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現地時間7月10日に行われたSmackDown生中継にて中邑真輔がついにリング復帰。日本のファンへの埋め合わせの目的もあるのか、AJスタイルズとの一騎打ちが組まれ、観客も「AJスタイルズ、ナ・カ・ム・ラ」の合唱で定番対決を楽しんだが、途中からはルセフとジェフ・ハーディのタッグマッチに。またそのタッグ試合中、ルセフのサバ折り場面(業界用語ではレスト・ホールド=お休み)では、次の女子王座戦ナイア・ジャックスとアレクサ・ブリスのCMが画面分割で挿入されるなど、日本時間7月16日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信されるPPV『エクストリーム・ルールズ』の仕込みが続いた。中邑が欠場していた理由の説明は番組では一切ないまま。本誌の報道通り、警察犬に噛まれたのがガチであるため訴訟なども検討中なので、かえってアングルには出来ない。うかつにTVではシナリオ台詞に使えないものと推定される。
女帝アスカのランバー・ジャック戦は、先週のSmackDownでもお伝えした通り、テニスのビリー・ジーン・キングの1973年実話の男女対決を描いた新作映画『Battle of the Sexes』の裏タイアップ企画としか考えられず、最弱男ジェームス・エルズワースは、現在のテニス女帝セリーナ・ウィリアムスにもSNSで挑戦表明というギャグが番組でも紹介されていた。映画に詳しくないと、ストーリー展開のツボがわからないのがWWEシナリオ班の特徴になる。
◆中邑&ルセフ、タッグで前哨戦勝利
スマックダウンでルセフとエイデン・イングリッシュがゲスト解説を務める中、中邑真輔対AJスタイルズのシングル戦が行なわれた。お互いを知り尽くす2人は決定打を食らうことなくハイレベルな攻防を展開するも、場外戦になるとルセフが背後からAJスタイルズを攻撃して試合は反則判定となってしまう。すると、そのままルセフがAJスタイルズを抑え込み、中邑に攻撃のチャンスを与えたが、そこへジェフ・ハーディが登場。ジェフは2人を蹴散らしてAJスタイルズを救出すると、ペイジGMが急遽PPV『エクストリーム・ルールズ』で対戦する王者組ジェフ&AJスタイルズと挑戦者組中邑&ルセフのタッグ戦を決定した。
タッグ戦ではジェフがルセフにツイスト・オブ・フェイトを決めると、コーナートップからスワントーン・ボムを狙った。しかし、中邑がジェフを妨害してリングに落とすと、その隙にルセフがマチカキックを叩き込んで3カウント。PPVの前哨戦は挑戦者組の中邑&ルセフが勝利を収めた。中邑対ジェフのUS王座戦、AJスタイルズ対ルセフのWWE王座戦が行なわれるPPV『エクストリーム・ルールズ』は日本時間7月16日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。
◆アスカ、勝利もスプレー&スーパーキックでダウン
PPV「エクストリーム・ルールズ」でカーメラとの女子王座戦が決定しているアスカが、カーメラの手下ジェームス・エルズワースとランバージャック形式での男女対決に挑んだ。8人の女子スーパースターがリングを取り囲む中で「俺はアスカと闘う準備ができている」と意気込むエルズワースだったが、アスカと向かい合うとすぐさま場外に逃亡。しかし、ベッキー・リンチに捕まってリングに戻されると、エルズワースはアスカに攻撃を待つように懇願。大阪弁で「無理じゃコラぁ」とアスカはヒップアタック、さらに強烈なヒザを叩き込むと再びエルズワースは逃亡。しかし、ここでエルズワースを捕まえると、女子スーパースター達同士が乱闘となってしまう。その隙にカーメラが隠し持っていたスプレーをエルズワースに手渡すが、アスカはお構いなしにソバット、さらにアスカロックでエルズワースを捕まえるとタップを奪って快勝した。
試合には勝利したアスカだったが、試合後エルズワースにスプレーを吹きかけられると、カーメラからスーパーキックを食らってダウン。カーメラはベルトを掲げて自身がチャンピオンであることをアピールしてリングを後にした。
■ WWE SmackDown LIVE
日時:2018年7月10日(現地時間)
会場:アメリカ・ニューハンプシャー州マンチェスター SNHUアリーナ
<10人タッグマッチ>
○チーム・ヘル・ノー、ニュー・デイ
ピンフォール
●ブラジオン・ブラザーズ、SAnitY
<シングルマッチ>
○アンドラデ”シエン”アルマス
ピンフォール
●シン・カラ
<ランバージャックマッチ>
○アスカ
アスカロック
●ジェームズ・エルズワース
<タッグマッチ>
○中邑真輔、ルセフ
ピンフォール
●AJスタイルズ、ジェフ・ハーディ
<シングルマッチ>
○AJスタイルズ
反則
●中邑真輔
EXCLUSIVE: What was it like for the women of #SDLive to FINALLY get their hands on @realellsworth in the #LumberjackMatch? @WWE_MandyRose @SonyaDeville @BeckyLynchWWE @BillieKayWWE @PeytonRoyceWWE pic.twitter.com/CLKBXQXvSM
— WWE (@WWE) 2018年7月11日
◆戸澤、次週の205 Liveでラッシュとの対戦決定
先週の205 Liveでリオ・ラッシュから挑発を受けた戸澤陽が、ラッシュとコリン・デラニーのシングル戦に登場した。戸澤が試合を見守る中、ラッシュは格下相手に華麗な動きで相手を翻弄。まったく相手を寄せ付けず最後はコーナートップからフロッグ・スプラッシュを決めて快勝した。戸澤は「ワオ!すばらしい試合だったが、大したことないな」とラッシュを侮辱すると、さらにマイクを求めるラッシュの前でわざとマイクを落として挑発。するとそこへドレイク・ マーヴェリックGMが現れて、次週の205 Liveで2人が対戦することを決定した。
◆ヒデオ、クルーザー級王座にあと一歩届かず
205 Liveではヒデオ・イタミがクルーザー級王座戦に挑んだ。「あいつは俺をリスペクトしていない。なめられて堪るか。俺の実力を見せつけてやるよ」と王者セドリック・アレクサンダーに敵意を剥き出しにしたヒデオはミドルキックからマウントパンチと打撃でアレクサンダーを攻め立てた。しかし、アレクサンダーのアッパーカット、さらにオーバーロープのダイブ攻撃を決められて一時は劣勢になるヒデオだったが、スワンダイブ式攻撃を狙ったアレクサンダーを迎撃して場外に落とすと、スチール階段で串刺しドロップキックを炸裂。勝利を確信するヒデオだったが、これをカウント2で返されてしまう。さらに裏拳2発を繰り出して追い打ちをかけるヒデオだったが、最後はアレクサンダーにランバーチェックを決められて無念のカウント3。ヒデオはクルーザー級王座獲得にあと一歩のところで敗戦した。
\😆おめでとう、ロンダ✨👏/ロンダ・ラウジー、女性初のUFC殿堂入り!
「全てを変える女性」と称賛 #WWE #wwe_jp @sportingnewsjp https://t.co/GvETyxU2qh— WWE Japan (@WWEJapan) 2018年7月11日
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▼ガチ分析WWE両国連戦①!女子~中邑真輔~本国で見れないAJスタイルズSジョー
▼ガチ分析WWE両国連戦②Dブライアン復帰~MIZお仕事~紫雷イオ
▼WWE 初観戦記「中邑真輔は真のカリスマとなれるか?」
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’18年07月19日号新日カウパレス BレスナーUFC SEAdLINNNG 新日キック KENTA KAI横浜