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全部見ているユニバースにはグラン・メタリック(マスカラ・ドラダ)がシングル組んでもらえることが唯一の楽しみだったSmackDown回だったのだが・・・。タッグでやっているのと同じ”キング・オブ・ザ・ロープ”の使い手スポットこそ繰り返していたもの、王座戦ならではの「おや?」とか、「おお!」は見受けられないというか、もう終わりかという格下にやるギブアップ奪ってのAJスタイルズの勝利から。
それでも足りないのか、ルチャハウス・パーティのリンセ・ドラドにもスタイルクラッシュ見舞ってしまい、これじゃjobber扱いに逆戻り。仕事の出来る職人を売り出すためのマッチメイクなのに、これじゃ番組の将来がない。実際、これがあとのセグメント登場となったセザーロ&中邑真輔のシャンパン乾杯場面に繋がり、二人ともスパニッシュ交えてコケにしてほとんど人種差別だと問題なのでは? なにしろAEWの解説者エクスカリバーが昔のスキットでの発言が問題視されて謹慎されたばかりなのだ。最後にセザーロが「マネキネコ」と言った気がして、思わずJ-sports中継をHDDに録画しているから戻して聞き直したんだが、やっぱり前後のポーズといいMANEKINEKOである。さすがに「さよなら」以下、英語圏でも通じる日本語があるが、これは現地にはわからなかったとは思うものの、これも馬鹿にしている発言だと思うのだが・・・。いいのか?
ダイジェストで前週のアイリッシュ酒場でのジェフ・ハーディvs.シェイマスの濃縮版を流していたが、そっちで見るとなんか凄かったように見えるというのはどうなのか。どうせ映画仕様なんだがら、もとからもっと短く切ってダイジェストやっているかのようなテンポにしろよと思うのだが・・・。まして、単に本誌が見落としたのか忘れただけかもにせよ、ドラムキットにジェフが突っ込まれる場面なんかあったけと。かの唯一評価された『レッスルマニア』での「ボーンヤード・マッチ」にせよ、再度SmackDownで流した際は微妙に順番も違うカットもあったもの。映画でもディレクターズ・カットだのリマスター版は別の編集マンがやり直したりするからほんの数カットにせよ、こんな場面あったけがあるものだ。そもそもドラムキットに突っ込むスタントは、突起物が多いから裂傷になるケースが多くご法度とされている。ケガでもしていったん撮影止まったとかやっていたのだろうかと、余計なことまで考えさせられてしまうのであった。そこからジェフがリングに上がって「勝ちました」とやるんだが、キング・コービンが出てきていちゃもんつけようとすると、ドリュー・グラックが王様をどつく流れに。
しかし職人グラックなのに、あっさりエンド・オブ・デイズ受けてリング(映像カメラ)から回って消えていくだけの扱い。すでにマット・リドルが邪魔しており、試合の決着後に襲い掛かるんだが・・・
ショーティGがリドルをジャーマンで投げてと、これじゃ誰もoverしてないんじゃないか? なにも未来の構築になってないWWEのマッチメイク構成なのであった。
続くはコフィ・キングストンに代わってビッグEが売り出されるのはわかるのだが、そうなるとミズはシングルだと万年お仕事役のポジションに甘んじることに。
後出しジャンケン組によると「WWE史上最低のセグメント」と評されているのも見かけたカラオケ大会を受けて、南部のおばさんレイシー・エバンスをナオミが逆さ抑え込みするカードっても、この辺りで現地だと八村塁のバスケか野球中継にチャネル変えたんじゃないかと心配になってくる。
もっとも次のセグメントは、前週ではLOVE STORYの続きが見れますと予告されていた、ようやくコロナから回復の主役オーティスと女神マンディ・ローズの出番だというのに、嫉妬に狂うソーニャ・デヴィルがマンディの金髪をハサミで切るというスキットに。ちょうど『ワールド・プロレスリング・リターンズ』が、一体いつのくだらない外道とオカダカズチカのコントをまた流すのかと、「金曜8時やる気あんのか?」と、とりあえず続く試合になにを出すのか我慢したら、高橋ヒロムと矢野通のハサミ劇をまたやっている。サジを投げてサムライTVの『格闘無双』に変えたのは果たして本誌だけなのだろうか?
