［週刊ファイト3月18日号］収録　［ファイトクラブ］公開中

▼震災10年仙台決勝は悪夢か復興か オカダ1回戦敗退とEVIL2回戦突破
　新日本プロレス3・6大田区総合体育館+岡山・愛媛トピックス
　photo & text by TERUZ
・幻の“権利証争奪戦”はKENTAに凱歌 15年半ぶりみのる戦決定
・クソダセえのはオカダ 優勝宣言わずか1週間後にNJC1回戦敗退
・SANADA浮気「日本で一番、岡山が好き」月面水爆3発で石井突破
・コロナ休業明けの悪夢再び EVILのNJCは今年も反則・介入三昧

■ 新日本プロレス NEW JAPAN CUP 2021
日時：3月6日（土）17:00
会場：東京・大田区総合体育館 観衆1410人（主催者発表）

■ 新日本プロレス NEW JAPAN CUP 2021
日時：3月9日（火）18:30
会場：ジップアリーナ岡山 観衆1000人（主催者発表）

■ 新日本プロレス NEW JAPAN CUP 2021
日時：3月11日（木）18:30
会場：愛媛・アイテムえひめ 観衆616人（主催者発表）

　「旗揚げ記念日」と冠した大会こそ3月4日の日本武道館大会に譲ったが、正真正銘の記念日3月6日には“旗揚げの地”大田区にて『NEW JAPAN CUP 2021』大会が行われた。2月27日の大阪城ホール大会でEVILを破って優勝宣言しつつ、武道館で腰の不調が露見したオカダ・カズチカがいよいよ1回戦に出陣した。3月11日に震災10年の節目となる仙台が準決勝・決勝（3月20・21日）となるが、どのようなファイナルが待ち受けるのか。岡山・愛媛大会トピックスも振り返りつつ展望する。

 
　幻の“権利証争奪戦”はKENTAに凱歌 15年半ぶりみのる戦決定

＜大田区/第4試合/「NEW JAPAN CUP 2021」1回戦＞
○KENTA
　17分17秒　GAME OVER
●ジュース・ロビンソン

　1月5日にUSヘビー級王座次期挑戦権利証戦として行われるはずだったのに、ジュースの負傷で流れた顔合わせ。ウップンを晴らすようにKENTAを攻め込んだジュースだったが、勝利は叶わなかった。この日を皮切りに、KENTAによる2回戦相手“鈴木みのるイジリ”が開始。SNSとバックステージコメントのミックスとなるが、対戦はいよいよ13日に迫った。両者には15年半前にノアでの対戦がある。ちょっと楽しみなカードである。

KENTA「次は誰…!? 鈴木みのるね（3.13名古屋）。“オカダ風”に言うと、“ミズキスノル”!? 　やってやるよ。久しぶりだな、やるの。実は、まあ知ってる人も知らない人ももちろんいると思うんだけど、俺と“ミズキさん”は、1回、ほかの団体でやってるんだよ、シングルマッチ。でもあんとき、俺、まあ、体調が…本調子じゃなかったんだよ。こんなこと言いたくないんだけど。本調子じゃなかったんだよ、あんとき。なんで本調子じゃないか、わかる!? わかる!?（※と確認するが、カメラは左右に振られる） …天龍（源一郎）さんに前日飲まされた！ メッチャ調子悪かった（苦笑）。でもね、今回、俺もあれから歳も重ねて、まあ自分なりのいまスタイルでやってて、楽しみじゃん。今夜、天龍さんに会わなければ、次、必ずいい体調で迎えられるよ。楽しみにしとけよ。（※立ち上がり）USの権利証の“あれ”が終わったからって、まだまだ終わりじゃねぇから。なあ!? だからけっきょく俺が、なにが言いたいかっていうと……“鈴木みのるはTwitterでポエムみたいなことをつぶやきがち”ってこと」