“喧嘩屋”キンボ・スライス契約発表!1・16『ベラトール 132』ザロムスキー敗れる

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(C)Bellator

 2015年1月16日にカリフォルニア州テメキュラで『ベラトール 132』が開催された。
 今大会はベラトールの2015年最初の大会となっており、メインではフェザー級王座タイトルマッチが行われ、王者パトリシオ“ピットブル”フレイレと挑戦者ダニエル・ストラウスが激突した。金的などで試合が荒れた展開になったものの最後はフレイレがチョークで一本勝ち。王座防衛となった。

 セミファイナルでは、レスリング怪物ババ・ジェンキンスがジョージ・カラカニヤンと対戦。下馬評ではジェンキンス有利だったが、なんとジェイキンスがテイクダウンにきたのをカラカニヤンがギロチンチョークで捕らえ一本勝ち。カラカニヤンが衝撃の勝利となり、これでフェザー級王座次期挑戦者に決定したようだ。

 因縁の再戦となったのはヴァージル・ズウィッカー対ヒューストン・アレクサンダーだった。前回の対戦でドローだった為、再戦となったこの対決。ストライクフォース~KSW~ベラトールと非UFCメジャー団体を渡り歩いたズウィッカーに対するのは、元UFC、TUFファイターであり、その後ベラトールに乗り込んできたアレキサンダーと意地のぶつかりあいとなった。試合はまずアレキサンダーがテイクダウンに成功してグランドで上をキープ。しかし、スタンドに戻すとズウィッカーが打撃で優勢と一進一退の攻防となった。2Rはズウィッカーがパンチでぐらつかせ、アレキサンダーの苦し紛れタックルを切り返し、グランドで上をとる。しかしアレキサンダーも意地を見せ立ち上がり、逆にテイクダウンに成功とこれまた一進一退だった。勝負は3Rという感じだったが、ここで両者、スタミナが切れた様で手数が少なくなり、試合終了直前にこそ派手に殴り合ったものの、決定打にならず。非常に接戦だった為、判定も割れたがスプリットでズウィッカーが判定勝ちとなった。

 また、テレビ中継オープニングには、あの桜庭和志、桜井速人をKOで倒した初代DREAMウェルター級王座であるマリウス・ザロムスキーが登場した。しかし、フェルナンド・ゴンザレスのプレッシャーに金網際に追い込まれるシーンも目立ち、試合はゴンザレスの判定勝ちとなった。

 また、メインイベントの前に、あの喧嘩屋、キンボ・スライスがベラトールと契約した事が発表された。ネットにストリートファイトの動画を上げて知名度が上がり、TUF10に登場して高い人気を誇ったスライスがベラトールでMMA復帰となる。次々と大物を獲得するベラトールから今後も目が離せないだろう。

ベラトール オフィシャルホームページ
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■ ベラトール 132
日時:2015年1月16日
場所:アメリカ・カリフォルニア州テメキュラ

<フェザー級王座タイトルマッチ>
○パトリシオ“ピットブル”フレイレ(王者)
 4R 4分49秒 リアネイキドチョーク
●ダニエル・ストラウス(挑戦者)

<フェザー級>
○ジョージ・カラカニヤン
 1R 1分49秒 ギロチンチョーク
●ババ・ジェンキンス

<ライトヘビー級>
○ヴァージル・ズウィッカー
 判定 2-1
●ヒューストン・アレクサンダー

<ウェルター級>
○フェルナンド・ゴンザレス
 判定 3-0
●マリウス・ザロムスキー

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▼谷川貞治の『プチ格闘技通信』第8回
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谷川貞治の『プチ格闘技通信』は元『ストライクフォース』プロデューサーのスコット・コーカーに焦点を当てた。今やUFCの独占市場と呼ばれるMMAの、ナンバー2団体『ベラトール』のプロデューサーに就任するらしいからだ。スコットと言えば、谷川氏も付き合いが長い元K-1 USAの代表。最初スコットを連れてきたのは、のちにミルコのマネージャーとなった今井賢氏であった。

【ベラトールアーカイブ】
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