[ファイトクラブ]闘う意味を更新し続けるジュリア 「プロレスを殺した人」さくらえみに反論

[週刊ファイト3月18日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼闘う意味を更新し続けるジュリア 「プロレスを殺した人」さくらえみに反論
 スターダム3・7後楽園ホール
 photo & text by TERUZ
・丸刈りからの第1試合という猪木流 武道館敗戦ジュリアが再出発
・プレストリー「ウタミがイチバンショッパーイネ」前哨3WAY制す
・白ベルト新王者・中野たむが岩谷麻優とバチバチ 6人タッグ防衛
・武道館前にロッシー断言 ジュリアは「人に気を使える北斗晶」
・さくらえみ「なんで髪切りなのかな」論 無冠のジュリアが動く


■ スターダム Rord to YOKOHAMA DREAM CINDERELLA
日時:3月7日(日)11:30
会場:後楽園ホール 観衆502人(コロナ対策限定人数/主催者発表)

 日本武道館大会から4日後となった3月7日。スターダムは早くも後楽園ホール大会を行い、髪切りマッチに敗れたジュリアが出直しの第1試合に登場した。武道館では半刈り状態だったジュリアが初めて丸坊主を披露する。アーミールックでコーディネートされた登場のカッコよさがファンを魅了した。ベルトを落としても目を離せないジュリアといったところだが、3月10日発売分の『週刊プロレス』誌には「プロレスを救いながら、殺した人へ」との見出しで、髪切りマッチを批判したベテラン選手への反論が展開された。無冠のジュリアは、なおも仕掛ける。

 
 丸刈りからの第1試合という猪木流 武道館敗戦ジュリアが再出発

<第1試合>
〇ジュリア
 3分3秒 バック・ドロップ⇒足固め
●ゴキゲンです☆

 第1試合、武道館メインでの敗者髪切りマッチで敗れたジュリアが丸坊主姿で初めて公の場に登場した。私物とミリタリーショップで構成したというコスチュームは映画の登場人物を思わせるサマで観客を驚かせる。選手コールを受ける際にコーナーに登って帽子とサングラスを取り、戦闘開始となる。キャメルクラッチをかけられたシーンでは、髪を引っ張ろうとしたゴキゲンです☆に「髪がないDEATH」とツッコミを許す。ジュリアはバック・ドロップで難なく勝利した。

 “丸刈りからの第1試合”というとアントニオ猪木を想起させる。六本木のホステスのマンションを訪ねたところを写真週刊誌フォーカスに激写され、「男のケジメ」として頭を丸めた1986年。長州力に敗れた後の出直しとしてしばらく第1試合に出場した1989年。ジュリアは敗れはしたものの、3日の武道館大会での立ち居振る舞い、この日の登場ぶりは“猪木ばり”のオンリーワンとしての存在感を大いに上げている。(※お詫び:「1986年5月21日に猪木が丸刈りで第1試合に登場」とした当初記載は誤りでした。訂正させていただきます。)

ジュリア「ジュリアのことが、好きで、好きで、たまらない諸君。なんか、このまま帰りたいんだけど、ロッシーがなんかしゃべれって言うから、ふはは。まあ、いろんなものがなくなっちゃったけど、またこれから再起していくところをみなさん、どうか見ていてください。これからもジュリアから目を離すなよ。アリべデルチ、またな!」。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン