2・23RISE137大﨑一貴、山田洸誓、中野椋太インタビュー

☐大﨑一貴インタビュー 風音選手とはこれまでの実績が違うので、圧勝するぐらいの勝ち方をしないといけない
昨年11月にRISE初参戦を果たした大﨑孔稀の兄・一貴が満を持して登場。2/23「RISE137」では風音(TEAM TEPPEN)との一戦が決まった。これまでムエタイ系のルールをメインにやってきたが、「僕はパンチが得意なので問題はない」とRISEルールへの対応にも自信を見せている。
 
――今回RISE初参戦が決まりました。ヒジ打ち・首相撲ありのムエタイ系のルールでの試合をメインにしていた大﨑選手がなぜRISEに出ようと思ったのでしょう。
大﨑 いい選手がたくさん出ていて、凄く盛り上がっている大きな大会なので出たいと思っていたところに、声をかけていただいたので凄く光栄です。
 
――出場するにあたり、RISEルールはヒジ打ち、首相撲が認められないルールですが、戸惑いはなかったですか?
大﨑 僕はそういうルールで3~4試合経験済みなので、RISEルールでも特に問題はないと思ってます。元々はパンチが得意なのでルールにも対応しやすいです。
 
――昨年11月には弟の孔稀選手がRISE初参戦で政所仁選手に判定負けでしたが、敗因は何でしたか。
大﨑 絶対に勝ってくれると思っていた一戦だったので、負けてショックでした。向こうの方が上手でいい攻撃を狙われていたのかなと思います。僕は弟のように攻撃をもらわないように気を付けます。
 
――対戦する風音選手にはどのような印象がありますか?
大﨑 勢いがあって強い選手だと思います。
 
――どういう点を警戒してます?
大﨑 パンチをなるべくもらわないようにして、自分から攻めていける試合運びをして倒し切りたいと思います。
 
――ジュニア時代に対戦など接点はありました?
大﨑 僕とはないですが、ずっと昔に弟とやっていて(2017年9月30日)、孔稀が勝っています。
 
――ルールが違えど、弟が勝っている選手にますます負けられないですね?
大﨑 そうですね(笑)。あれから風音選手はジムをTEPPEN GYMに移籍して気持ちの面、技術なども強くなっていると思いますが、負けないように頑張ります。
 
――風音戦をクリアーして、今年はどういう1年にしたいですか?
大﨑 まずは全勝してRISEのベルトが欲しいですね。そのためにはこの一戦は絶対に勝たないといけません。僕は風音選手とはこれまでの実績が違うので、圧勝するぐらいの勝ち方をしないといけないと思ってます。
 
――今後はこれまでと同じくヒジあり路線と並行して試合をやっていくのですか? それともRISEに集中ですか?
大﨑 僕はどちらのルールでも問題ないですし、オファーがあった方に出るだけなので平行してやっていきます。
 
――初めて大﨑選手の試合を見るRISEファンにメッセージをお願いします。
大﨑 僕は打ち合うタイプなので盛り上がること間違いなしです。楽しみにしていて下さい。
 


☐山田洸誓インタビュー チャンピオンとして、ベイノア選手と一緒に大会を盛り上げたいという気持ちはあります
「RISE137」(2月23日(日)後楽園ホール)ではNJKFウェルター級王者で“浪速の伊達男”中野椋太と現役王者対決を行うRISEスーパーライト級王者・山田洸誓。戴冠後、初めてのリングに新チャンピオンは「もうすぐ子供も産まれるし、モチベーションは上がりっぱなし」と燃えている。(聞き手◎布施鋼治)
 
──減量の方は順調?
山田 (試合6日前の時点で)あと1㎏なので、問題はないです。いつも通り、ナチュラルな感じで。今回は落とすのがちょっと早いので、夜も飯を普通に食べています。
 
──昨年9月、山口侑馬を2RKOで下して、RISEスーパーライト級王者になりました。それ以来、5カ月ぶりの一戦となります。
山田 ハイ。ただ、僕的には試合間隔が空いたというのはないです。
 
