4月25日(日)『KNOCK OUT 2021 vol.2』メイン両選手の師匠(菅原忠行、増田博正)、濱田巧 vs. 酒井柚樹コメント

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 2021年4月25日(日)後楽園ホールにて開催される『KNOCK OUT 2021 vol.2』メインのKNOCK OUT-BLACKライト級タイトルマッチ、王者・バズーカ巧樹の師匠である菅原忠幸会長と挑戦者・大谷翔司の師匠である増田博正会長、第2試合・濱田巧 vs. 酒井柚樹のコメントが届いた。


☆菅原忠幸・菅原道場会長/第6代MA日本キックボクシング連盟フェザー級王者
「悪いけど、今度は叩きのめしますよ」

──まず、昨年12月の試合から振り返っていただきたいんですが、今振り返るとどうだったでしょう?
菅原 最初、対戦相手の大谷選手のことは知らなかったんですよ。相手の情報はいつも私が調べるんですが、いろんな人に聞いたりして情報を集めると、タフでスタミナがあって、これといった武器はないんだけど、削り合いの試合をして判定で勝つというタイプの選手だと。それで映像をちょっと見たらスピードはさほどなかったので、まあいけるかなと思って、私もちょっと油断したところがあったんですよ。ウチは練習は厳しくやるし、前回も決して緩くしたとかではないんですけど、バズーカ本人もどこかで油断があったのかなと思いますね。

──それで実際に試合をしてみて、その中身はいかがでしたか?
菅原 確かにスタミナがあって、丈夫でガードもしっかりしていて、攻撃ももちろん何でもできて。タフでやりにくい、イヤなタイプの選手でしたよね。

──試合は大谷選手の勝利に終わりましたが、バズーカ選手ご本人はその負けを引きずることなく、すぐに切り替えたとおっしゃってました。
菅原 まあ、そうですよね。勝負なんで、勝ち負けはあるじゃないですか。自分より実力で下の選手に負けちゃうこともあるし、上の相手に勝つこともあるし。ジャンケンじゃないですけど、10回やったら8回、9回確実に勝てるってものでもないじゃないですか。だから負けは負けで、じゃあ次勝てるように頑張れと。そういう感じで練習させてました。

──やはり今回は、前回を踏まえての対策ということになりますよね。
菅原 『KNOCK OUT』チャンピオンたちの勝敗予想も見ましたけど、「間の期間も短いし、前回と同じ結果になるんじゃないか」って声もありましたよね(笑)。まあそれが大方の予想なのかもしれないですけど、今度は……勝ちますよ。いつも以上に、相当気合いを入れて練習させてるんで。同じ相手に2回負けたらダメなので、今回は挑戦者を迎え撃つのではなくて、逆にこっちが挑む立場ですよね。だからKNOCK OUT-BLACKライト級の王座決定戦というつもりで行きますよ。

──もちろん話せる範囲で構わないんですが、今回はどのように戦おうと?
菅原 バズーカは何でもできる選手で、パンチだけじゃなくて蹴りとかもいろいろ出せるんですよね。……まあ、作戦はもちろん言えませんけど、相手はタフじゃないですか。どこが弱いというのもないし、消耗戦になった時に前回はバズーカが失速してしまったので、そこらへんですよね。スタミナ配分とかが大事になってくるでしょうね。

──そういったことは、基本的に会長が考えられるんですね。
菅原 私が考えますね。いろんなシミュレーションができるじゃないですか。1Rにダウンを取った場合はこうするとか、逆に取られた場合はこうするとか。前半にポイントを取られたけど、まだスタミナはあって……とか、いろんなシミュレーションをして、こうなったらこういう技を中心に使っていくとか、そういう感じで考えますね。

──それを考えたら、選手とは綿密に話されるんですか?
菅原 話したり、ミットの時に「今こういう感じだけど、スタミナが切れてる時にこういう技を出してもダメだからこうしろ」とか、そういうのは言いながらやったりします。例えばカットしてしまった時はこういう構えにしろとか、そういうのは練習の中でやってます。

