[週刊ファイト1月25日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼オカダ-三森すずこ WWE-新日-UFC最新 鷹の爪フェィクニュース大賞
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ゴールドバーク殿堂入りと新日 リコシェ/ウォーマシンNXT RAW25周年
・トランプFake News Awardsとコメディアンたちの宣戦布告~巨大看板
・誰ギャビ劇場不発 RIZINのキックトーナメント マクレガーUFC復帰?
・大仁田厚引退 お騒がせアントニオ猪木 プロレス界はフェイク伏魔殿
・新日と別れてからのノア新体制~トークライブや音声番組の相手役募集
―― 今週は、まだまだ1・4東京ドームの余韻が議論されていること、オカダ・カズチカの新恋人がアニメ声優の三森すずこというニュース、東スポ大賞の授賞式があったというのが、マット界オモテの話題となるんですかねぇ?
オフレコ 東スポ大賞? 駅で買う読者が50歳以上のみというデータのある夕刊紙の政治的な選考内容と、本誌の鷹の爪大賞のち密な分析の長編記事を比べて欲しいんだけど・・・。セレモニーがあったというだけでは? 発表段階で、それを受けての記事も出してある。
―― でも、あらためてオカダ・カズチカのベストバウトが4年連続という見出しから、凄いことだなぁというのはありますよ。
オフレコ ミルキーホームズの2011年5月5日の画像フォルダーが出てきた。ブシロードレスリングという名義で、長島☆自演乙☆雄一郎とか、キッダーニ男爵が出ていた後楽園ホール大会。アニメ門外漢なのにピンク・コスチュームの三森すずこを主に撮っていたという。
―― 超人類ビル・ゴールドバーグのWWE殿堂入りが正式発表されています。復帰したばかりのペイジが、サーシャ・バンクスとの試合で首を痛めて、『ロイヤルランブル』どころか、ドクター班から「試合の許可出来ない」と、事実上若くして引退になってしまうのかという、心配なニュースも漏れてましたけど。
オフレコ 紫雷イオも、その首の検査でWWE契約を見送られたということらしい。ペイジに関して公式発表はなにもないままだけど。
―― 来週のRAWは、25周年記念ということで、いわゆるTVテーピング用の小会場でしかない原点のマンハッタンセンター回帰と、ブルックリンの大箱バークレイセンターからの二元中継で、レジェンドたちもどちらかの会場に大挙登場します。きわめてニューヨーク収録にこだわったということですね。
オフレコ もちろんクリス・ジェリコも出るよ。WWEにしたら、「新日本プロレスに出てWWEの旗を振ってくれたようなもんだ」との余裕発言もあった。まぁ、本誌がずっと活字にしている通りだね。もっとも、WWE殿堂式典が終わったら、新日本プロレスは”NEXT”にゴールドバークを狙っているそうだ。これも驚くにはあたらない。
※”NEXT”はゴールバーク連勝街道の決め台詞
―― WWEの大物が来たら、海外ファンの反響含めて盛り上がることが1・4東京ドームで実証されましたからね。
オフレコ 新日本プロレスで活躍したリコシェ、ウォーマシンのNXT入りが公式に発表されたというのもある。3年契約らしい。
―― 美人のキャンディス・レラエも名前出すべきです。ジョーイ・ライアンとのカップルで混合タッグとかやってましたけど、現在はWWEのジョニー・ガルガノと結婚しましたから。
オフレコ ああ、フィラデルフィア/ニュージャージーのCombat Zone・WSU女子プロレスの大会で撮ったことあるなぁ。DDTにも来ていたね。
―― アルファ・フィメールことジャジー・ガーベルトとWWEが契約出来なかったのは、彼女もまた首がやられている検査結果が出たからだそうです。WSUの名前が出て思い出しました。手術に踏み切るそうです。
オフレコ NXT/WWEとの契約を書いていくとキリがない。流出の続くインパクトからは、イーサン・カーター3世も行く。WWEの独走が止まらないということ。
RAW25周年と、トランプ政権1年が重なるのも運命というのか・・・。本当に出て欲しいレジェンドはトランプやからなぁ。そこで、実際に動くレスラーが入ったCNN仮面をひっぱたくと(笑)。
