SmackDownにも出没RETRIBUTION報復の黒装束軍が会場破壊リングロープ切断の暴挙

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 これまでのおさらいダイジェストとファイアフライ・ファンハウス予告に続いて試合はマット・リドルとシェイマスから。ヒールにはショーティGが付いているから、ちょっかいを出すも逆にこれで反則裁定に。

 制裁というか、憐れショーティGはブローグキックを見舞われ、「お前のせいで試合落とした」とマイクのあと、またブローグキックの餌食に。チャド・ゲイブルの扱い、酷すぎるんじゃないか?


 ヒールになったソーニャ・デヴィルがミズTVならぬ「ザ・ダートシート」に登場。マンディ・ローズの悪口やっていたら、私服姿で前回、髪をハサミでバサバサやられたので少し短くなったマンディがつっかかると。夏だから短くしていいかと(笑)。当然、ここからヘビー・マシナリーも出てきて、今週の番組メインはミズ&ジョン・モリソン組になる段取りだ。


 その前週のスキットで、メキシカンへの人種差別は問題だと本誌でも掘り下げてあるが、なんと今週は急にリンセ・ドラドが流暢な英語で話し出すセグメントがあり、続いてグラン・メタリック(マスカラ・ドラダ)も英語と、これはWWEの反省なのだろうか。

 ということで今週はドラドとセザーロのシングル戦に。この二人だからいい試合にはなるんだが、ニュートラライザーが決まってまたドラドが寝る役なのであった。


 お化けザ・フィーンドと、前回は生贄役だったアレクサ・ブリスは、今度はやさしく醜い顔をなでたから口に手を突っ込まれなくて済むというスキット。アメリカも夏だから怪談なのかもだが、『サマースラム』はまたブラウン・ストローマン戦って・・・。勘弁して欲しいと思っているのは本誌だけではないハズ。だいたい、ストローマンは沼地に沈んだんじゃなかったのか?


 ジェフ・ハーディはキング・コービンとシングル戦。途中シェイマスのブローグキックでジェフがやられたからまた反則でジェフの勝ちって若者視聴者は不透明決着嫌がると思う。

 結局はマット・リドルも出てきて、『サマースラム』前に皆を生かしておこうという算段なのだろうが、それにしてもシナリオ班は知恵が足りない。またシェイマスはブローグキックをぶちかましていた。


 女子ベルトを総どりしてるベイリー&サーシャ・バンクスだが、お偉いステファニー様がスクリーンに出てきて、次回のRAWでアスカvs.ベイリー、ベイリーが負けたらアスカがPPVでサーシャと、次回のSmackDownではRAW、SD、NXTから選手が出るバトルロイヤルの勝者が『サマースラム』でベイリーの王座に挑戦とのお告げ。なるほど、ここで(お茶の間にはまだ知られてないNXTの)リア・リプリーが勝てばシナリオ班を誉めてやろう。ベイリー政権は300日を超えている。


 試合カードのトリは、ミズ&ジョン・モリソンとヘビー・マシナリー(オーティス&タッカー)であり、久しぶりにオーティスのキャタピラーも見れて試合内容は満足なんだが、またまたマンディ・ローズが現れてセコンドにいたソーニャとキャットファイトになり不透明決着に。同じ番組内でNCノーコンテストを何度もやるのは大変よろしくない。


 そして黒装束のRETRIBUTIONが会場破壊に出てくるんだが・・・。体つきからして女子もいるようだが、なにをやりたいのだろうか。

■ WWE SmackDown
日時:8月7日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州オーランド パフォーマンス・センター

◆中邑の介入でセザーロがドラドをニュートラライザー葬

 SDタッグ王者の中邑真輔がセザーロのシングル戦で絶妙なアシストで勝利に貢献した。セザーロ w/シンスケが王座祝勝パーティ参加をめぐって因縁が発生したリンセ・ドラド w/グラン・メタリックとシングル戦で激突すると、パワーに勝るセザーロは序盤からアッパーカットやクローズラインで攻め込んだ。ルチャ戦士のドラドもハリケーン・ラナや延髄斬りで反撃するも、セザーロはクロスバディを放ったドラドをキャッチしてバックブリーカーを炸裂。両者はパワーとスピードがぶつかり合う白熱の攻防を展開したが、ドラドがスタナーからムーンサルト2連打を放つとセザーロがピンチに陥ってしまう。しかし、セコンドの中邑が素早く介入してドラドの動きを妨害すると、ピンチを脱したセザーロがアッパーカットから必殺のニュートラライザーをドラドに叩き込んで3カウント。セザーロが中邑のアシストを受けてドラドを撃破した。

◆ストローマンが“ザ・フィーンド”にPPV「サマースラム」での再戦を要求

 ユニバーサル王者ブラウン・ストローマンが “ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアットにPPV「サマースラム」での再戦を要求した。“ザ・フィーンド”がリングに登場すると、ストローマンを誘き出すために捕まえたアレクサ・ブリスに再びマンディブルクローを狙った。するとアレクサがまるで美女と野獣のように“ザ・フィーンド”の顔を撫でたことで“ザ・フィーンド”が動揺。さらにストローマンが会場ビジョンに姿を現して「アレクサなんて気にしてない。お前を破壊したいだけだ。サマースラムでモンスターの俺と対峙しろ」と“スワンプ・ファイト”で敗れた “ザ・フィーンド”に再戦を要求した。

◆謎の集団RETRIBUTIONがチェーンソーでリングを破壊

 黒ずくめの謎の集団レトリビューション(報復軍)がパフォーマンス・センターのリングを占拠した。ミズ&ジョン・モリソン対ヘビー・マシナリーのメイン戦がうやむやノーコンテストで終わると、突如RAWで電流塔破壊場面に出てきた黒ずくめの謎の集団RETRIBUTION(大文字表記)がリングに現れた。黒装束だけでなく黒マスクの一味は解説のマイケル・コールとコーリー・グレイブスを追い出すとスプレーでコロナ対策用強化グラスのバリケードやエプロン、リングとスプレーで落書きをして好き勝手に暴れ出した。

 さらにRETRIBUTIONはチェーンソーを持ち出すとロープを切り落としてリングを破壊。今週のRAWでの発電機破壊に続き、SmackDownのリングも破壊して番組は無秩序状態となるエンディングだった。


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