──去年は3戦3勝(2KO)と、デビュー以来の全勝記録を守りました。2019年という1年を振り返ってみてどうだった?
山田 自分的にはタイトルマッチに絡む試合が7月から始まり、一回戦のタップロン戦であまりいい試合ができなかったんですけど、それでも何とか勝つことができました。その時点でもう目の前にはチャンピオンベルトがある状態だったので、「絶対にこのチャンスを活かしたい」と思いました。その結果、しっかり練習して、結果を残すこともできました。結構飛躍できた1年だったんじゃないですかね。
 
──以前はRISEのベルトを獲ることをひとつの目標にしていましたよね。
山田 ハイ。2018年にインタビューを受けた時もそう言ったと思います。
 
──ひとつ目標がクリアされた現在、新たな目標を立てた?
山田 たぶん(ファンや応援してくれる人たちは)いっぱい見てくれていると思うので、チャンピオンになったからにはチャンピオンとしての立ち振る舞いだったり、試合の見せ方を意識して闘っていきたいです。今年WORLD SERIESは僕の階級ではなかったけど、大きな大会には挑戦していきたいと思います。
 
──今大会のメインで王座防衛戦を行う“ブラックパンサー”ベイノア選手は「今年はお互い海外勢や他団体のチャンピオンを倒して、来年WORLD SERIES決勝で会おう」とエールを送っていました。
山田 本当ですか!そういうWORLD SERIESが実現したら面白いと思いますね。僕らはどちらとも空手出身のせいか、「ベイノア選手とはどう?」と聞かれたりすることもあるんですけど、あんまり意識しなくて(微笑)。
 
──お互いそうかも。
山田 多分そうだと思います。別に意識していないわけでもないけど、『同じ舞台を盛り上げていこう』という意識の方が強いんだと思います。ただ、今回メインはベイノア選手なので、盛り上がりを持っていかれそうで怖いですよね(微笑)。自分はセミファイナルだけど、しっかり盛り上げたいという気持ちはあります。
 
──今回対戦する中野椋太選手の印象は?
山田 初めて中野選手の試合を見たのは、昨年7月の対憂也戦でした。それ以前に僕も憂也選手とやっているけど、一番あずった(焦った)試合だったんです。そんな憂也選手を中野選手は1RKOで倒したわけですからね。「強いな」と思いました。しかも、顔はイケメンやし、NJKFのチャンピオンにもなっているじゃないですか。そんなことを思っていたら今回オファーが来たので、すぐ「おっ、いいな。やりたいな」と思いました。僕は弱い選手より、強い選手とやる方がいいです。自分もチャンピオンになったので、これから当たる選手はたぶん強い選手ばかりだと思いますけど。
 
──闘い方の印象は?
山田 ムエタイスタイルですよね。普段は僕より重い階級でやっているので、フィジカル面での対抗はちょっと難しいと思うので、技術面やスピードで勝っていきたいです。
 
──チャンピオン同士の一騎討ちという部分も意識する?
山田 そうですね。やっぱりRISEを背負っているので、勝ちにはこだわりたいと思っています。
 
──どんな試合をイメージする?
山田 やっぱり倒したいですね。それは自分の中にずっと置いている目標なので。
 
──ラウンドに関係なく、チャンスが来たら行く?
山田 そうですね、絶対。とりあえず最初は見てというのは僕の性に合わないです。
 
──話は変わりますが、今年3月には初めての子供が産まれると聞きました。
山田 そうなんですよ。妻はもう臨月なので、僕が試合をやっている時に産まれてもおかしくないんです。家族のためにも頑張りたいです。
 
──昨年3月には地元愛媛県新居浜市に正道会館KCIEL(カシエル) を立ち上げたと聞きました。
山田 そうですね。ちょうど産まれるくらいがオープン1周年だと思います。いまのところ順調にきています。子供の道場生の応援は大きな力になっています。残念ながら今回は新型コロナウイルスの影響で「応援に行きたいけど行けない」という感じですけど。
 