──会長から見て、試合が近づいた今のバズーカ選手の様子はどうですか?
菅原 もともとがポーカーフェイスなんですよ。

──ええ、よく分かります(笑)。
菅原 表情にも出さないし、あんまり言わないんですよ。「ケガしてる」とか「キツい」とかは。タイトルを獲った丹羽圭介戦の時も、実はアバラを骨折してたのを知らなかったんです。練習で蹴りを出さないから「何で蹴らねえんだ?」って言ったら「痛いんです」と。しばらく「痛い」って言ってるから、「試合も決まってるんだから病院に行け」って言って診てもらったら、骨折してたことが分かって。

──「痛い」が最大の自己表現だったわけですね(笑)。会長の立場からすると、情報が少なくてやりづらくないですか?
菅原 でも、間に島野浩太朗とか他の選手がいるから、「こうみたいですよ」と教えてくれますからね(笑)。「やれ」って言ったら「押忍!」って言ってやるんですよ。いつもキツくやるんですけど、島野とかが「ふくらはぎが痛くて、これ以上やったら肉離れを起こすんじゃないかっていう状態みたいです」って伝えてくれる感じですね。

──そうですか(笑)。
菅原 特に今回は、一度負けちゃってるんで、私も相当気合いが入ってますからね。本当にもう、「叩き潰せ」ぐらいの勢いで言ってます。向こうの増田会長も、強いチャンピオンだったじゃないですか。大月晴明君とやった試合なんかも見てるんですよ。

──MAキックの「COMBAT」60kgトーナメントですね(2007年3月)。大月選手のパンチで倒れかかっているところに追撃の蹴りが頭を直撃して、ものすごいKOになった試合でした。
菅原 ヘタしたら大事故になりかねなかったじゃないですか。普通、あんなやられ方をしたら2回目はやりたがらないでしょう。でもそれで5年後にやって、しっかり勝ってリベンジしてるし、教える技術もあるんだろうから、キッチリ仕上げてきてると思うんですよね。そこはもちろん、負けずにやりますけど。

──確かに増田会長のリベンジは大変なことですよね。
菅原 しかも大谷選手は自衛隊上がりですよね。しかも徒手格闘術をずっとやっていたらしいですし。まさにそこで鍛えた精神力があるでしょう。ウチのジムから近い木更津にも自衛隊の基地があって、車輌とすれ違ったりする時は、私は必ず頭を下げるんですよ。自衛隊の人は尊敬しているので。飲みに行った時に「あれは自衛隊の人だよ」と聞いたらボトルをご馳走したり。だから大谷選手のことは尊敬はしてるんだけど、キックをやってる限りは敵だから。ウチ以外はみんな敵だから、もう潰し合いですよ。そんな仲良しショーなんかしたくないじゃないですか。選手にも「他のジムの選手と話なんかするな」っていつも言ってます。「SNSでつながって、『いいね』押したりしてんじゃねえよ」と。引退した後だったらいいですけどね。そういう時代なのかもしれないですけど。

──ズバリ、潰す自信は……。
菅原 もちろんありますよ。そのために時間も労力も費やしてるんですから。ミットを持ってたら腰が痛いとかヒジが痛いとか言う指導者もいますけど、そんなのは当然なんです。「会長」なんて名前だけで、実際はミット持ちのトレーナーなんですから。肉体労働者ですよ(笑)。

──いやいや(笑)。
菅原 口だけで偉そうに教えてる人もいるけど、今や世界のトップ選手の練習だって、YouTubeでいくらでも見られる時代なんですから。そうじゃなくて、ウチは時間も労力も惜しまず、選手が戦う準備に注ぎ込んでます。お客さんは勝敗しか見てないかもしれないけど、そこの差は分からせてやりますよ。ホントにもう、叩きのめしますよ。ベルトも渡さないし。悪いけど、勝負なんでね。


★増田博正・スクランブル渋谷会長/初代J-NETWORKフェザー級王者、第17代全日本フェザー級王者、第18代全日本ライト級王者、WPMF世界ライト級王者
「前回の試合は0点。試合後、かなり怒りました」

──最初に、昨年12月に大谷選手が勝利した前回の試合を振り返っていただきたいんですが。
増田 大谷的には、ほぼ0点の試合ですね(笑)。

──えっ、そうなんですか?
増田 はい。1R、2Rは支配されてしまって、やっと3Rにエンジンがかかったという感じだったので。まあローは効かせてましたけどね。

──では、作戦としては全然違う展開のはずだったんですか。
増田 そうですね。その作戦は今回やろうとしているので、あまり言えないんですけど(笑)。

──ですよね(笑)。では前回、大谷選手がその作戦を実行できなかったのはなぜでしょう?
増田 バズーカ選手のリズムですよね。あのリズムに合わせてしまったのが一番悪いところで。試合前から、「土足で歩いていけ」って言ってたんですよ。合わせるなと。

──ところが試合になったら、ちゃんと玄関で靴を脱いで、スリッパを履いてしまったと。
増田 そうですね(笑)。だから、大谷はポテンシャルを50%も出さないで終わってしまった試合でした。それが十分出せれば、最初からKOも狙っていたので。

──ということは、前回勝ったからと言って、気持ち的に有利とか楽とかは一切ない?
増田 はい。今回はしっかり倒して、ライト級でしっかり力を示していかなきゃいけないので。ライト級は強い選手がいっぱいいるので、「俺がいるぞ!」というのをアピールするためにも、KOして勝つというのが今回のテーマですね。

──それに向けての手応えは?
増田 修正に修正を重ねてやってきてますから、大谷の力がしっかり出て、作戦通りに動いてくれれば2R後半から3Rにしっかりダウンを取ってKOまでつなげてくれると思います。

──勝てばいよいよ『KNOCK OUT』の王者ということですが。
増田 チャレンジャーですけど、今は団体が乱立しているので、『KNOCK OUT』のライト級王者は強いんだということをしっかりと示すためにも、しっかりとした勝ち方をしてもらいたいですね。

──一方、バズーカ選手はリベンジマッチなので、かなり目の色を変えてくると思うんですが。
増田 バズーカ選手は本当に試合巧者だし、そこは警戒しながら出鼻をくじいていきたいです。

──バズーカ選手のことは前戦と今回の対策でかなり見えたところでしょうか。
増田 そうですね。お互い力は分かっていると思うんですが、大谷に関しては前回、ほとんど力を出せずに勝った試合でしたが(笑)。

──では大谷選手がちゃんと力を出したら、バズーカ陣営は驚くはずということですか。
増田 そうですね。前回とは別人だと思うんじゃないですか。

──大谷選手本人からは、その気合いは伝わってるんでしょうか?
増田 前回、僕からだいぶ怒られてますからね(笑)。まあだいぶ自信もついてきたようだし、「やれるぞ」と思ってる感じは伝わりますね。

──彼は最初に入会してきた時から、選手としてチャンピオンになるというのは想像できましたか?
増田 そうですね。いいもの持ってましたし。体格にも恵まれていてパンチも蹴りも強くて、カウンターも上手でした。

──自衛隊での経歴がありますが、そういった体の強さも最初から感じられたんですか?
増田 それはありました。自衛隊でもかなり長い時間、練習していたらしいので。ただ、いい意味でも悪い意味でもマイペースなんですよ。なので意識とか集中力という意味では気をつけました。それと、彼が自衛隊でやっていた徒手格闘術のクセを抜くのは大変でした。

──そうなんですか。
増田 詳しくは聞いてないんですが、徒手格闘術はポイント制だったと思うんですよね。だから当てて終わりっていうところがあったんですよ。手数を増やさせて、キックボクシング仕様にするのにはちょっと時間がかかりました。

──デビューからここまでは順調でしたか?
増田 順調……ではないですね。順調だったら3年でベルトを巻いてるはずだったので。そこはなかなか、昔のクセが抜けきらなかったところがありましたね。

──普段の大谷選手は、会長から見るとどういうタイプですか?
増田 物静かで、優しい子です。気持ちの中にはギラギラしたものを持ってるのかもしれないですけど、それを表に出すタイプではないというか。内に秘めた闘志はすごいものがあるんですけど、照れ屋なのかクールなのか、あんまり見せないですね。たくさんの選手を見てますけど、今ってあんまり気持ちの強い子はいない感じがするんですよね。だから選手によって指導の仕方も変えたりしてやってますけど。

──大谷選手に接するにあたっては?
増田 先ほども言った通りマイペースなので、危機感を持つようにとはいつも言ってます。焦る必要はないけど、危機感は持ってなさいと。ただ、イノベーションのベルトを獲ってからは「チャンピオンなんだ」という自覚がだいぶ出てきたようで、スパーリングを見てても意識が変わってきてますね。後輩たちを教えたりもして、自分が引っ張らなきゃというのは感じるようになりました。

──では、今回勝ってベルトを獲れば、さらに一皮むけそうですか。
増田 もっと早くむけてほしいんですけどね(笑)。まあ、今度勝てばまただいぶ違うとは思います。今回はBLACKルールですけど、アイツはヒジもうまくてどっちもいけるので、ライト級全体のトップまで行ってほしいと思ってます。

──今回、大谷選手のここを見てほしいというポイントは?
増田 流れの中のコンビネーションですね。それがキレイに出れば勝ちにもつながると思います。

──ありがとうございました!


■『KNOCK OUT 2021 vol.2』
日時:2021年4月25日(日) 17:00開場 18:00開始変更⇒16:45開場 17:30開始
会場:後楽園ホール
主催:株式会社 Def Fellow
協賛:株式会社FOREST PLANET マリオンアパレル株式会社 清水工業株式会社 ポノス株式会社 株式会社Tカンパニー 株式会社OFFICE MIRAI 備長炭焼き鳥・駅 セイクリッドフォース株式会社   
【チケット価格】
SRS席(最前列):¥20,000(¥20,500)RS席:¥15,000(¥15,500)S席:¥10,000(¥10,500)A席:¥7,000(¥7,500)
※全席指定/消費税込み
※今大会は新型コロナウイルス感染症対策のため、座席数を制限して販売いたします
※カッコ内は当日料金
※6歳未満は入場無料。ただし保護者同伴で膝上にてご観戦ください。(小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料) 
【チケット販売所】
チケットぴあ
OFFICIAL SHOP
出場各ジム

・「ツイキャス」にてライブ放送
ライブ観戦チケット:3,300円(税込)
ファイター応援チケット:6,600円(税込)
17:30より全試合終了までのPPV有料生配信。購入下記ページより
https://twitcasting.tv/kb_knockout/shopcart/67973
※視聴期限:2021年5月9日(日) 23:59 まで。何度でも視聴可

・ペイ・パー・ビュー(PPV)のサムライTV:https://www.samurai-tv.com/にてライブ放送
月額料金:1,980円(税込)
◆実況メンバー
ゲスト解説:安本晴翔(やすもと・はると)/橋本道場/KNOCK OUT-REDフェザー級王者
解説:高崎計三(たかさき・けいぞう/フリーライター)
実況:四家秀治(よつや・ひではる/ボイスオン)

・バズーカ巧樹 vs 大谷翔司 WINボーナス「無法島賞」30万円
・ぱんちゃん璃奈 vs MIREY WINボーナス「創世のタイガ賞」20万円

4・25(日)『KNOCK OUT 2021 vol.2』後楽園大会!カード発表!3・13(土)『KNOCK OUT ~The REBORN~』選手コメント!壱・センチャイジム & 古村光


<メインイベント第9試合 KNOCK OUT-BLACKライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R>
バズーカ巧樹(王者/菅原道場) Bazooka Koki
 VS.
大谷翔司(挑戦者/スクランブル渋谷) Shoji Otani

4月25日(日)『KNOCK OUT 2021 vol.2』タイトル戦で再戦!バズーカ巧樹 vs. 大谷翔司インタビュー!


7人のKNOCK OUTチャンピオンが勝敗予想!

<セミファイナル第8試合 スーパーファイト/KNOCK OUT-BLACK(契約ウェイト調整中)/3分3R・延長1R>
ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE) Panchan Rina
KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者
 VS.
MIREY(HIDE GYM)
J-GIRLSピン級王者
WMC日本女子ピン級王者

4月25日(日)『KNOCK OUT 2021 vol.2』選手インタビュー!ぱんちゃん璃奈 vs. MIREY、松﨑公則 vs. 花岡竜

<第7試合 KNOCK OUT-BLACKフェザー級/3分3R・延長1R>
龍聖(TRY HARD GYM) Ryusei
2001.4.11生/神奈川県相模原市出身/19歳(試合時は20歳)/175㎝/左右スイッチ/7戦7勝(6KO)
 vs.
No-Ri-(ワイルドシーサーコザ) ※読み方は「ノーリー」
1992.3.15生/沖縄県沖縄市出身/29歳/169㎝/オーソドックス/23戦15勝(2KO)7敗1分
元TENKAICHIバンタム級王者

4月25日(日)『KNOCK OUT 2021 vol.2』インタビュー!龍聖 vs. No-Ri-、小笠原裕典 vs.銀次


<第6試合 KNOCK OUT-BLACKフェザー級/3分3R・延長1R>
小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺) Yukinori Ogasawara
 VS.
銀次(Next零) Ginji

4月25日(日)『KNOCK OUT 2021 vol.2』インタビュー!龍聖 vs. No-Ri-、小笠原裕典 vs.銀次

<第5試合 KNOCK OUT-REDスーパーフライ級/3分3R・延長1R>
松﨑公則(STRUGGLE) Kiminori Matsuzaki
1975.7.29生/東京都台東区出身/45歳/164cm/サウスポー/48戦20勝(11KO)24敗4分
元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者
元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者
元WPMF日本スーパーフライ級王者
元J-NETWORKスーパーフライ級王者
 VS.
花岡竜(橋本道場) Ryu Hanaoka
2003.11.30生/東京都昭島市出身/17歳/165cm/オーソドックス/8戦6勝(2KO)1敗1分
イノベーション・フライ級王者

4月25日(日)『KNOCK OUT 2021 vol.2』選手インタビュー!ぱんちゃん璃奈 vs. MIREY、松﨑公則 vs. 花岡竜

<第4試合 KNOCK OUT-BLACKライト級/3分3R・延長1R>
麻火佑太郎(PHOENIX) Yutaro Asahi
1999.8.20生/長野県上田市出身/21歳/174cm/左右スイッチ/14戦9勝(1KO)5敗
 VS.
古村匡平(FURUMURA-GYM) Kyohei Furumura
1999.8.24生/佐賀県三養基郡出身/21歳/174cm/オーソドックス/18戦16勝(7KO)1敗1分
大和MUAYTHAIスーパーライト級王者

4月25日(日)『KNOCK OUT 2021 vol.2』ツイキャスにてライブ配信決定!全試合順決定!選手インタビュー!

<第3試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R・延長1R>
炎出丸(クロスポイント吉祥寺) Hidemaru
 VS.
加藤和也(ドージョー☆シャカリキ) Kazuya Kato

4月25日(日)『KNOCK OUT 2021 vol.2』「サムライTV」生中継決定!炎出丸 vs. 加藤和也 コメント!

