[ファイトクラブ]記者座談会:木谷オーナーのバイタリティーとプロレスLOVEでコロナ危機を乗り越える!

[週刊ファイト9月24日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼記者座談会
 木谷オーナーのバイタリティーとプロレスLOVEでコロナ危機を乗り越える!
・『リターンズ』の昇格よりも団体にとってメリットが大きい
・新しいファンも増えていくので新日プロにとっては万々歳
・この強気の興行戦略をどう見ますか?
・今年の『G1』が盛り上がるのは間違いない


 以前、このコーナーで本誌評論家たちが断言したように、今週開幕する『G1クライマックス30』より新日本プロレスの本格的な巻き返しが始まる。この団体は運にも恵まれているようで、『G1』直前に興行制限も緩和された。あとは恒例の1・4東京ドームまで突き進むのみだ!

(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)

A 今年4月の『ワールドプロレスリング リターンズ』ゴールデンタイム昇格(金曜夜8時)に続いて地上波の方も10月から時間帯が1時間早まって25時スタートに。新日プロはその宣伝効果に期待しているようですが・・・。

B 「たった1時間?」って言う人もいるだろうけど、25時台と26時台では視聴者の数が全然違います。ギリギリ起きている時間帯なので宣伝効果はかなり上がるんじゃないですか。

C 地域によっては放送時間がほとんど変わらないというものの、『リターンズ』の昇格よりも団体にとってメリットが大きい。

A 当然、放送権料もアップ?

C いやァ、深夜1時だと微々たる額でしょ? 1回当たり100万円・・・200万円まで上がらないと思います。ただ、この時間帯で好視聴率が取れれば、90分~120分の特番とか地上波での可能性が広がっていきます。あと、新しいファンも増えていくので新日プロにとっては万々歳。

B でも、新日プロが(地上波の)Gタイム復帰を目指すなら一般視聴者向けのプロレスに変えるなど課題も多いと思いますね。


(C)大阪府立体育会館

A 『G1』開幕直前にスポーツイベントなどの観客動員数緩和という朗報もありました。

C 政府の発表によると、今回の制限緩和は「声を出す、出さない」が最大の基準になっていて演劇、映画、クラシックコンサートなどは100%以内(上限5000人)。対照的に思わず声が出てしまうプロレス、格闘技は基本的に現状(50%以下)のままらしいけど、収容人数の30%程度から40%くらいに引き上げるのは容認されると見られています。プロレスの観客もマナーを心得ていてほとんどの人は声を出していない。だから、新日プロをはじめ各団体がどう判断するか? まァ、9・19大阪から大会場がメジロ押しの新日プロにとってはタイムリーな朗報には違いないでしょう。

記者座談会
▼大荒れの大阪城ホール2連戦!これもコロナの影響?

[ファイトクラブ]記者座談会:大荒れの大阪城ホール2連戦!これもコロナの影響?

▼オカダ提唱の『KOPW』 差別化でタイトル乱造をカムフラージュ?

[ファイトクラブ]記者座談会:オカダ提唱の『KOPW』 差別化でタイトル乱造をカムフラージュ?

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン