[ファイトクラブ]最後のカイリ・セイン勝利!ゲロ吐きセス・ロリンズ本音にRAW視聴率

[週刊ファイト7月30日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼最後のカイリ・セイン勝利!ゲロ吐きセス・ロリンズ本音にRAW視聴率
 ©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・コロナ、視聴率、直前変更と裏ネタ満載だったRAWの全容と詳細を解く
・全ブランドに呼ばれるアスカ、ベイリーの影でカイリに光明の瞬間来る
・時空の探求者か月曜夜の救世主なのか?コロナ後の社会秩序の変革
・SmackDownで謎のハッカー役予定だったアリにムスタファ名が戻るも
・コロナのUS王者アポロ・クルーズ、再売り出し期だったリブ・モーガン
・モンデス・フォード驚嘆跳躍とアンドラデ-エンジェル・ガザ同盟の行方
・アスカ王座陥落なんかしていない!RAWテコ入れの再戦案で延ばした
・連続ドラマは来週も見逃せない
・DマッキンタイアDジグラーも再戦にする番組視聴率重視方針の功罪
・“レジェンド・キラー”オートン“大巨人”ショーをRKO&パントキック抹殺


 PPV直後のRAWは、ライト層で『エクストリーム・ルールズ』なんか見てない一般大衆の方が当たり前の話で多数派なため、前週より67,000人増えるのは当然なんだが、わずか4%であり平均視聴者数162.8万人という数字は非常に悪い。だからこそこちらにPPV級のカードを回したり、決着をうやむやにしてテレビ番組の方で再戦させる戦術が現在のWWEだったのだが・・・。

 だいたい、コロナ前からしてもうハウスショー巡業は儲からなくなっており、どっちみち主な収入源は圧倒的に巨額な放送権料なのであって、番組でメイン級のカードというのは理に適っている。とはいっても、再び観客が戻ることになるならやはり「PPV大会があなたの街に来ます」ともなれば、いわゆるゲート収益、チケット代とグッズの売上はミリオンになるから、単なるハウスショーとは意味が違うにせよ、今の世界情勢下なら良いカードを普段のテレビ番組と同じ無観客仕様の大会に残しておく意義がないとなる。

 酷評だった『ザ・ホラーショー』から一夜あけてのRAWだったが、色々考えさせられるまたもビンス・マクマホンによって直前に台本変更となった回となった。WWEとの契約更新をサイン保留にしたままだから、なにが起きてもオカシクないようにレイ・ミステリオの眼球は落っこちたことになっている。一方で、日本に戻るためWWE最後とも言われたカイリ・セインvs.ベイリーが組まれる。視聴率が悪かったから、取り上げるに足りない回というわけでもない。むしろ議論が深まるもので、オモテの速報版とは異なる対談記事を収録する。

 さらにはビッグショーvs.ランディ・オートンというPPV級カードをトリにしたものの、大巨人のプロモには71歳「リック・フレアーが・・・」と書き直し前の台詞をやるんだが、御大は出てこない。なにしろ妻がコロナ感染の上に、本人は否定しているにせよ恐れていたことが現実に。
 PPV大会のダイジェストをなにから始めるかなんだが、冒頭はやはりEye for Eyeマッチがどうなったか。良くも悪くもミステリオの目玉くり貫きにライト層が食いつくハズとの読みなんだろうが、そもそも『ザ・ホラーショー』と聞いて見るのを躊躇ったユニバース少なくないんじゃないかと陰口叩かれていたのだが・・・。

全ブランドに呼ばれるアスカ、ベイリーの影でカイリに光明の瞬間来る

―― ベイリーvs.カイリ・セイン戦は後半でたっぷりやりますが、SmackDown所属のベイリー&サーシャ・バンクスが出てきます。女子タッグ王座は1つで両ブランドでの防衛戦にせよ、仕事の出来るベイリーはNXT含めてどこにも出てくる。アスカもですけど・・・。

オフレコ 当然にサーシャの勝手な戴冠は認められないとステファニー・マクマホンがビデオで出てくるのは予想通り。NC(ノーコンテスト)ということで次週に再戦やな。

―― 見もせずに「アスカ王座陥落」とか書いていたサイトありましたけど・・・(笑)。

時空の探求者か月曜夜の救世主なのか?コロナ後の社会秩序の変革

オフレコ WWEのシナリオ班は、伝統的にも映画のプロットをそのままパクって応用というか、スキットにしてしまうことが多いんやけど、今回のハムラビ法典Eye for Eyeは、オランダのエイリオンによるロックオペラ『THE FINAL EXPERIMENT 時空の探求者』のコンセプトをヒントにしたんじゃないかと思うんだが・・・。

―― そんなの一部のメタルマニアにしかわかりません。誰も知らないと思います。

オフレコ くり抜かれた目玉から見える世界はコロナ後の社会秩序が変わった世界なのか。そしてコロナのビジネス緊縮による解雇選手もいるなかで、むしろ「昇給しろ」と契約延長を拒んでサインしてないミステリオの眼球が転がり落ちるというメタファーなんじゃないかと。その演出も収録されたんだが、最終的には編集でカットとなったんだけど。

▼相手の目くり抜いた方が勝ちと試合前リングアナも強調したんだが・・・

[ファイトクラブ]ザ・ホラーショー目には目を!アスカ名勝負サーシャ&ベイリー王座強奪NC

―― セス・ロリンズがガチでゲロ吐いてた場面はそのまま放送されました。超リアルでした。

オフレコ RAW番組冒頭はセス・ロリンズのプロモからで、ゲロ吐いたことも素直に語っている。あれは贖罪だったのか?

―― アリスター・ブラックが出てきてバディ・マーフィーを吹っ飛ばし、そのままセスとの試合になるんですが、ポール・ヘイマン監督ならアリスターを負けさせないのに、ここでは月曜夜の救世主様のカーブストンプが入り試合に勝ちます。言われてみれば神話劇だったのかも・・・。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン