こもとめいこ♂的、鷹の爪大賞2019

 まず、Twitterで #2019年自分が選ぶ今年の4枚 というのがあったので、こもとめいこ撮影による個人的2019年の4枚選んでみた。

 5・12『DEEP 89 IMPACT』の画像は、北岡悟から「良い写真」とお褒めの言葉を頂いた1枚。

 7・11SEAdLINNNGでのロックドロップは、松本浩代から「ブログで使いたい」と申し出があったもの。

 12・5後楽園ストロングスタイルプロレスの1枚。船木誠勝と藤田和之という自分と同年代(50歳)であれだけの試合をやってのけた2人への敬意を込めて選んだ。

 真ん中は、6・16新木場の控え室で会見する本間多恵を隅っこで見つめる安納サオリ。水樹奈々様の名曲『innocent starter』の歌詞みたいだな…と思う。

 その道一筋の皆さんの前で「カメラマンでござい」とはおこがましくて言うのがはばかられる技術で申し訳ないが、概ねその場に居合わせた私でなければ撮れないものなので、ご容赦願いたい。

◎MVP「ハウデアユーよくもそんな」 GretaThunberg 特別賞 故・中村哲さん

 言わずと知れた環境活動家である。
 飛行機の環境負荷の大きさを考慮してヨットで移動する姿勢にストロングスタイルを感じる。「アメリカにヨットで行って帰りは自家用ジェットで帰った」というデマを公然と流している人を見かけたが、いい歳した大人が恥ずべきだと思う。

「生活しているだけで環境に悪影響」
だと言う「悪口(批判と呼ぶに値しない)」もあるが、
「原始時代へ帰れ」
なんて事はグレタ・トゥーンベリさんは言っていない。
「原発に反対するなら電気を使うな論」
と同じだが、震災後に原発が停まっている間、そういう人達も何食わぬ顔で電気は使っていたのである。
 欧米ではグレタさんの主張に航空機会社が賛意を示し反省を広言している。COP25へ『化石賞』の意味も解らない世襲政治屋の四代目を送り込み、恥の上塗りをした日本は完全に周回遅れだという自覚を持つべきであろう。

 プロレスも格闘技の興行も、今後環境への負荷を考慮して運営していかなくてはならなくなる。
 紙テープを投げるのは必要か、グッズの素材は何にするべきか、飲食物の容器は何であるべきか、そもそも興行をやるのはナゼか、考える事は沢山ある。
 災害が起こってやるボランティアも大事だが、環境問題に取り組む減災はもっと大事であろう。
 合衆国大統領は問題のある対策の「パリ協定」さえ離脱した。プロレス界にはドナルド・トランプを大統領の座に付けた責任がある。せめてもの償いで、今年のMVPに選ばせていただく。

 また、先日非業の最期を遂げられた、アフガニスタンペシャワール会の中村哲さんには特別賞を贈りたい。
 真の国際貢献とは何かを身を持って示してくれた。


 安らかに。

◎鷹の爪女子プロレス大賞 唯我

 ラウェイジャパン10・2後楽園で40歳にしてラウェイデビュー。若きUFC元女王とラウェイのルールで激闘を繰り広げ、鼻骨を折られてなお闘志を失わず、ドクターストップTKOが宣せられた唯我。
 筆者のスタンスとして、リアルファイトに挑むプロレスラーには最大限の敬意を払う。勝つに超した事は無いが、へなちょこな負け方をしなければその敢闘精神は称えるべきだと思う。

 唯我は負けたとは言え、いくらなんでも相手が強過ぎたという事もあるし、鼻を折られてなお心が折れないところは「シュートも強い」唯我の看板に偽り無しと唸らされた。
「ノールールなら唯我の方が強いだろう」という反論の余地を残させるところはプロレスラーの本懐でもある。

 本人が望んだ女子プロレス大賞は岩谷麻優にさらわれたが、その闘魂は2019年の女子プロレス界を代表するものだと思う。

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◎年間最高試合(ベストバウト) 3・10 RISEスアキムvs.タリソン・ゴメス・フェレイラ

 個人的ベストバウトは3・10 RISEの第5試合、スアキム・PKセンチャイムエタイジムとタリソン・ゴメス・フェレイラの1戦。2Rに2度のダウンを奪われてゴングに救われたスアキムがインターバルで驚異の復活。3Rに逆に猛ラッシュをみせ、強烈な前蹴りをボディに叩き込んでの大逆転KOという、正に倒し倒されの素晴らしい熱戦だった。

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◎プロレス鷹の爪ラジー賞 オカダ・カズチカ

 プロレス大賞のMVPとは風の噂で訊いたが、試合に関して言いたい事は「特にありません」(興味がない)。
 ただ一点
「みもりんを(我ら声豚の元へ)返せ! 」
だけである。

三森すずこは『ラブライブ! 』のμ’sで東京ドームを2日間、超満員札止めにした上にライブビューイングを世界中で展開した。ソロで武道館も満員にした。
タレントとしての価値で言えば、
 三森すずこ>>>越えられない壁>>>オカダ・カズチカ
である。
 昔の芸能事務所なら、指の一つも詰めさせられるところだろうと思う。

 我々声豚が大事にしていた花壇を踏み荒らしていったオカダ・カズチカ。岡倫之が(グレート・オ・カーンというギミックの評価はさておき)凱旋して、オカダ・カズチカを怒りのままにガチで叩きのめしてくれる日だけを楽しみに待っている。

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◎鷹の爪メディアミックス賞『旗揚! けものみち』 

 10月に放送が開始されるや、話題沸騰となったTVアニメ『旗揚! けものみち』。
未だ何の為に製作されたか良く解らない『タイガーマスクW』に比べると、内容的にも大人のプロレスファンが観ても笑える出来になっている。

 また、11月10日には池袋アニメイトガールズフェスティバルの会場で『 DDTプロレスリング×AGF2019 ~きらめく乙女の筋肉ランド~』として、ケモナーマスク 上野勇希vs.MAO 坂口征夫戦をマッチメーク。木谷オーナー/スターダムに先んじて「偶然見たファン」へアピールした。
 作品人気の高さで今後も様々な企画がありそうで、2019年どころか、歴史的にもプロレスに関するアニメとしては稀に見るヒットとなりそうだ。

 かつてプロレスラーを志した、声優界随一のプロレス者・稲田徹さんの夢を叶えるというドラマもあった、11・10池袋⇒

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