[週刊ファイト4月18-25日号]収録　[ファイトクラブ]公開中

▼現地発レッスルマニア週間総括～志田光AEWテレビ～新日ROH功罪
　Photo by George Napolitano/他 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・イーストリバー決戦NXT圧巻勝利！ジョニー・ガルガノxアダム・コール
・志田光AEWと契約、米国移住！ケニー・オメガ元彼女だがエース資格
・AEWがターナー・スポーツならWCW崩壊から18年後のプロレス番組
・NXT後の『ワールドプロレスリング』New Japan Cup決勝放送の皮肉
・オカダ結婚！現地表記『ROH SUPERCARD OF HONOR』MSG大会の罪と罰
・祭典レッスルマニア辛口採点！シャーロット『クロニクル』特番は必見作

――　やはり週刊ファイトに期待されているのは、他媒体が突っ込んで書けないことや、特にニューヨークは大勢の通信員や協力者がいますから、現地からならではの実態報告にあります。

オフレコ　一般公開の速報段階でもはっきりと断言したように、4・5『NXTテイクオーバー』が早くも年間最高興行賞確定だろうと。あとから他のと見比べた専門媒体の論調も同じやった。それから、2019年のベストマッチ賞どころか、近年のプロレス試合で「ジョニー・ガルガノxアダム・コールは史上最高だった」も間違いない。後出しジャンケンの連中もそう書いている。

――　なにしろPRIDEの英語版実況も、ベラトールも、格闘技もプロレスもやってきたマウロ・ラナーロが、「30年コンバット・スポーツの実況をやってきたが、こんな凄い試合見たことがない」と興奮を伝えました。もう、「マンマ、ミア～」の絶叫すら必要ないというか、それを超えていたということです。

オフレコ　ガチ本音やろう。言わされた台詞ではない。だから世界中のユニバーバースの琴線に響いたんだと思う。ちょうど皆さんが同じことを思っていたタイミングで飛び出したから。

――　ただ、日本の多数派のファンにしたら、4・6『G1 Supercard』MSGがどうだったのかと。

オフレコ　それはたっぷり有料箇所で活字に残すから、「どうか他媒体のと読み比べて下さい」や。

――　トリプルHは「EPICな大会」、「EPICな試合」を大会後にやったFacebook LIVEで率直に述べてました。NXT総監督として出てくる時はベビーフェイスになるという・・・(笑)。

オフレコ　新日のMSG進出大会を誰も悪くは言ってない。そもそも前売り完売なんだし、新日側の発表と違って6時15分から始まった大会は、真夜中まで続くという、長い、長い興行になってしまい、長尺への不満はアチコチで出ているけど、成功には違いないから。

――　ただ、大半のお客さんが求めていたのは新日プロの試合がニューヨークで生観戦できるというもので、ビジネス面からなにからROHと50:50の興行だったのですが、ROHのカード、ROHの選手が出るものがことごとく受けない。うまくかみ合ってなかったという反省も大きいです。やはり、ヤングバックスを筆頭にエリート勢がごっそり抜けたことが大きいばかりか、このNXTでメインを務めたアダム・コールもROHだったことを思えば、穴が埋まらないままで新日とのバランスが取れなかった。

オフレコ　なんか客席が騒いでいる、なにかあったのかと、配信中継ではカメラが捉えなかったのでわからなかったんだけど、WWEを解雇されたエンゾ・アモーレとビックキャスが、「俺たちを使え！」とばかりアピールしたからだと後で知った。まったく要らない(笑)。

――　要らないと言うなら、本誌が強いTNA、今はインパクト・レスリング名義ですけど、マンディ・レオンとTNAのBeautiful Peopleが岩谷麻優とケリー・クラインの、まるで噛み合わないダメ試合の後に出て来て、日本で見ている大半の新日ファンは誰なのかもわからないという(笑)。

オフレコ　『G1 Supercard』は後半にやるから・・・。それにしても、「やっとNew Japanを生で見たゾ～」というお客は喜びもある反面、出発は「レッスルマニア週間」の便乗大会でもある。ハードコア層客筋が被るNXTを前日に見てるから同じ土壌で比べられた怖さは後から効いてくるな。「日本のプロレスが世界一」という神話に最後の楔を打ち込んだ事実は消えないんじゃないか。

志田光AEWと契約、米国移住！ケニー・オメガ元彼女だがエース資格

――　それで、2019年になってから、毎週必ずどこかで出てくるAEWの話題なんですけど、志田光との契約が発表されました。当面は「魔界」をやってるプロダクションとの二重契約になりますけど、米国移住するとのことです。