（アゼルバイジャン/オリオン・ファイト・クラブ）
＜第2試合 MMAルール 120kg契約（ヘビー級相当） 5分3R＞
○シビサイ頌真（パラエストラ東京/111.4kg）
3R 1分38秒 リア・ネイキッド・チョーク
●スダリオ剛（フリー/118.65kg）
＜第1試合 MMAルール 73kg契約 5分3R＞
○弥益ドミネーター聡志（team SOS/元DEEPフェザー級（65.8kg）王者）
判定2-1
●“ブラックパンサー”ベイノア（極真会館/RISEウェルター級（67.5kg）王者、元J-NETWORK同級王者、極真会館2018全日本ウェイト制軽量級優勝）
※大会の全容と詳細は金曜18日発売の週刊ファイト6月24日号に収録
※月額999円ファイトクラブで読む（クレジットカード、銀行振込対応）
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