──以前、RISEのラウンドガールをやられていた妻・七夕(なゆ)さんからの励ましは?
山田 嫁はそういうのにノータッチなんですよ。「調子どう?」程度で、「絶対勝ってよ」みたいな言葉はないんですよ。
 
──ちなみに山田選手の勝負飯は?
山田 自分の従兄弟が埼玉のほうに住んでいて、毎回上京した時にお邪魔させてもらっているんですが、その時におでんを作ってくれるんですよ。そのおでんが美味しくて、最近は大会前日にそれを食べることがルーティーンになっています。野菜やたまごも食べられるし、いいですよ、おでんは。
 
──昔は計量後、肉をすぐ食べる選手も結構いました。
山田 僕も昨年7月のタップロン戦の計量後すぐ肉を食べたら、胃がおかしくなったんですよ。苦戦した理由はそれだけではないですけど、みんなに申し訳なかったと思います。
 
──そういう反省も活かされているわけですね。今回も“鋼鉄の七三分け”が乱れることはなさそう?
山田 そうですね。いつも通りにガチガチにセットしていきます(微笑)。
 
 
 
☐中野椋太インタビュー キャリアの差を見せつけて勝つ
RISE初参戦となった昨年7月のRISE大阪大会では憂也を1RKOでリングに沈めた中野椋太が2度目の参戦。2/23「RISE137」では第4代スーパーライト級王者・山田洸誓(正道会館KCIEL)とのノンタイトルマッチでの一戦が決まった。山田のベルトを狙っての参戦かと思われたが、「ウェルター級のタイトルマッチを4月のRISE大阪大会でやってもらう」と野望を語る。
 
――なぜRISE参戦を決めたのでしょう。
中野 単純にベルトを狙おうと思ったからです。
 
――昨年7月のRISE大阪大会が初参戦でタフな憂也選手から1RKO勝ちでした。勝因は何でしょう?
中野 左フックを出したら普通に倒れてくれました(笑)
 
――今回、RISE2戦目で現チャンピオンの山田選手と対戦することに関してどう思いますか?
中野 嬉しいですね。KOで勝って美味しいところを全て奪い取ったろうかなと。無敗なのでぶっ倒して初めて土を付けられるってのもいいですね。
 
――映像を見た印象は?
中野 全く問題ないと思いました。山田選手は10戦、僕はその2倍の20戦の経験があるのでキャリアの差を見せ付けて勝ちます。
 
――山田選手は愛媛在住で出稽古で大阪に行かれてます。今までに接点はありましたか?
中野 いや、それは特にないですね。
 
――今、自信のある技は何でしょう?
中野 用意しているので、試合当日になって見てもらえればわかるかなと(ニヤリ)。
 
――憂也戦ではウェルター級(-67.5kg)契約でしたが、今回は-65kg契約です。なぜ階級を下げたのですか?
中野 チャンピオンとの対戦オファーだったので、断る理由はないじゃないですか。
 
――今回ノンタイトルマッチなのでここで勝てば次にタイトルマッチの可能性もあるので、山田選手と二度対戦することになりますね。
中野 一回勝てばそれで満足なので、やらなくていいです(笑)。僕の本来の階級のウェルター級のタイトルマッチを4月のRISE大阪大会でやってもらうというのはどうでしょうか? 山田選手をKOで倒せば十分にその資格はあると思います。僕はS1ジャパン65kgチャンピオンでもあるので、ウェルター級でやるのは問題ありません。地元は大阪なのでぜひやってもらいたいですね。
 
――今回ベイノア選手がHideki選手を相手に防衛戦を行います。どちらと対戦したいですか?
中野 僕はどっちでもいいです。勝った方とやって、僕が勝って最強を証します。そこでもKOする自信もあります。
 
――RISEの東京のファンは中野選手のことを見るのは初めてになりますが、どういう姿を見せたいですか?
中野 お前誰やねん!って感じだと思うので、チャンピオンを倒して注目されたいですね。

対戦カード・大会概要

2・23 RISE137 風音インタビュー 確かに大崎一貴選手は強いけど、自分が勝てばすごいなんて1ミリも思っていない

 


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