アイスリボン藤本つかさx希月あおい3度目前哨戦「私はハッピーは飽きた。スーパーハッピーがいいんだよ!」

 11・24横浜リボンでICE∞王座を賭けて対戦する藤本とあおいが3週間ぶり3度目の前哨戦に臨んだ。これまでの2度の前哨戦では王者・藤本つかさの勢いが勝っていたが、藤本欠場の10・11大会での決意表明したあおいも気合十分。

■ アイスリボン599
日時:10月25日(土) 19時30分試合開始/19時00分開場
会場:アイスリボン道場 観衆92人

 試合は同じ横浜でリボンタッグを賭けて対戦する世羅vsチェリーでスタート。探り合いの静かな攻防が展開されたが、チェリーが藤本に代わるとコーナーのあおいに。これにあおいが応じたことで一気にヒートアップ。
 横浜に向けての4選手の気迫や思惑が激しく火花を散らした。激戦を制したのは藤本のビーナスシュート。チェリーをアシストする形で世羅にクリーンヒットさせ倒れ込む世羅をチェリーが丸め込んでのフォール勝ち。結果的にまた藤本があおいを上回った。
 ぶ然とした表情でリングを降り帰りかけていたあおいを藤本がリング上から呼び止め「あんたからハッピー取ったら、何が残る?」と前回のあおいのアピールに対して、強烈な一言を浴びせる。
 帰りかけていたあおいだがマイクを取ると「生半可なハッピーなんていらねえんだよ!私からハッピーを取ったら・・・スーパーハッピーしか残らないんだよ!」と叫びリングへ。「藤本、お前にこれができるか?(といきなり自分の入場曲を歌って踊り出す)お前歌えんのか、おらっ!」と挑発するあおい。
「歌えねえよ!」と藤本が答えると、あおいはリングに上がり、藤本にペットボトルに入った水を浴びせる。「はぁ?」と苛立ちの表情で対する藤本に「そのリアクションが生半可なハッピーだって言ってんだよ!私はハッピーは飽きた。スーパーハッピーがいいんだよ!ベルトを獲るためにはハッピーはいらないって言ったのは、そのハッピーは生半可なハッピーだったってこと。今、ここで証明してやるよ!私はみんなを笑顔にしたい。だったら、まず自分が笑顔でいなきゃだめだろ。私はどういう状況であれ、ハッピーでいれる自信があるんだよ!スーパーハッピーでいられる自信があるんだよ!こういう状況でもな!」とペットボトルの水を自分の頭から浴び始めた。
 その行動に唖然とする藤本を尻目に「希月あおい、11・24ベルト獲る!絶対にベルト獲る!そうしたらな、毎回こういうことしてやるよ!希月あおい政権、もうすぐ始まるからね。お楽しみに!」と一気にアピールしリングを降りた。
 タイトルマッチが決まってから、今ひとつ波に乗れずにいたあおいだが、これまでのマイナスを一気に払拭するあおいならではのはちゃめちゃな自己主張…ハッピーを超えたスーパーハッピーを目指して希月あおい、ついに覚醒!?
<第4試合 タッグマッチ20分1本勝負>
藤本つかさ、〇チェリー(ユニオン)
 14分32秒 藤本のビーナスシュートからの片エビ固め
希月あおい、●世羅りさ

 くるみとの2度のシングルマッチに引分け、3度目の決着戦が予定されていたものの、欠場を余儀なくされた優華。約1ヵ月ぶりの復帰戦で”因縁の”くるみとの直接対決がマッチメイクされた。試合はつくし&優華の高校生タッグが連係のうまさで相手チームを上回る動きをみせる。持ち前のパワーで反撃に出るくるみだが、パートナー都の暴走で、せっかく戻るつつあった試合の流れをぐちゃぐちゃに掻き回してしまう。
 最後はスクールガールのバリエーションホールドの逆さまガールで優華が都をフォール。優華が復帰戦を自らの一本勝ちで飾った。
 試合後くるみは「久々に優華と試合をしまして、復帰する前よりも技の丁寧さとか、雑になっているんじゃないかなと思った」と優華の試合にちくり。対する優華も「たしかに1ヵ月前よりは自分も動いてみて、技の正確さとか無くなっていたかもしれません。でも、試合で勝ったのは自分です」とくるみの前に歩み出ると、一歩も退かずにマイクで応戦。くるみが「自分は優華から今日フォール取られてない」と語れば、「タッグチームとして負けたのはくるみ」と優華。この言葉に「タッグとシングルは違うんだよ!決着つけたいのでシングルお願いします!」とくるみはシングル決着戦を要求。これを受けて11・24横浜リボンで行うことが決定された。
141025IR3<第3試合 タッグマッチ15分1本勝負>
つくし、〇優華
 10分03秒 逆さまガール
くるみ、●松本都(崖のふち)

 昨年11・19道場マッチで行われた”235試練の七番勝負”第1戦以来となる美央vs235のシングル戦。藤本から新人の教育係を任された美央は、開始早々、235の大声にダメ出し。もっと腹から声を出せ、とばかりに自らも大声を張り上げて見本をみせた美央は、235の攻めにも胸を張って受けて立ち、その上で3倍、4倍返しの攻撃を仕掛けていく。それでも必死に立ち上がり、バックに回ってのスリーパーを決めた235だが、スリーパーを決めた状態で背中をコーナーポストに打ちつけられ、美央の蹴りを連打で浴びてのフォール負け。
 試合後、美央は「今日は気持ちが見えて、私ほどではなかったですけど、声も出ていて、前へ前へという気持ちはすごい伝わった。ただ、新人教育係として言わせてもらう。235、あの声の攻撃はダメ。あれ、合ってない。だって私のほうが声、大きいんだもん。あれ、禁止ね。」と235に語ったあと、「新人教育、楽しいです。また新人とやらせてください。」と藤本に申し出ると、その言葉を待っていたかのように、藤本から「じゃあ、横浜リボンなんだけど、235、寿ゆり、あきば栞、弓李、藤田あかね、全部お願い。6人タッグマッチお願い」といきなり若手全員を一度に教育することとなってしまった。
 カード編成も一任された美央は「今日、当たったんだから、次は組もう」と235をパートナーに指名。一度は喜んでOKした235だが、藤本から美央のみ2カウントルールと聞くと、「私、やっぱり美央さんと戦いたいです」と対戦をアピール。美央は「2カウントで紫雷美央を超えられると思うなよ!」と寝返った235を睨みつけてニヤリ
141025IR2<第2試 シングルマッチ10分1本勝負>
〇紫雷美央
 7分14秒 バズソーキック⇒片エビ固め
●235

 信州ガールズの10・19大会で初シングル戦を行った2人が今度はアイスリボンのリングに舞台を移し一週間ぶりの再戦を行った。この日からキャッチコピーを”グラマラス・ライスケーキ”に変更したもちは入場から気合十分。序盤からペースを握り小雪を翻弄する。切り返しの丸め込みやドロップキックで突破口を開こうと攻撃を仕掛ける小雪だが、のらりくらりとしたムーブかと思えば、ここぞという時のスピーディな瞬発力をみせるもちのペースを崩すことができず。最後は棚からぼたもちでもちが小雪を圧殺。
141025IR1<第1試合 シングルマッチ10分1本勝負>
〇宮城もち
 7分41秒 棚からぼたもち⇒片エビ固め
●林小雪(信州ガールズ)

【新規決定対戦カード】
■ アイスリボン横浜大会『横浜リボン2014Ⅴ』
日時:11月24日(月・祝) 12時00分開始/11時30分開場
会場:関内・ラジアントホール

<6人タッグマッチ20分1本勝負>
紫雷美央、235、藤田あかね、弓李、あきば栞、寿ゆり
※組み合わせ未定(但し紫雷美央と235は対戦となる)
※紫雷美央のみ2カウントで負け

<シングルマッチ 30分1本勝負>
くるみ vs 優華

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