［週刊ファイト8月20日号］収録 ［ファイトクラブ］公開中
▼Gキマラ追悼-暗闇の虎-RIZIN横浜-1980シェイスタジアム-WWE動揺
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・本名Jハリスのジャイアント・カマラと副大統領候補カマラ・ハリス
・暗闇の虎追悼第2弾：1975年の映画『ローラーボール』の描く近未来
・コロナお盆自粛にG1なき夏と40年前8・9WWF Showdown at Shea
・AEW/NXTに視聴者侵食されるRAW/SmackDownの近未来を考える
・WWE内でのChanging Timesのみならず、コロナ後の社会にどう対処
・休憩時間トイレが密になるからナシ！RIZINを応援しよう！
―― まずはジャイアント・カマラ（本名ジェームズ・ハリス）さんの訃報から。日本時間の10日にニュースが流れたのに気付くのが遅れて、訃報なりは早く出すことも重要なのでとりあえずWWEの写真を使って出したんですが、すぐに本誌ジョージ・ナポリターノ記者から大量に送られてきて、しかもWWEのサイトに出てるのも俺のが多数となって、本稿は自前画像のみにします。
オフレコ バイオ的な経歴や足の切断に関しては、週刊マット界舞台裏’11年11月24日号で詳しいのをやったので、電子書籍購入者特典としてそちらに再録として、本稿では重複を避けよう。
―― 写真左がブッシュ・ワーカー戦、右がテリー・ゴーディ戦、探検家風の覆面マネージャー、フライディと共に世界のあらゆるテリトリーを回ったんだから一流の証明です。
オフレコ なんといっても奇遇なのが、現地8月9日にジョー・バイデン陣営がカマラ・ハリスさんを副大統領候補に選んだとのビッグニュースが流れた日に亡くなったこと。故人の本名がハリスなんで、カマラ・ハリスさんが民主党内での大統領候補を選ぶ討論に出馬した段階から、同性ということもありウガンダの原住民が「黒人女性大統領の誕生」を後押ししていた。
―― その討論会では、55歳のカマラ・ハリスが、老人ボケが指摘される77歳のバイデンを激しくやり込めていたんですけど(笑)。打倒トランプですから、まぁそれはなかったことにするしかありません。
オフレコ レスラーをなにで評価するのかという話であって、全米各地でやったハルク・ホーガンとの抗争プログラムでどれだけのゲート収益を生んだかというランキングなら、超人の対戦相手歴代4位になる。もの凄いことだ。
―― だいたい、アンドレ・ザ・ジャイアントをボディスラムで投げたのは世界で〇人だけとか、マット界特有の嘘話が流布するものですが、カマラはもちろん投げていて映像も残っています。若手時代はともかくスターになってからのアンドレは、そりゃ投げさせる相手を選んでいた立場になりましたけど、尊敬するカマラ様には喜んで投げられていたということ。
オフレコ そこを理解しないと全体像が見えない。
―― 日本のファンにはWWF離脱後の1989年2月から全日本プロレスに来日。1991年の再来日ではキマラ2号ことベンジャミン・ピーコックとタッグを組み、アブドーラ・ザ・ブッチャーを交えたアフリカ軍団としても猛威をふるいました。8月5日にコロナ陽性が判明、高齢にして糖尿病を抱えてるとすぐに悪化するという典型例になります。
▼ジャイアント・カマラ70歳訃報 8月5日コロナ陽性判明の合併症と推定