<第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級/3分3R・延長1R>
濱田巧(team AKATSUKI) Takumi Hamada
1994.12.8生/千葉県松戸市出身/26歳/165cm/オーソドックス/18戦10勝(5KO)7敗1分
 VS.
酒井柚樹(TEPPEN GYM) Yuzuki Sakai
1996.6.10生/神奈川県横浜市出身/24歳/158cm/オーソドックス/19戦6勝(1KO)10敗3分

◇濱田巧
「お客さんあってこその試合。『濱田の試合は他の誰の試合よりも面白い』と思わせます」

──今回、対戦決定の際のコメントで「キックボクシングは、もうあと何戦かしかやりません」という発言がありました。これは?
濱田 まだちゃんと発表はしてないんですけど、MMAに挑戦したいと思ってまして。だからキックはあと何戦かということですね。

──そうなんですか。その理由は?
濱田 もっと総合的に強くなりたいと思っていて、使える技の多いMMAが実戦的に強いんじゃないかと。変な話、リング外で戦った時にはMMAの技術の方が使えるんじゃないかと思って、ちょうど1年ぐらい前からパラエストラ柏と松戸に行かせていただいてるんです。

──そうなんですね。
濱田 MMAをやっていると新しい技を覚える感覚が引き金になって、格闘技を始めた頃のことを思い出して楽しくなっちゃって。それで本格的に挑戦したいなと思うようになりました。来年には試合に出られたらいいなと思ってます。

──先ほど「リング外で戦った時」という言葉がありましたが、それはストリートファイトということですか?
濱田 はい。自分は体が小さいので、ケンカとか売られた時に……まあ、本当にやりはしないんですけど、そういう時に対抗できるような強さを身につけたいなと思って。何でもできる人間になりたいと思ってて、MMAだけじゃなくてジークンドーだとか、そういうのもいろいろやってみたい、いろんな技を覚えたいと思って。

──実際、キックはあと何戦ぐらい出場するつもりですか?
濱田 ハッキリ決めているわけではないですけど、少なくとも今年いっぱいはキックを頑張ります。その後は、状況次第によっては分からないですけど。今はとにかく、一戦一戦を大事にしていきたいですね。

──そうなると、今回の試合についてはどういうモチベーションでしょう?
濱田 今言ったように一つひとつの試合を大事にするということで、勝ち負けも大事なんですけど、熱い試合をしたいなと思ってます。いい試合をして、宮田プロデューサーに「また濱田を使いたい」と思わせる試合をしたいですね。ベルトがほしいという気持ちもあるので、チャンスがあるなら獲りにいきたいと思います。

──ただ、現在は3連敗中ということになりますが。
濱田 そうですね。まあ、自分の試合ができれば満足はするので、連敗ということ自体はそこまで気にはしてないんですけど。でも結果は大事だし、応援してる人に勝つ姿を見せたいというのはあります。

──そして、このところ試合間隔が空いてますよね。今回の試合が8ヵ月ぶり、その前も8ヵ月空いていて。
濱田 そうなんですよ。ちょこちょこ試合のお話はいただいてたんですけど、コロナの状況もあったり、いろんな都合で流れちゃったりして。特にケガとかはないし、やりたかったんですけどね。タイミングさえ合えば、2~3ヵ月に1回ぐらいのペースでやりたいなとは思ってます。

──勝ち星的にも、早く試合をして払拭したいというところでは?

濱田 はい。コロナで練習にも影響が出てたりしてたんですが、今はしっかりやれていて、準備は万端なので。

──今回は酒井柚樹選手との対戦です。印象は?
濱田 もちろん以前から知っていました。以前ははまっこムエタイ所属で『REBELS』にも出ていたので、いつかはやるかなと思っていたんですが、移籍して他団体に上がるようになったので、もう対戦の機会はないのかなと思ってて。だから対戦のオファーが来たときはちょっと驚きました。小柄ですけど、前に出て戦ういい選手だと思ってます。彼となら面白い試合を作れそうだなと思って、受けさせていただきました。

──なるほど。
濱田 対戦相手にはリスペクトを持って試合するようにしてるんですよ。ナメて試合をすると相手のいいところも見えないし、返り討ちに遭う可能性もあるので。今回も相手の強さをしっかり認めて、練習や対策に取り組んでます。リスペクトなしでは強くなれないので。

──どう戦ってどう勝ちたいですか?
濱田 作戦とかは特にないんですけど、試合をする時に心がけていることがあって。それは、必ず盛り上がる試合をするということなんです。お客さんをどう楽しませるかということを意識して戦っています。興行というのはお客さんあってのものだと思うし、そのお客さんが求めるものを提供しなきゃいけないので、常にノックアウトを狙って、前に出て戦ってます。

──今回もそういう試合をすると。
濱田 お互い守り合ってる試合なんてお客さんは面白くないし、「濱田の試合は他の誰の試合よりも面白いな」と思ってもらえるのが一番ですね。今回もお客さんを意識して、いい試合を見せられるように戦います。

──team AKATSUKIの良太郎代表からは、この試合について何か言われていますか?
濱田 いえ、特にはないですね。僕の好きなようにやればいいという感じです。相手選手の映像などを見て、「こうしてくるから、こうしよう」というような話はしてるんですけど、ある程度は僕が決めて、そこに代表がアドバイスをくれるという形になってます。ある程度、自分で考えて戦ってます。

──では今回の試合で、一番見てほしいポイントは?
濱田 動きがどうとかじゃなくて、「コイツ、ガンガンいくな」「熱い試合をするな」と思ってもらえたらいいと思ってます。僕自身を見てほしいというか、攻める姿勢、気持ちを感じてもらえたらいいですね。その上で、今回は必ず勝った姿を見せたいと思います。

◇酒井柚樹
「何が何でも勝つ。勝った時の、あの最高の瞬間を再び!」

──今回、『KNOCK OUT』には初参戦ですよね。
酒井 はい。『REBELS』には4年ぐらい前に出てたんですけど、『KNOCK OUT』には初めてになります。

──今回は濱田巧選手との試合ですが、印象は?
酒井 基本に忠実な選手ですよね。その中で、たまにバックブローを打ったり。

──ご自分としては、どう戦おうと?
酒井 終始自分のペースでやりたいですね。今は濱田戦に向けての対策というより、自分に足りないものを補うような練習を心がけています。

──直近2試合はドローで、しばらく勝ち星からは遠ざかっていますよね。その中で考えていることは?
酒井 自分が思っているのは、「面白い試合をしたい」とかそういうことじゃなくて、変な話つまんない試合になっても、勝ちにいきたいということですね。前回も前々回も、「何が何でも勝つ」というつもりでやってはいたんですけど、勝ちたいという度合いが少し足りなかったのかなと思って。

──TEPPEN GYMに移籍されて2年近く経ったと思いますが、主戦場が変わったりする中で、移籍してからの一番の変化はどういうところでしょう?
酒井 本当に基本的なところから見てもらったというか、直されたというか。変な話、ワンツーから直されたんですよ。本当に基本って大事だなと思って、教えてもらったことを一つひとつクリアしていってます。

──その指導は那須川会長から?
酒井 会長からだったり天心からだったり、あとタイ人のトレーナーもいるので。選手同士でも意見交換をしたりしてます。その中で自分のジャブ一つにしても、顔に打ったり胸に打ったりとか、いろんな種類を学んで奥深さを感じたりしています。

──では、けっこう根底に近いところから変わってきた感じなんですね。
酒井 そうですね。一からというよりはゼロからという感じで。前のジムでも一生懸命やっていたつもりだったんですが、TEPPENに来て、以前は相当甘かったんだなということを痛感しました。練習量もそうですけど、格闘技に対する考え方だったり、練習以外での過ごし方だったりとか、そういう部分からすごく変わりました。

──酒井選手が移籍されたのは、いろんなところからTEPPEN GYMに選手が集まったタイミングでしたよね。それは大きな刺激になったのでは?
酒井 はい。強い選手ばっかりだったので、同じ空間で一緒に練習していると、すごくいい刺激になります。意見交換一つにしても、メチャクチャためになるなと思います。

──その成果が、そろそろ開花する時期?
酒井 じゃないと困るっすね(笑)。自分でもだいぶ手応えはありますし、前回の試合も結果的にはドローだったんですけど、「自分で思ってたよりはできるんだな」と思えて、少し自分に自信が持てました。もっと足りないものを補ったり、いいところを伸ばしていけば、まだまだやっていけるなと。自分を信じるしかないんで。

──そういう感触の中で『KNOCK OUT』という新天地に乗り込むのは、いい流れですね。
酒井 はい、自分でもちょうどいいタイミングだと思います。自分はもう失うものは何もないし、上がるだけなので。

──では今回の試合の、一番のテーマは?
酒井 「自分に勝つ」ですかね。試合は自分との勝負だと思ってるんで。そのためにも、1回1回の練習で、スパーリングでも1ラウンド1ラウンド、相手にだけじゃなく自分にも負けないという思いで臨んでいます。

──階級とルールについてはどう考えていますか?
酒井 自分の適正体重は51kgなんですよ。前回は53kgでやってたんですけど、今回は52.0kgということで。

──今回はスーパーフライ級で52.0kgリミット。『KNOCK OUT』ではその下のフライ級が50.5kgに設定されていますね。
酒井 だから本当は51kgでやれるのがいいんですけど、そのあたりの階級が盛り上がるように試合をしたいと思いますね。ルールで言うと、自分はヒジも首相撲もあまり好きではなくて、それがない方が自分自身も楽しめる感じです。だから今回のBLACKルールはちょうどいいです。

──今回の試合で見てもらいたいところは?
酒井 自分の試合を見て、「勇気づけられた」とか「熱くなった」とか、何かしらプラスに捉えてもらえたらと思うんですよね。そういう試合ができて勝てれば最高です。

──今回は特に、リング上で勝つ喜びを得たいという思いが強い?
酒井 メチャクチャ強いですね。勝つために練習するのは当たり前ですけど、それだけじゃなくて、勝つために毎日の全てを過ごしてるんで。試合まで追い込みとかキツいですけど、やっぱり勝った瞬間の、喜びもありますけどプレッシャーから解放される感じ、みんなから「おめでとう」「おめでとう」と言われるあのやりとりがたまんないですね。キツい時はあの瞬間を想像しながら乗り越えているので、そのために、勝ちたいと思います。

<第1試合 KNOCK OUT-BLACK女子45.0kg契約/2分3R>
川島えりさ(クロスポイント吉祥寺) Erisa Kawashima
 VS.
井上弥生(橋本PREBO) Yayoi Inoue

4月25日(日)『KNOCK OUT 2021 vol.2』指定全席完売!開場・開始時刻繰り上げ!バズーカ巧樹 vs. 大谷翔司 7人のKNOCK OUTチャンピオンが勝敗予想!

※出場選手はケガ等により変更となる場合があります。

【スケジュール】2021年
01/11(月・祝)  『創世のタイガ』&『無法島』PRESENTS REBELS ~New Year Festival~  新宿FACE
02/28(日)  REBELS ~The FINAL~  後楽園ホール
03/13(土)  KNOCK OUT ~The REBORN~  後楽園ホール
03/28(日) KNOCK OUTアマチュア・チャンピオン決定トーナメント  新宿FACE
04/04(日)  SACRED FORCE presents KNOCK OUT-EX vol.1  新宿FACE
04/25(日) KNOCK OUT 2021 vol.2 後楽園ホール
05/22(土) KNOCK OUTプロ大会 後楽園ホール
06/12(土) 昼:アマチュア大会/夜・プロ大会  新宿FACE
07/18(日) KNOCK OUTプロ大会 後楽園ホール
08/22(日) 昼:アマチュア大会/夜・プロ大会  新宿FACE
09/25(土) KNOCK OUTプロ大会 後楽園ホール
10/29(金) KNOCK OUTプロ大会  後楽園ホール
11/28(日) KNOCK OUTプロ大会 後楽園ホール
12月調整中
※運営都合により上記予定は変更または中止される場合がございます。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
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 来年2022年にはデビューを構想!

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