岡見勇信ONEデビューは黒星!ムエタイ健太は勝利!ジャカルタONE: FOR HONOR

 One Championshipがインドネシアのジャカルタに再来。ついにONEと契約して、チャンピオンになると宣言していた岡見勇信だが、キルギスタンのキャムラン・アバソフにパウンドを浴びてデビュー戦は黒星だった。キックの健太は、リトアニアのデイヴィダス・ダニーラにスプリット判定の2-1で勝利している。
 メインのフライ級ムエタイ世界タイトル戦は、22歳の英国新鋭ジョナサン・ハガティーが、タイのベテラン戦士サムエー・ガイヤーンハーダオを判定で下す番狂わせとなった。

■ ONE: FOR HONOR
日時:5月3日
会場:インドネシア ジャカルタ イストラ・スナヤン

<第14試合 スーパーシリーズ:ONEフライ級ムエタイ世界タイトル戦>
[王者]●サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
 5R 判定
[挑戦者]○ジョナサン・ハガティー(英国)

 今大会の〝バウト・オブ・ザ・ナイト″に認定された大激闘。22歳の英国ストライカー、ジョナサン・ハガティーが、絶対王者のサムエー・ガイヤーンハーンダオを3-0の判定で破り、新王者に輝いた。試合は序盤からハイペースの乱打戦で、互いに一歩も譲らずの攻防。3Rと5Rでヒザをキャンバスについてダウンを取られた王者のサムエー。4Rに鬼の形相でハガティーを倒しにかかるも、仕留めきれず。壮絶な死闘を制したハガティーが新王者に。ハガティーは試合後のマイクで、次の対戦相手に那須川天心戦で名を上げたロッタンを名指しした。

<第13試合 ウェルター級(83.9kg) 5分3R>
○キャムラン・アバソフ(キルギス)
 2R 1分10秒 パウンドTKO
●岡見勇信(日本)

 日本レジェンドの岡見勇信が満を持してONEに参戦。キルギスタンの剛腕キャムラン・アバソフ
と対戦した。岡見は序盤、北米で培ってきた経験値の高さを証明するかのように全局面で圧倒。1R終盤にはテイクダウンからパウンドを落とすなど完全にペースをものにした。しかし、2R、圧力をかけながら前に出てきたところに、アバソフの右ストレートを被弾しダウン。パウンドを浴び続け、まさかのTKO負け。苦いONEデビュー戦黒星となった。
 事前のインタビューで、「変則的でどこから飛んでくるかわからない打撃」に警戒していたが、まさにそこに死角があったことになる。

<第12試合 フェザー級(70.3kg) 5分3R>
●山田哲也(タイガームエタイ)
 判定0-3
○マラット・ガフロフ(ロシア)

 日本の山田哲也が元ONEフェザー級世界王者のマラット・ガフロフと対戦。スタンドの展開で勝負したい山田だったが、レスリング力のあるガフロフに簡単にテイクダウンを許し、終始トップキープを許す状態に。山田は下からの攻めで活路を見出そうとするが、ガフロフの固いポジショニングを崩すことは出来ず。結局、3-0のフルマークで判定負けを喫した。

<第11試合 スーパーシリーズ・ムエタイ/バンタム級>
○ヨードパノムルン・ジットムアンノン(タイ)
 3R 2分11秒
●テイラー・ハードキャッスル(オーストラリア)
 ムエタイ・バンタム級の注目カード。ムエタイ強豪のヨードパノムルン・ジットムアンノンが3R、テイラー・ハードキャッスルをヒザ蹴りでKO勝利。〝ザ・ライトニングニー″のニックネームに相応しいパフォーマンスで会場を沸かせた。

<第10試合 MMA/アトム級>
○プリシラ・ヘルタティ・ルンバン・ガオール(インドネシア)
 判定3-0
●ノウ・スレイ・ポブ(カンボジア) 
 注目の女子アトム級のカード。ウーシュー世界選手権メダリストのプリシラ・ヘルタティ・ルンバン・ガオールと、クン・クメール世界王者のノウ・スレイ・ポブが対戦。地元の大声援を背にインドネシアのガオールが終始攻め続け、フルマークの判定勝利を飾った。

<第9試合 総合格闘技/フェザー級>
○タン・リー(ベトナム/米国)
 2R 0分12秒KO
●ユサップ・サーデュラエフ(ダゲスタン共和国) 
 LFAフェザー級王者でベトナム系米国人のタン・リーがONEに初参戦。1R、ブラジリアン柔術黒帯のユサップ・サーデュラエフに寝技で苦しめられたが、2R、ユサップのダブルレッグにカウンターのヒザ蹴りを合わせ、KO勝利を飾った。

<第8試合 MMA/バンタム級>
○キム・デファン(韓国)
 1R 4分11秒TKO
●アイディン・ジュマイ(中国) 
 韓国のキム・デファンと中国のアイディン・ジュマイの対戦は序盤から激しい打撃戦。感情むき出しの打ち合いとなったが、コーナーにジュマイを追い込んだキムの右アッパーがヒットしTKO勝利を飾った。

<第7試合 フェザー級(70.3kg) 5分3R>
○高橋遼伍(CRAZY BEE/元修斗環太平洋フェザー級王者)
 1R 1分46秒 TKO
●ケアヌ・スッパ(マレーシア)

 元修斗環太平洋フェザー級王者の高橋遼伍は、ブランクからの復帰戦でマレーシア強豪のケアヌ・スッバと対戦。序盤から激しくスタンドの打撃を交換する両者。高橋が右のローを出し、スッバがパンチを合わせる展開。スッバのローを高橋がカットすると、スッバが突然倒れ、高橋がそのままパウンドTKO。高橋は怪我で1年7ヵ月の長いブランクがあったが、ONEデビュー戦で華々しい復活劇をみせた。

<第6試合 MMA/バンタム級>
●ポール・ルミヒ(インドネシア)
 判定0-3
○スノト(インドネシア) 
 インドネシア王者のスノトとポール・ルミヒの地元勢対決。ベテランのスノトがルミヒをグラウンド&パウンドで終始圧倒し、3-0の判定勝利を飾った。

<第5試合 ムエタイバンタム級(65.8kg) 3分3R>
○健太(E.S.G/WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者)
 判定2-1
●デイヴィダス・ダニーラ(リトアニア)

 日本の健太はリトアニア強豪のデイヴィダス・ダニーラと対戦。1Rから前に出てくるダニーラに健太はジャブで牽制。しかし、右アッパーを貰うなど印象の悪い展開が目立つ。2Rに再び圧力をかけるダニーラに健太はミドルと首相撲からのヒザ蹴りで対抗。ジャブも当たり出し、ダニーラが効いた場面も。3Rはお互い攻め合い一進一退の攻防。2-1のスプリット判定で健太がONE初勝利を飾った。

<第4試合 MMA/フライ級>
●ルーディ・アグスチアン(インドネシア)
 2R 2分50秒 TKO
○チャン・ロタナ(カンボジア) 
 インドネシアのフライ級王者ルーディ・アグスチアンとONEカンボジア・フェザー級GPファイナリストのチャン・ロタナの対戦は、スタンドでの打撃戦。地元の大声援を受けたアグスチアンだったが、2Rのロタナの猛攻でTKO負けを喫した。

<第3試合 スーパーシリーズ・ムエタイ/バンタム級 3R3分>
○アンドリュー・ミラー(スウェーデン)
 判定3-0
●モハメド・ビン・マムード(マレーシア) 
WKAイギリス王者のアンドリュー・ミラーがマレーシアのトップストライカー、モハメド・ビン・マムードを圧倒。1Rと2Rでダウンを奪い、3Rフルマークの判定勝利を飾った。

<第2試合 MMA/ストロー級>
○アドリアン・マテイス(インドネシア)
 1R 4分42秒 一本(リアネイキドチョーク)
●ヒマンシュ・コシィック(インド)
 インドネシア・ストロー級実力者のアドリアン・マテイスが、インドのヒマンシュ・コシィックを終始圧倒し、1R終盤にリアネイキドチョークークでタップアウトを奪った。

<第1試合 MMA/ストロー級>
●グントゥール(インドネシア)
 1R 4分56秒 一本(アームバー)
○アンジェロ・ビモアジ(インドネシア) 
 現地ジャカルタ出身同士の対戦でイベントがキックオフ。試合開始直ぐに〝ザ・ユニコーンキング″アンジェロ・ビモアジがグントゥールからテイクダウンを奪うと、1R終了間際にフルマウントからのアームバー。見事な一本勝ちで会場を沸かせた。


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