Bellator 242とLFA 86、北米二大会開催!


(C)Bellator

 7月24日(現地時間)にコネチカット州アンカスビルで『Bellator 242: Bandejas vs. Pettis』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
 今大会は新型コロナ自粛からの復活第一弾大会となり、メインではUFCからベラトールに移籍してきたセルジオ・ペティスとベラトールを主戦場に活躍してきたリッキー・バンデハスが対戦した。現在、空位となっているバンタム級王座を狙っている二人にとって、負けられない戦いとなった。試合は、下馬評で優勢だったペティスがスタンドの打撃で有利に試合を進めて判定勝ち。危なげない勝利で強敵バンデハスを下し、これにより、ぺディスはパトリック・ミックスとバンタム級王座決定戦を行うことが決定した。

■ Bellator 242: Bandejas vs. Pettis
日時:2020年7月24日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国コネチカット州アンカスビル

<バンタム級>
○セルジオ・ペティス(米国)
 判定 3-0
●リッキー・バンデハス(米国)

<ウェルター級>
○ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)
 判定 3-0
●ジョーダン・メイン(カナダ)

<147.9ポンド契約>
○ジェイ・ジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
 判定 2-1
●タイワン・クラックストン(米国)

<フェザー級>
○アーロン・ピコ(米国)
 1R 2分10秒 リアネイキドチョーク
●ソロ・ハトリーJr(米国)


(C)LFA

 7月24日(現地時間)にサウスダコタ州スーフォールズで『LFA 86: Fischer vs. Flick』が開催された。
 このLFA(Legacy Fighting Alliance)は、アクセスTVで全米に生放送されていたレガシーFCとRFAが合併された新団体である。レガシーFCのミック・メイナード社長が2017年よりUFCのマッチメーカーに就任する事になり、それに伴い同じアクセスTVで生放送されていたRFAと合併となった。共に全米で生放送されていた為、北米中堅MMA団体でも注目度が高く、レガシーFC、RFA共に王者になるとUFCやベラトールというメジャー団体との契約出来る事が多く登竜門的な大会であったが、現在ではUFCファイトパスで生放送されるようになり、王座に就いたものはUFCと契約を勝ち取るケースが増えてきている。
 今大会のメインはフライ級王座決定戦が行われた。王座を争うのは、北米ローカル大会、ショーグ・ファイトのバンタム級王者という実績を引っ提げて乗り込んできたグレッグ・フィッシャーとFCFフライ級王者であったジミー・フリックという他団体の王者同士での争いとなった。下馬評ではフィッシャーが有利となっている。しかし試合は、下馬評を覆してフリックがテイクダウンを奪い、なんとか立ち上がるフィッシャーをフリックが肩固めを極めて一本勝ち。フリックが見事に新王者に輝いた。

■ LFA 86: Fischer vs. Flick
日時:2020年7月24日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国サウスダコタ州スーフォールズ

<LFAフライ級王座決定戦>
○ジミー・フリック(米国)
 1R 0分38秒 肩固め
●グレッグ・フィッシャー(米国)

<ライト級>
○アルトゥル・エストラズラス(ブラジル)
 1R 3分26秒 リアネイキドチョーク
●ドミニク・クラーク(米国)

<バンタム級>
○マンド・グティエレス(メキシコ)
 1R 1分57秒 リアネイキドチョーク
●ジェフ・ジェプセン(米国)