カムーシュを圧倒したシェフチェンコが王座防衛!ペリーとの激闘を制してルーケが白星!UFCファイトナイト・ウルグアイ


Alexandre Schneider/Zuffa LLC/UFC

 総合格闘技団体UFC(Ultimate Fighting Championship)は日本時間2019年8月11日(日)にウルグアイ・モンテビデオのアンテル・アリーナにて”UFCファイトナイト・ウルグアイ”を開催した。
 ウルグアイ初のUFCイベントとなった今回はメインイベントにタイトルマッチが組まれ、女子フライ級王者ワレンチナ・シェフチェンコが挑戦者リズ・カムーシュを迎え撃ちました。お互いに相手の出方をうかがいながら大きなダメージを受けぬよう慎重な試合展開となった試合は、第3ラウンドにカムーシュが足を滑らせてしまい、マットに倒れたところをシェフチェンコが襲いかかるも、両者とも動きが止まってしまったことからレフェリーがブレイクを指示した直後、テイクダウンを決めたシェフチェンコがカムーシュをケージ際に追い込んでパウンドを放っていきましたが、フィニッシュには至りませんでした。終始、シェフチェンコ優位に進んだ試合はフルラウンドにもつれ込んだものの、シェフチェンコが1ポイントも失うことなくユナニマス判定で王座防衛を達成した。
 セミメインイベントでビセンテ・ルーケとマイク・ペリーが対戦したウェルター級マッチは激しい打ち合いやグラウンドゲームが繰り広げられ、こちらも3ラウンドで決着つかず、ジャッジに委ねられた勝負の行方はルーケに軍配が上がった。
 次回、UFCは日本時間8月18日(日)にアメリカ・カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターにて”UFC 241″を開催。メインイベントでヘビー級王者ダニエル・コーミエが元チャンピオンのスティペ・ミオシッチとの再戦を受けて立つほか、アンソニー・ペティスとネイト・ディアスの因縁の対決に加えてヨエル・ロメロ対パウロ・コスタ戦など激闘必至の好カードがそろっている。

■ UFCファイトナイト・ウルグアイ
日時:現地時間2019年8月10日(土)、日本時間8月11日(日)
会場:ウルグアイ・モンテビデオ アンテル・アリーナ

【メインイベント】
<女子フライ級タイトルマッチ 5分5ラウンド>
○ワレンチナ・シェフチェンコ
 判定3-0(50-45、50-45、50-45)
●リズ・カムーシュ

ワレンチナ・シェフチェンコ
「もう一度、ベルトを防衛するチャンスに恵まれて本当にうれしい。リズがとても経験豊富なファイターなのは分かっていたし、常に相手の試合の欠点を狙っているような、とてもセンシティブなタイミングだったのも分かっていたから、それに対応できるようにしておく必要があった。数カ月で2戦目だし、この後、どうすることになるのか考えられない。ジェシカ・アイとの試合後に休もうと思っていたけど、UFCがこの試合をオファーしてくれた。どうなるかは分からない。今日はウルグアイで初めてのUFCイベントが開催されるという歴史が刻まれた。最高のイベントだったし、その一員になれたことを本当にうれしく思っている。またこの国に戻ってきたいし、もっともっと知りたいと思うわ」

【セミメインイベント】
<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
○ビセンテ・ルーケ
 判定2-1(28-29、29-28、29-28)
●マイク・ペリー

ビセンテ・ルーケ
「こういう試合は慣れている。最初はバーバリーナで今回はペリーだ。正直に言えばスプリット判定だったことにちょっと驚いた。最初の2ラウンドは自分が勝ったと思っていて、最後は取られたと思っていたけど、それでも勝利は明白だった。予想していたよりも受けてしまったけど、自分の戦略にしたがっていったんだ。短期間で複数の試合をするのはハードだ。そうできるように体調を整えておきたい。11カ月で4試合やった。貢献してきたつもりだし、次の試合はUFCがトップ10の誰かとやらせてくれることを願っている。かなり手ごわい相手を倒してきたし、俺の存在は証明してきたと思っている」

【メインカード】
<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○エドアルド・ガラゴリ
 判定3-0(30-27、30-27、30-27)
●ウンベルト・バンデナイ

エドアルド・ガラゴリ
「友達や家族の前でUFCデビューできて本当にうれしい。もっとうまく戦えたら良かったんだけど。申し訳ない。でも、最終的に大事なのは勝つこと。ファンのみんなには常に、自分が前に進むファイターだと期待してもらいたいし、勝利とパフォーマンスボーナスを狙うファイターだと思ってもらいたい。UFCが用意してくれる相手となら誰とでもやるつもりだけど、もし選べるのなら、11月のサンパウロでストライカーとやりたい」

<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○ヴォルカン・オーズデミア
 2ラウンド(4分31秒)KO
●イリル・ラティフィ

ヴォルカン・オズデミア
「試合は思っていた通りにいった。ものすごく強い相手だってことは分かっていたけど、こっちから仕掛けたペースで相手は第2ラウンドにはガス欠だった。何発か打ったら効いて、フィニッシュできた。もう一度、タイトル挑戦に近づくために今の自分にとって一番ロジカルな試合はヤン・ブラホビッチだと思うけど、ドミニク・レイエスにリベンジしたい。あの試合が向こうにあったなんて誰も思っていないと思うし、次はそれを証明してみせる」

<ミドル級マッチ 5分3ラウンド>
○ホドルフォ・ヴィエラ
 2ラウンド(4分26秒)サブミッション(アームトライアングルチョーク)
●オスカル・ピエホタ

ホドルフォ・ヴィエラ
「決り文句みたいに聞こえるかもしれないけど、でも夢を見ているようだ。戦い始めてからずっとこれを夢見てきたし、特にピエホタのようなタフな相手にサブミッションで勝つなんて最高だよ。最初からすごかった。今年中にもう一度戦いたいけど、ブラジルで休んで、家族と過ごす時間も少し必要。ただ、トレーニングはやめない。もっとうまくなりたいし、この勢いを続けたい。今はUFCにいるんだからね」

<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○エンリケ・バルソラ
 判定2-1(30-27、29-28、28-29)
●ボビー・モフェット

エンリケ・バルソラ
「今回の試合でもっと経験を積んだファイターになれた気がする。今回の対戦相手は戦略を変えてきて、試合の展開が違っていたから、ファイターとして難しかった。コーチがずっと、トレーニングを止めてはいけないと言ってくれたし、バンタム級に落とすこともできると思っている。でも、フェザー級の方が減量は楽だけど、たぶん次の試合はバンタム級で戦うんじゃないかな。チームと一緒に良いプランを考える。それに集中するつもりだ」


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