―― パンクラスやUFCも25周年を謳っています。シュート革命元年の1993年がいかにマット界の転換期だったことか。
オフレコ 実験リーグとかでなく、継続するガチンコ興行というのが成立した元年というだけでなく、プロレスのほうもECWやみちのくプロレスが旗揚げしたり、毎週の長寿番組となったRAWの収録が始まったという。
トランプFake News Awardsとコメディアンたちの宣戦布告~巨大看板
©ロイター/Mike Segar
―― 1993年がなんであったかは、また別の機会にお願いします。現地時間の17日夜、トランプ大統領が公約通りFake News Awardsを発表しました。お約束でCNNやニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストを攻撃しています。とりあえずのトップは、トランプ当選の報を受けて経済学者が「経済は絶対に回復しない」とコメントしたことを、選挙結果の予想を見事に外した腹いせからデカデカと取り上げたニューヨーク・タイムズ。まぁ、株価はどんどん上がってダウは26000ドルをつけてますからねぇ。フェイクだと罵倒されても反論できません。あとABCニュースのロシア疑惑報道も誤報だと。
オフレコ 「NHKもフェイク・メディアだ!」とやったのは来日したスティーブン・バノン元首席戦略官。さっそく使わせてもらって、目玉記事の枕にしている。
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トランプ、北のロケットマン、Ghost In the shell~鷹の爪2017番外編[ファイトクラブ]マクマホンWWE株高値売却
―― ビンス・マクマホンのお友達でプロレス経験者、「メキシコ国境に壁を築く」とかの一連の限界スレスレの過激アングルを打つことで人気を得たフェイクの権化のような合衆国大統領が、フェィクニュース大賞を発表してくれるから、本誌もインスピレーションを得られると。
オフレコ さっそくニューヨークでは、コメディアンたちが便乗してパロディを始めた。CBSの平日毎晩やっているLATE SHOWのスティーヴン・コルベアは、タイムズスクエアにThe Most dishonest & corrupt media awards of the yearとの、巨大ビルボード広告を掲げて宣戦布告した。
―― 本誌がたびたび取り上げるNBCのSaturday Night Liveでもパロディやるでしょうねぇ。特に、鯉の餌を一気に池に投げた安倍首相との場面を(笑)。
オフレコ LATE SHOWは、マンハッタンのエド・サリヴァン・シアターの収録で、デヴィッド・レターマンが司会だった頃は、あの伝説のアンディ・カウフマンとジェリー・ローラーの暴行事件があった。
―― 番組中にガチでケンカになったのか、アングルなのか判然としないから、翌朝には一般ニュースにも取り上げられたという。
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オフレコ そのアンディ・カウフマンの評伝映画『Man On The Moon』は1999年公開だけど、主演を演じたジム・キャリーと、本人役で出演のジェリー・ローラーが、カメラの回ってないところでもケンカしてたのは、果たしてシュートなのか、ワークなのかというのが、2017年公開のドキュメンタリー『ジム&アンディ THE GREAT BEYOND』という・・・。
―― 司会のデヴィッド・レターマンは、どこまで知らされていたのか否か、プロレス者には刺激的な論争も、今日まで続いています。レジェンドというのは、そういうことですね。RAW25周年にはジム・ロスとジェリー・ローラーの実況席も復活するそうです。
オフレコ 後任のスティーヴン・コルベアはよくやっている。BABYMETALがお茶の間に紹介されたのもLATE SHOWだった。今年に入っての最大の悲報は、BABYMETALのギター、藤岡幹大さんが亡くなったこと。そのLATE SHOW出演時に、アンプからマイクで音を拾うのでなく、ラインで録ってくれと進言したインタビュー記事が残っている。
―― コメディアンの専売特許じゃないんだから、我々も鷹の爪フェイクニュース大賞をやりましょう。