普通、熱心なファンは999円ワールドで見ているものを、もう大会再開が始まっているというのに、BS朝日を見る方はネット配信なんか購入しない層という解釈なのか。それはまぁWWEのPPVまで見る熱心なユニバースと、地上波FOXの現地「金曜8時」に飯を食いながら見るSmackDownは一致しないからまた再戦やりますというのと五十歩百歩かもだが、少なくとも古くなったカードを流すより違うカードをやらせているWWEの方がマシなのか。
なにがなんでもPPVカードの再戦をお茶の間向け番組でももう一度やりますのベイリーvs.ニッキー・クロスなんだが、ドリュー・マッキンタイアvs.ドルフ・ジグラーのはPPVのより良かったから文句はないものの・・・
だいたいそのWWE王座戦の方にせよ、番組内ではっきり「二週間後」と言っていたのに、結局すぐ翌週になるは、サマースラムのカード発表(ランディ・オートン戦)を先にやらないといけないからと、当日ノンタイトル戦に変更とかコロコロ変わる混乱ぶり。そりゃ誰もジグラーさんが勝つとは思ってないのだがロジックの破綻はいかがなものか。
ミックスド・タッグで組んでだりしていた“女神”アレクサ・ブリスが例の「ワイアットの沼地試合」でブラウン・ストローマンの夢に出てくる設定だったものの、ここではアレクサがお化けにやられるという、明らかに事前収録のお子様ランチ、いや食後デザートが最後にくっつけてあるんだが、そんな不味いデザート誰が食べるのだろうか。
■ WWE SmackDown
日時:7月31日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州オーランド パフォーマンス・センター
◆中邑&セザーロが王座パーティからルチャ・ハウス・パーティを追い払う
SmackDown王者中邑真輔&セザーロが王座を祝うパーティからルチャ・ハウス・パーティを追い払った。セザーロは「エクストリーム・ルールズはすばらしい! 真輔は毎年王座戦で勝利している。特に今年は最高だ。タッグ王者だからな」と中邑を絶賛してシャンパンで王座を祝っているとそこへIC王座戦に敗れたルチャ・ハウス・パーティが姿を現した。中邑は「アミーゴ! お前たちパーティが好きなんだな」と理解を示すも、セザーロは「王者だけのパーティなんだぞ」と中邑に忠告。すると「あぁ~、王者じゃないからなぁ」と態度を変えた中邑が「ミャオー」と猫の真似でルチャ・ハウス・パーティを追い払うとセザーロが日本語で「招き猫」と付け加えてふざけた。
◆“ザ・フィーンド”ワイアットが“女神”アレクサをマンディブル・クローで襲撃!
“ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアットが、ブラウン・ストローマンとミックスド・タッグで組んでだりしていた“女神”アレクサ・ブリスをマンディブル・クローで襲撃した。オープニングの“ファイアフライ・ファンハウス”に登場した二重人格のワイアットは「ストローマンを探したけど、沼のどこかへ行ってしまった。僕はストローマンを傷つけるつもりはなく、助けたかったんだ。でも今は”フィーンド”が目を覚ました。彼が欲しいものを手に入れるまで誰も安全ではない」と“ザ・フィーンド”がブラウン・ストローマン保持のユニバーサル王座を狙っていると注意勧告。
さらにメインのSD女子王座戦で敗れたニッキー・クロスがセコンドの盟友アレクサを突き飛ばしてリングを後にすると、突如会場が暗転してアレクサの背後から“ザ・フィーンド”ワイアットが姿を現した。不気味なオーラを漂わせる“ザ・フィーンド”はゆっくりと近づくとマンディブル・クローでアレクサを沈めて姿を消した。
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