1回戦が続く新日本プロレスのトーナメント戦『NEW JAPAN CUP 2021』にて、9日は岡山大会が開催となった。
メインでは石井智宏とSANADAという有力候補同士の対決となる。エンドレス切り返しとハードヒットが融合した両者ならではの攻防は25分ノンストップ。コンディション意地に裏打ちされたビッグマッチ級熱闘に、岡山ファンの声援代わりの手拍子が止まらない。石井の雪崩式ブレーンバスターこそ食らったSANADAだったが、終盤での石井の垂直落下式ブレーンバスターは徹底して回避。
石井もSANADAのオコーナーブリッジを返してみせたが、合計3発（1発はSANADAの自爆）に及ぶラウンディングボディプレスをSANADAが放つと3カウントを喫するしかなかった。会心の勝利にSANADAからは、いったい何度目の浮気になるのかわからない「一番〇〇が好き」マイクが飛び出す。オカダ・カズチカに次ぐファン優勝予想第2位を背に2回戦の永田裕志戦へと歩を進めている。
SANADA「みなさん、アレをやってくれてるんですけど、今日、水銀のライトのため（会場の照明が）消せません。ただ、初となる電気をつけっぱなしでアレやってもらえますか？（観客がスマホのライトを点灯）今年の『NEW JAPAN CUP』優勝予想2位でしたが……今年は優勝します。あと一つ、伝えたいことがあります。日本で一番ここ岡山が好きです。オイ、岡山！ See you Next Time」。
■ 新日本プロレス NEW JAPAN CUP 2021
日時：3月9日（火）18:30
会場：ジップアリーナ岡山 観衆1000人（主催者発表）
＜第1試合＞
高橋裕二郎
バッドラック・ファレ
○EVIL
8分58秒 Scorpion Deathlock
●上村優也
YOSHI-HASHI
矢野通
＜第2試合＞
グレート-O-カーン
ウィル・オスプレイ
○ジェフ・コブ
8分36秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド⇒片エビ固め
●ゲイブリエル・キッド
本間朋晃
小島聡
＜第3試合＞
デビッド・フィンレー
ジュース・ロビンソン
棚橋弘至
○トーア・ヘナーレ
11分34秒 変型デスバレーボム⇒片エビ固め
●外道
チェーズ・オーエンズ
KENTA
ジェイ・ホワイト
＜第4試合＞
SHO
オカダ・カズチカ
○後藤洋央紀
13分31秒 GTR⇒片エビ固め
●BUSHI
内藤哲也
鷹木信悟
＜第5試合/「NEW JAPAN CUP 2021」1回戦＞
○永田裕志
13分42秒 バックドロップホールド
●辻陽太
＜第6試合/「NEW JAPAN CUP 2021」1回戦＞
○SANADA
25分18秒 ラウンディングボディプレス⇒体固め
●石井智宏
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