[週刊ファイト08月20日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼真夏のJoshi絵巻Sareee連戦!マーベラス土曜 マリーゴールド日曜
Photo: いとぞう buffy0628 by buffy0628 編集部編
・Sareee勝負エスカレート 「どっちかが負けたらスパーク・ラッシュ解散」
・Sareee桃野美桜撃破「解散」乗り越え大田区へ。そしてマゼンダの乱入
・「復帰したから試合をする」ではなくSareeeと向き合うために 岩谷麻優
・Sareee「私の本命はずーっと岩谷麻優なんだよ」 弓月の次のステージ
・8・8マーベラス彩羽匠-最後は破壊力TKO暁千華18分+の真っ向勝負
・激闘2大シングル~長与千種12・20後楽園での「完全満員」への誓い
■ Marvelous後楽園ホール大会
日時:8月8日
会場:後楽園ホール
■ マリーゴールドSUMMER Destiny2026
日時:8月9日
会場:EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)観衆1310人(主催者発表)
Sareee勝負エスカレート 「どっちかが負けたらスパーク・ラッシュ解散」
8月8日のマーベラス後楽園から、8月9日のマリーゴールド大田区総合体育館へ。
この二日間を一本の線で見ると、Sareeeというレスラーが現在の女子プロレス界でどれだけ異質な存在感を放っているのかが、より鮮明に浮かび上がる。
8・8は桃野美桜との17分39秒。8・9は約2年4カ月ぶりとなる岩谷麻優との再会。
しかも、その間にはスパーク・ラッシュの「負けたら解散」という極限の条件まで存在した。
そして最後には、マゼンダが乱入。
船橋から始まった「解散」の物語
すべての発端は7月26日の船橋大会。
Sareee&彩羽匠のスパーク・ラッシュが桃野美桜&暁千華を破ったことで、桃野と暁がそれぞれSareee、彩羽とのシングル戦を要求。
8月8日の後楽園で「Sareee vs. 桃野美桜」、「彩羽匠 vs. 暁千華」が決定した。
ところが、彩羽の「負けたら……」という発言をきっかけに、Sareeeがさらに勝負をエスカレートさせた。
「どっちかが負けたらスパーク・ラッシュ解散」
彩羽もこれを受諾。
どちらか一人でも負ければ、タッグは消滅する。この時点で8・8は単なるシングル2試合ではなくなった。Sareeeと彩羽、2人の絆そのものを懸けた勝負となったのである。
Sareee桃野美桜撃破「解散」乗り越え大田区へ。そしてマゼンダの乱入
Marvelous後楽園ホール大会
<第6試合 20分1本勝負>
◯Sareee
17分39秒 リストクラッチ式裏投げ⇒片エビ固め
●桃野美桜

Sareeeと桃野は真正面からぶつかった。桃野はスピード、飛び技、場外への攻撃を駆使してSareeeを追い込む。Sareeeは打撃と投げで応戦。試合が進むにつれて、技術戦は意地の張り合いへ変わっていった。
桃野にとっては、「マーベラスのエース」という言葉を自分自身の力で証明する試合。Sareeeにとっては、翌日の大田区を前にして絶対に落とせない一戦。
17分39秒。Sareeeがリストクラッチ式裏投げで3カウント。
Sareeeが勝利した。

セミファイナルでは彩羽も暁千華を撃破。これでスパーク・ラッシュは解散を免れた。
2人はそれぞれのシングル戦に勝ち、「タッグだから強いのではない。個々でも強い」ことを証明した。
そして最後にはマゼンダによって新たな火種まで生まれた。
8・9大田区―岩谷麻優、復帰
マリーゴールド大田区総合体育館。
ここで約4カ月ぶりにリングへ帰ってきたのが岩谷麻優だった。
岩谷&ビクトリア弓月の復帰戦の相手は、彩羽匠&Sareee。Sareeeにとって岩谷は、2024年4月以来、約2年4カ月ぶりに向き合う相手。
Sareee「岩谷麻優、あんたがいるからマリーゴールドに来た」
彩羽匠「あのカードだったら断る理由はない。無理してでも出る」
岩谷麻優&ビクトリア弓月復帰戦- Sareee彩羽匠スパーク・ラッシュ外様
マリーゴールドSUMMER Destiny2026
<第6試合 岩谷麻優&ビクトリア弓月ダブル復帰戦スペシャル・タッグマッチ30分1本勝負>
○Sareee 彩羽匠
19分13秒 裏投げ⇒片エビ固め
岩谷麻優 ●ビクトリア弓月
8月9日、マリーゴールド「SUMMER Destiny2026」大田区総合体育館。
セミファイナルに組まれたのは、岩谷麻優&ビクトリア弓月vs. Sareee&彩羽匠。
結果は19分13秒、Sareeeが弓月を裏投げから片エビ固めでフォール。4カ月ぶりの復帰戦となった岩谷は敗れたが、この試合の意味は単純なタッグマッチの勝敗ではない。むしろ大田区で鳴ったゴングは、2年以上前から続いていた岩谷麻優とSareeeの因縁の「第2章」の始まりだった。
その流れを決定的にしたのが7月30日の後楽園ホール。
岩谷麻優とSareeeがシングルで対戦したのは、2024年4月27日の横浜BUNTAI。IWGP女子王座を懸けた一戦で、王者・岩谷がSareeeを破って防衛。Sareeeにとっては、あと一歩届かなかった苦い敗戦だった。
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だがこの試合で終わったわけではない。むしろSareeeの中には、「もう一度、岩谷とやりたい」という感情が残った。
その後、2025年4月27日の横浜アリーナで岩谷がIWGP女子王座を失った際Sareeeが現れた。そこで岩谷へ突きつけた言葉が、「岩谷、ここで逃げるんじゃないよ」だった。
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これが後々まで残る因縁のキーワードに。
岩谷は一度Sareeeを倒している。しかしSareeeにとっては、それで終わった話ではない。「岩谷麻優を倒す」という執念だけが残った。
そして2026年7月30日、マリーゴールド後楽園ホール青野未来&南小桃vsSareee&Chi Chi。
Sareee組が勝利したあと、場内に現れたのが、復帰を控えたビクトリア弓月だった。弓月はSareeeに「お前が復帰戦の相手をやれ」
4月11日の大阪大会で右足親指を骨折し、長期欠場していた岩谷がリングに姿を現す。そしてSareeeと対峙する。
約2年4カ月ぶり。かつてIWGP女子王座を懸けて激しくぶつかった2人が、再び同じリングに立った。
「あなたがマリーゴールドに帰ってきた理由って、岩谷麻優と闘いたいからじゃないんですか?」
これは岩谷からすれば確認だった。
Sareeeがなぜマリーゴールドに来たのか。なぜ外敵として乗り込んできたのか。なぜ自分に絡み続けるのか。その答えを、岩谷自身が本人に言わせようとした。
Sareeeは、迷わなかった。
「よくわかってんじゃん」
さらに、「岩谷麻優、あんたがいるからマリーゴールドに来たよ」と返した。ここが7・30後楽園の最大のポイントだった。Sareeeはマリーゴールドそのものを狙っているだけではない。その先にいる岩谷麻優そのものを狙っていた。
2025年の横浜アリーナでSareeeが岩谷へ叫んだ、「逃げんじゃねえぞ!」という言葉。
それから約1年4カ月。今度は岩谷の方からSareeeの前へ出てきた。
「私と戦いたいんじゃないの?」
そう問いかける岩谷。
「お前がいるから来た」
そう答えるSareee。
立場が完全に逆転した瞬間でもあった。
かつてはSareeeが岩谷を追いかけた。しかし7・30後楽園では、岩谷自身がSareeeの前へ出てきた。
「逃げるな」と言われていた岩谷が、今度は自分から因縁の相手を迎えに行った。
この構図が、8・9大田区への期待を一気に高めた。
岩谷が復帰を決断。4ヶ月ぶりの復帰戦を8・9大田区に決める。
パートナーにはビクトリア弓月。弓月も負傷からの復帰戦。対するSareeeは彩羽匠をパートナーに選んだ。
こうして、岩谷麻優&ビクトリア弓月vsSareee&彩羽匠というカードが完成した。
「復帰したから試合をする」ではなくSareeeと向き合うために 岩谷麻優

