アイリッシュ酒場Jハーディ映画仕様シェイマスSmackDownユニバース後押しナオミが出る時代

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 世界的にも酷評だった『ザ・ホラーショー at エクストリーム・ルールズ』を受けて、翌日のRAW、そして日本時間からは「#土曜の朝はWWE」のSmackDownだから、なにをどう番組構成するかに毎回フォローしてる者の関心があったのだが・・・。普通に考えればあの#TheSwampFightのお粗末のダイジェストからかと思いきや、女子戦線のおさらいからだったのはWWEも不評を悟ったのであろう。さらにいえば、結局は仕事の出来るベイリー&サーシャ・バンクス頼りになると。


 ということでベイリーが、チームであるアレクサ・ブリスとニッキー・クロスが戦い、勝った方が挑戦させてやるとなるんだが、やはりコロナ感染による人員不足も大きいかと。まぁチビ助組が戦うのはいいんだが、それだとニッキーの勝ちにしたらまたかになるからアレクサなんだろうと眺めていたら、なんとやっとのニッキー勝利。拡大版RAWの深淵分析でもたっぷり活字に残したが、同じ無観客でのPPV大会とやっても見ている数が限られているし、なにしろ低下傾向の視聴率に歯止めをかけるためにも、PPVのカードをテレビ番組の方で再戦させる方針がいよいよ鮮明に。


 ニッキーが丸め込んで、晴れて次週にベイリーと王座戦になるのだった。


 ここでようやく『ファイアフライ・ファンハウス』になってダイジェストも流されるのだが、映画の予告編風に再編集するとなんか凄い試合だったように見えるのが笑える。ストローマンの死体というか、皮だけになった生首の顔がアップになるも・・・。


 番組では新入りになるマット・リドルのプッシュだが、相手が職人のトニー・ニースだから試合はちゃんとしている。ただ、なんか売り出し方はこれでいいのだろうか。

 当然次はキング・コービンということになる。


 この日の大人のファンにとってのハイライトは、ミズTVのコーナーにナオミが呼ばれたこと。あの下手くその「レイシー・エバンスが勝つのはオカシイ」とか、最低内容だったにせよ「カラオケ大会でマシだったのはナオミじゃないか」がSNSに溢れてしまう時代。そんなケーフェイ無視していいものを、そこを取り上げてナオミに☆4つ、☆5つだと画面にグラフィックがかぶさるのだが、その「☆」の中の絵がセス・ロリンズのガチのゲロ吐き場面という・・・。

 スポーツ・エンタテインメントをカミングアウトしているから、下手くそな「南部おばさんのプッシュはよくない」の意識的なユニバースの声が反映されたセグメントは時代の変化の象徴かも。これがこの日、もっとも印象深いスキットなのであった。


 AJスタイルズが見守るなかで始まったのはドリュー・グラックvs.グラン・メタリックvs.リンセ・ドラドvs.ショーティGの4wayによるIC王座挑戦者決定戦。おっとこれは必見カードだ。レフェリーはドレイク・ヤンガーである。

 本当に過小評価されているのはルチャ・ハウスパーティだと思うが、グラン・メタリックがショーティGにダイビングエルボーを決めてAJ戦へ。これまた必見だろう。昔の名前で出ていますと、大物をテレビに出せば一時的に視聴率はあがるが、そこには未来なんかない。AJは相手の名前をきっちり言えないコントやっていたが、凄い選手を地道に売っていくしか将来はないのだ。

 中邑真輔&セザーロのプロモ場面もあった。シンスケの英語はまぁ通じているとは思われる。


 遺恨戦となるジェフ・ハーディとシェイマスの「バー・ファイト」は、当初誰もが『ザ・ホラーショー at エクストリーム・ルールズ』でやると思ったものの、PPV級カードをなるべくテレビ番組の方に回す方針もあれば、これはいわゆる映画仕様だったので、なるほど1つの大会で2つもアクション映画試合があると不味いとの判断があったことを納得。恐らくだいぶ前に収録されたんだろうが、アイリッシュ・バーという設定で「そうだ、俺はアル中だ!」と過去を反省しつつ、アルコールを飲もうとしないジェフは、「兄貴は自身をデリートしたが・・・」とAEWに転出したマットのことにも触れていた。一方、シェイマスは途中でギネスの黒ビールも飲むと。

 ジェムソンのウィスキーから広告料貰っているのかとも思うが、B級アクション映画は可もなく不可もなかったか。


 それにしてもハウスショーも出来ないでいるからグッズ販売部門は売れ残り在庫の山なのか? 「ベッキー・リンチTHE MAN」Tシャツも70%のダインピングとは・・・。

■ WWE SmackDown
日時:7月24日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州オーランド パフォーマンス・センター

◆「俺たちの時代だ」新SDタッグ王者・中邑真輔&セザーロが全チームに宣戦布告

 PPV「ザ・ホラーショー・アット・エクストリーム・ルールズ」でSmackDownタッグ王座を奪取した中邑真輔&セザーロがインタビューに答えた。中邑は「そうだ!ようこそ新王者だぞ。PPVではキングストンをテーブルに叩き付けてやった。一段目だったか、二段目だったか」と王座を奪取したニュー・デイとの“テーブル戦”を振り返ると、セザーロは「キングストンは6週間の欠場だって? ビックEが活躍することはないぞ」とニュー・デイに言及。さらに中邑は「今は俺たちの時代だ。SmackDownの全チームをテーブル葬にしてやる」と新王者として自信をみせた。

◆ジェフ・ハーディが“バーファイト”で因縁のシェイマスにスワントーンボム弾

ジェフ・ハーディが執拗な挑発を続けるシェイマスと“バーファイト”で対戦した。2人がそれぞれバーのカウンターに登場すると、ジェフは「俺のキャリアを回復させる。俺は変わったんだ」と試合への意気込みを語り、これにシェイマスは「お前は変わらない。誰もお前を気にしてない」とジェフを否定した。するとイラついたジェフが襲い掛かって試合が始まると、店内の樽や壁にシェイマスを叩き付けて暴れまわったが、シェイマスも金属ビール樽で反撃すると、トイレの小便器にジェフを押さえつけて屈辱的な攻撃を展開。

さらに倉庫のラダーやギター、ドラムなどを持ち出して所狭しと両者が激しくぶつかり合うと、ハーディがツイスト・オブ・フェイトを放ったところでラダー上からトドメを狙った。しかし、これをバーテンダーが妨害するとハーディは捕まえたバーテンダーをパワーボムでテーブルに叩き付けたが、この隙にシェイマスが背後からの椅子攻撃でハーディをKO。勝利を確信したシェイマスは自身の帽子をハーディの顔面にかぶせてギネスの黒ビールを飲み干したが、帽子を取るとフェイスペイントしたジェフが復活してボトル攻撃を放つと、最後はラダーの上から必殺のスワントーンボムを炸裂させて3カウント。ジェフは“バーファイト”で因縁のシェイマスに逆転勝ちした。


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