初代K-1王者ブランコ・シカティックの長男ブルーノ・シカティックがボクシング挑戦 トム・ハーリック「トップが狙える才能」

 3月にクロアチア ソリンにて亡くなった初代「K-1 WGP」王者のブランコ・シカティックの遺児であり、「伝説の拳の忘れ形見」「石の拳 2世」ブランコの長男であるブルーノ・シカティック(Bruno Cikatic)が本格的なボクシングのトレーニングを今年から開始した。チャクリキ会長のトム・ハーリックがブランコ・シカティックの墓前に参った際に、ブルーノのトレーニングを視察し、細かなコーチングアドバイスを行っている。トム曰く「このまま伸びて行けば、ボクシングでもトップが狙える才能がある」。

 ブルーノ・シカティック選手は2003年の2月23日生まれの現在17歳、高校生だ。父と同じく体格に恵まれ、身長は185cm、体重は70kg。基本はオーソドックスですがサウスポーにスイッチもできるという。参戦予定だったクロアチアのボクシングアマチュアリーグは、残念ながら新型コロナ禍のためリーグ自体が中止となった。昨年度のアマ王者をスパーリングで圧倒するなど、大いに将来が期待されている。クロアチアのメディアでは、目付きが父のブランコ・シカティックそっくりだと話題になっている。

 来年の高校卒業を機に、ブルーノ・シカティック選手は父がトレーニングを積んだオランダ、アムステルダムに行き、プロボクサーとしての第一歩をスタートする。伝説の拳の忘れ形見は、父と同じ格闘技の道を歩き始めた。


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