[ファイトクラブ]RIZIN記者取材拒否男が読み解く『RIZIN.28』東京ドーム大会の肝

[週刊ファイト6月24日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼RIZIN記者取材拒否男が読み解く『RIZIN.28』東京ドーム大会の肝
 photo: © RIZIN FF、神宮寺しし丸 by 格闘技I記者
・ 中川翔子リングアナ!朝倉海vs.”恋のマジカルチョーク”渡部修斗
・刮目するはDにあり!元谷友貴勝利の影にSの影・・・判定3-0岡田遼
・総括~ずばりトーナメントの優勝予想は井上直樹


中川翔子リングアナ!朝倉海vs.”恋のマジカルチョーク”渡部修斗
■ RIZIN.28
日時:6月13日
会場:東京ドーム 観客動員9731人(=主催者発表コロナ制限)

 近年での格闘技界最大の格闘技イベントRIZIN東京ドーム大会が緊急事態宣言の中、強行開催された。当初今年3月に開催予定だったが、4月、5月とスライド。入場上限も解除されないままの大博打とも取られかねない、格闘技では18年振りの東京ドーム大会ではあったのだが、主催者側から見ても、まずまずの内容だったと予想される。

 今回の最注目一つはRIZINバンタム級のトーナメント。ベラトール出場に集中する為、RIZINバンタム級現王者、堀口恭司との大晦日対戦を目論む国内団体のエースを揃えてのトーナメント。最注目は当然中心選手、朝倉海。対戦相手はFighting Nexus同級王者の渡部修斗だ。

 朝倉は言わずとしれた、本トーナメントの主役。対する渡部は修斗の名の通り、父親に初代修斗ウェルター級王者だった渡部優一を持ち、まさに生まれながらにしてMMAを携わる宿命を背負っていると言える。RIZIN初戦はその総合格闘技団体修斗のランカー、田丸匠を得意のチョークで葬ったが、次戦はそのマジカルチョークを封印され、逆に井上直樹にチョークを決められるという赤っ恥をかいた。

<第7試合 RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント一回戦 61kg契約 5分3R>
○朝倉 海(トライフォース赤坂/元RIZINバンタム級王者、元THE OUTSIDER 55-60kg級王者)
 1R 3分22秒 パウンド⇒レフェリーストップ
●渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘/元Fighting NEXUSバンタム級王者)

 本対戦は朝倉海がトーナメント選考会で自らが渡部の隣に腰をおろしたことで実現。渡部はZST参戦時に、当時ZST王者だったキングダムエルガイツの加藤惇と対戦。下からのアームロックで腕を破壊されながらも最後まで戦い抜いた負けん気を持つ。

 しかし、試合はほぼ予想通り、スタンドスキル不足で見せ場をつくることができない渡部に朝倉海の猛攻が続き、敢えなく玉砕。朝倉が順当に駒を進めた。

▼RIZIN東京ドーム風雲急?本誌イリエマン入江秀忠に記者取材拒否回答

’21年06月17日号サイバーファイト翌日 鷹木戴冠大阪城 新日本キック ACF 入江秀忠

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