AEWルチャ兄弟戦壮絶!MJF入団のCジェリコ誕生祝いは雨風会場

(c) AEW

■ AEW Dynamite
日時:11月11日(現地時間)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル デイリーズ・プレイス

 PPV大会『FULL GEAR』受けての番組だからそのフォローが軸になるが、激闘過ぎたヤングバックスが予定では試合するハズもやはり来週にとなったことで、いわゆるビックスターたちがいずれも試合には出ない回に。まして50歳になったクリス・ジェリコ先生の誕生祝も用意されたが、デイリーズ・プレイスはリング設置個所には屋根があるとはいえ吹き抜け会場となるから雨風の激しい収録日となり風船とかは飛んでしまう不運もあった。


 試合としてはブライアン・ケイジvs.マット・サイダルから。ケイジにはタズにリッキー・スタークスも付いてるから、ドリルクローが決まるケツはお見通しなんだが、久しぶりにまともなシングル戦を見れたマット・サイダル、やはり素晴らしい。

 新TNT王者ダービー・アレンにはリッキー・スタークスが挑戦表明していた。


 ムキムキ肢体のジェイド・カーギル、Cody、そしてブランディのセグメントが絵的にも、そしてプロモ内容としても今回の印象に残るハイライトだったかも。WWEとの交換条件で、Codyが勝手に登録商標した旧WCWの大会名を譲る代わりに、本名なのに使えなかったコディ・ローズ(日本表記ローデス)を名乗れる和解が成立。ジェイドは名前おめでとうとやり出したんだが、あなたはジャイアント、でもワタシはもっと凄いジャイアントを知っていると「シャック」とだけ言い放つんだが、実況のトニー・シェバーニが(バスケのスーパースター)シャキール・オニールなのかとフォローする。へぇ~、Cody対シャックやるのか? まだまだAEWのこと知らない、プロレス=WWEだと思っている世間には響く名前なんだろうが・・・。


 そこからブランディ・ローズとジェイドの罵り合いもやってました。

 トーナメントを制したケニー・オメガなんだが、ジョン・モクスリーとのAEW世界王座戦はナントPPV大会ではなく現地12月2日のDynamiteで見せるとのこと。


 ブッチャー&ブレイドにバニーちゃんが全員白のジーンズで出てきてバンクハウスマッチとなれば、そりゃもう大流血戦やるに決まっている。いくらAEWはジュース容認とはいえ、好きやなぁとも思うんだが・・・。対するはダスティン・ローデス&QTマーシャルと、南部レスリングの伝統継承もお題目なんだから仕方がない。

 QTマーシャルが高いハシゴの上から飛んでもキックアウトとかあって、ダスティンがカウベルでブレイドを叩き、QTがQTカッターを決めてました。


 MJFのインナーサークル入りは、なんか殿堂入り式典みたいな体裁で行われ、オルティーズは不満の態度だったが・・・。MJFは「来週は皆でラスベガスに行こう!」と航空券を配っていた。to be continued…


 ショーン・スピアーズとスコーピオスカイのカードは、コロナ感染者との接触があったからと念のため延期になっていたものだ。

 ケツはタリー・ブランチャードの用意したグローブのようなのを装着してのパンチでスピアーズのズル勝ちだった。


 NXTから新天地を求めてきたタイ・コンティは、ちょこっと名前変えただけなんで美貌のブラジル柔道家だと気づくだろう。ダークオーダーのアナ・ジェイを伴っているからヒール。対するレッド・ベルベットはブランディ・ローズが付き添いだからベビーフェイスということになる。

 コンティが連続して放った一本背負いが大変鮮やかではあるんだが、日本通ぶりをしゃべりたがる解説のエクスカリバーが、「イッポンゼ、イッポンゼ」と実況するのが笑える。一瞬、なにを言ってるのかと思った。フィニッシュはGo 2 スリープのヒザ蹴りだった。


 番組トリはペンタ・セロ・ミエド表記のペンタゴンjrとレイ・フェニックスのルチャ兄弟対決である。だからこそ、ここまで激しくやれるのだろうが、お互いのマスク破いてやはり坊主なのかも見えてしまうんだが、これは是非FITE TVで見てくださいなのだ。今回はパッケージドライバーの打ち合いになり、ペンタゴンjrがフォールを取った。

 実況席にはしゃべりのエディ・キングストンがヒール全開で解説していたんだが、最後に7ヶ月ぶりに英国からPACがリングイン。一触即発をやっていた。いよいよ次週にブレイドとの試合が発表されている。


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