21日、新日本プロレスが年内最終興行となる後楽園ホール3連戦の初日を迎えた。
メインは年始ダブルドーム1日目で2冠戦を飯伏幸太と争う内藤哲也と、2日目で2冠に挑戦するジェイ・ホワイトがタッグ対決となった。11月の飯伏戦に勝利して、「1日目は休んで2日目に挑戦」という優位な立場を手に入れたジェイ。その余裕そして新ブリーフケース完成でゴキゲンだったのか、会場に姿を現してからの躍動が止まらない。すべての視線をひとり占めするかのように動き続ける。
ジェイが不在の間に“バレットクラブのトップ”として闘っていたEVILとの関係性も注目された。ウルフポーズに少し遅れて参加するなどEVILの複雑な心境が垣間見えたが、試合での存在感で劣るのは避けたいところ。かくしてバレットクラブが猛威を振るうこととなり、ジェイがブレードランナーでBUSHIを仕留めた。
試合後はジェイの独壇場だ。横たわる内藤、SANADA、BUSHIを横目に「この俺がトップだ!! 俺が主役の新時代だ」と宣言。改めてダブルドーム2日目2冠獲りをアピールしてみせた。
■ 新日本プロレス Road to TOKYO DOME
日時:12月21日(月)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆594人(主催者発表)
<第1試合/タイガーマスク復帰戦>
ゲイブリエル・キッド
上村優也
●辻陽太
8分57秒 ラリアット⇒体固め
〇小島聡
真壁刀義
タイガーマスク
<第2試合>
●高橋裕二郎
KENTA
11分10秒 パルプフリクション⇒片エビ固め
トーア・ヘナーレ
〇ジュース・ロビンソン
<第3試合>
●金丸義信
エル・デスペラード
鈴木みのる
10分27秒 変型ジャックナイフ式エビ固め
〇マスター・ワト
田口隆祐
天山広吉
<第4試合>
チェーズ・オーエンズ
タンガ・ロア
〇タマ・トンガ
8分32秒 ガン・スタン⇒体固め
●DOUKI
ザック・セイバーJr.
タイチ
<第5試合>
〇ジェフ・コブ
グレート-O-カーン
ウィル・オスプレイ
14分12秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド⇒片エビ固め
●本間朋晃
棚橋弘至
オカダ・カズチカ
<第6試合>
ディック東郷
EVIL
〇ジェイ・ホワイト
17分36秒 ブレードランナー⇒片エビ固め
●BUSHI
SANADA
内藤哲也
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