[ファイトクラブ]記者座談会:どうなる?新日プロ契約更改。大活躍の内藤らも現状維持!?

[週刊ファイト11月19日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼記者座談会
 どうなる?新日プロ契約更改。大活躍の内藤らも現状維持!?
・下げていないのは業界最大手の新日プロとか、ごく一部の団体だけ
・レスラー廃業を余儀なくされる選手も出てくる
・新日プロの契約更改における年俸のアップ&ダウンはどうなりそうですか?
・仕方ない状況とはいえ、大幅な減収のシワ寄せは誰かにくる


 プロ野球のレギュラーシーズンは14日(土)に行われる巨人VSDeNAで全日程終了。日本シリーズに進出する2チーム以外の選手たちは11月下旬から契約更改に臨むが、新型コロナ感染拡大により各球団とも大赤字に見舞われただけに、昨シーズンを上回る成績を残した選手も大幅なアップは期待できないと見られている。このプロ野球選手たちよりやや遅れて契約更改を迎える新日本プロレスの選手たちも戦々恐々としているようだが、「野球選手と違って戦力外通告がないだけマシだ。コロナ禍でぜい沢を言うんじゃない!」(本誌評論家)という意見も・・・。

(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)

A 改めてマット界の年俸ダウンにスポットを当てて座談会を進めますが、ほとんどのプロレス団体は3月か4月以降、ギャラダウンを実施してるでしょ?

B 下げていないのは業界最大手の新日プロとか、ごく一部の団体だけで、それ以外は活動を継続していても生活が成り立つ程度のギャラしか支払われていないとみられています。ただ、ノアの丸藤、潮﨑とか全日プロの諏訪魔クラスになると月30万円程度ってことはないと思います。

C レスラーは皆、個人事業者なので収入が減った中堅団体の選手、インディーズに上がっているフリーの選手は国の持続化給付金(最大100万円)と、わずかなファイトマネーで何とか困窮を免れたんじゃないですか。でも来年以降、継続されない可能性があるので、そうなった場合は、レスラー廃業を余儀なくされる選手も出てくる。

A いったん廃業しても、新型コロナが終息したらまた戻ってきますよ(笑)。

C 病気以外のどんな状況に追い込まれてもプロレスから足を洗わない理由はふた通りあります。プロレスが好きでたまらないタイプと、わずか10~20分くらいの労働時間で最低でも普通のアルバイト料を上回る賃金を稼げるので辞められないタイプが。

B あと、プロレスラーの肩書をはずしたくないと言うか、誇りに思っている者も多いようで。結局、プロレスに関心のない人たちにとって、メジャーの選手もどインディーの選手も一緒なんです。「あなたの職業は?」と聞かれて、「プロレスラー」と答えたら、たいてい驚きの反応を見せるでしょ? それが快感で辞めれない選手も少なくないと思う。

A さて、リアル・プロレスラーと自称プロレスラーの定義付は別の機会にやって頂くとして、ちゃんとした契約を交わしている新日プロの契約更改における年俸のアップ&ダウンはどうなりそうですか?

記者座談会
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