RIZIN「白川陸斗、逃げずに出てこいやー!」YouTuberタイヤファイター右乳”いきなり!ステーキ”で多いに肉を喰らい叫ぶ

YouTuberタイヤファイター、右乳!!多いに肉を喰らい、そして叫ぶ!!

 RIZIN「白川陸斗、逃げずに出てこいやー!!」

 RIZIN中心に活躍する白川陸斗に挑戦状を叩きつけたYouTuber戦士、右乳(みぎちち)。

 この二人による舌戦のはじまりは、タイヤファイトという一風変わった新格闘競技が繋いだと言っていい。タイヤファイトとは、レフリーの「タイヤ、イン!」の掛け声のもと両競技者がタイヤに片足を入れて行う“世界1近い距離での打撃戦”。これは一人総合商社とも異名を取る、格闘家にしてオールラウンダーの超人イリエマンことキングダムエルガイツ入江(秀忠)代表が考案したものだ。

 話は昨年の7月初頭まで遡る。YouTuber戦士、右乳は同じ格闘家系のチャンネル【りくちゅーぶ】内で、これもRIZINなどで活躍する大人気YouTuber格闘家朝倉兄弟(未来・海)が、白川陸斗とタイヤファイトをやっていたことに注視。更にかなりのアクセス数を集めているということもあって、よくよくこのタイヤファイトというものを調べてみると、格闘技界の異端児・入江代表率いるキングダムエルガイツが興行を定期的に開催していることを知った。そこで右乳は入江の門下生の一人で、自分が素手で戦うボクシングで対戦経験のあったことで以前から繋がりある中川達彦にアクセス。入江にタイヤファイト参戦をアピールした。入江サイドも改めて右乳の戦績なども確認。先述の素手で戦うベアナックルボクシング、史上最強の立ち技格闘技といわれるミャンマーラウェイでも活躍するなど、この新興競技にはかなりうってつけの人材と評価し、参戦をオファーした。

 そして経緯は進み、タイヤファイト次回大会が行われる六本木の老舗クラブマハラジャでの入江代表会見に同席した右乳。しかし参戦挨拶はしたものの、その入江の口からはとても残念なことだが、白川(陸斗)選手本人はタイヤファイト公式戦の舞台に上がっていないという言葉とともに、その事実を知ったがあとの祭りだった。

 マハラジャ六本木大会には、タレントの楽しんごもタイヤイン。大会を盛り上げた。

 だが、そんな中でも普段YouTubeで企画立案に長けている右乳は、逆に白川陸斗をタイヤファイトの公式舞台に引っ張りだすことに目標をシフトチャンジ。自身のリングネーム右乳にかけ、白川陸斗に対して「負けたら俺の乳兄弟、左乳になれ!」と、対戦を猛アピールしていた。これは一見、小ネタのような思いつきに見えるが、その後のドラマに、彼を大きく導いて行く。

 後日、8月14日開催のタイヤファイト公式戦T-0002マハラジャ六本木大会にセミファイナルで抜擢された右乳は、タイヤファイト現王者をなんと試合開始8秒でKO勝利してド派手な初参戦を飾ってみせたのである。


試合後マイクを持った右乳は、改めて白川陸斗戦を猛アピール。

 その驚きの顛末を、右乳が生中継していた自身のカメラからに見ていた配信サイト「ふわっち」の沢山のリスナーは驚愕し、そして彼を祝福した。

 この一報は様々な情報サイトでまたたくまに拡散され、アクセス1位を記録したのだった。

 渦中の白川陸斗本人もこの事実を知り、しかたなく動かざるえなかったのか、なんと自身のSNSで対戦受諾とも取れるツィートを展開。これを受けた右乳の返信コメントを含めてこれまた話題を集め、両者の直接対決は秒読み段階と思われたが・・・・まだ実現に到っていない、その後の両者のなりゆきはどうなっているのか?


現在の所、タイヤファイト3戦して無敗を誇っている右乳

 そんなYouTuberで無敗のタイヤファイター、右乳といきなり!ステーキ府中駅前店で待ち合わせ話を聞いてみた。

 右乳はイメージカラ―であるいつものピンクのコーディネートで現れた。

 久々の再会ではあったが、昨年9月のタイヤファイト名古屋・大阪遠征で長時間帯同した為か、お互いの緊張の糸は早めにほぐれたように感じた。

 いきなり!ステーキといえば上質の肉。彼に取材費で振る舞うからと、好きだというヒレステーキ肉をまずは頬張ってもらい、一息ついたのち触れたくなるのは、白川陸斗とのタイヤファイト実現の可能性。その話を聞いてみた。

右乳 そうですね、白川選手とのことは実際、大きな記事になったりしましたからね。それを見た白川選手本人がツイッターでコメントしたりたとか、自分もそれに対しコメント返したり。本当に対戦できると思って、それなりの準備はしていたんですが。

右乳 入江さんも、白川選手のツィートを見て「して、やったり!」と、ほくそ笑んでいましたから。実は、日本タイヤファイト事務局的には対戦実現に向けて既に水面下で動いている最中だったらしいんです。白川サイドにはマハラジャ大会のVIP席に御招待した件は都合が合わないと言われた中での、試合後の動き。白川選手側が完全に対戦をOKしたのかと入江さんは思っていたんです。

右乳 なんで、雲行き変ってきたのかな・・・自分は白川サイドの言い分どおり、彼の公式YouTube【りくちゅーぶ】での対戦実現でもいいと考えています。それでも言うだけ言って対戦しないなら、もう、逃げたと言われてもしょうがないですよね。

―― 完全にそこに大人の事情が介入するのであれば、それは本当にガッカリですね。

右乳 自分はあれからタイヤファイトで3戦を重ね、今だ無敗。入江さんから今年は多くの大会が開かれると聞いています。その全国で開催されるタイヤファイトの舞台のどこでもいいし、何度もいいますが、自分は白川サイドの言い分どおり、りくちゅーぶでの対戦でもいいと考えています。

3・13大阪ACFタイヤファイト20秒で防衛予告「俺の右が入れば、彼は必ず倒れる」Wタイトルマッチ開催決定!

―― タイヤファイトはすでに今年は3月13日ACF、大阪でのW男女タイトルマッチなど3月は3大会が決定。4月、5月、6月、7月と毎月開催していき12都道府県で支部も14まで増えていて驚異的な成長スピ―ドです。

右乳 自分も故郷富山でタイヤファイトの開催は興味がありますね。競技の特性上低予算で開催できそうですし。

―― 入江さんも特許庁の申請が通り、今年は「タイヤ元年」にすると小規模人数の新年会の席で言ってました。将来的には富山でもやりたいですね。構想的にはタイヤファイトは全国47都道府県で色分けしたベルトをつくっていくらしいです。(全国ベルトは金、大阪は黒いタイヤファイトベルト)もちろんベルトの色は、右乳選手のピンクですよね。そして、それを自らが腰に巻くと。


タイヤファイト初の女子ベルトが新設された

本紙スクープ!!噂のタイヤファイトに、元女子プロボクシング王者が参戦!!

―― 本当にそうなればいいですね。(ステーキをすべて食べ終えた右乳に対し)どうでした、いきなり!ステーキさんのお肉は?

右乳 とても柔らかくておいしかったです。自分は個人的にもいきなり!ステーキさんにはよく来ていて、この一瀬社長さんのラベルがついた黒ウーロン茶も一緒に頼んでいます。

―― ではインタビューの締め、食事会の締めとなりますが、タイヤファイトのファン、YouTubeのファン、ふわっちを初めSNSなどのファンに対して何かありますでしょうか?

 面白いものには、どんどん参加する意向の右乳は3月5日に行われる池袋タイヤファイトにも参戦

[ファイトクラブ]3・5タイヤファイト木村プロに勝ったら1000円 噂の興行レンタル開始

右乳 今年もタイヤファイトを初め、バンバン試合をやっていきますので引き続き応援お願いします。白川陸斗戦実現も結局、やってることはタイヤファイターと一緒で、ルールも一緒なんで。自分が目立っていけば彼は逃げ続けられない。やはりプロとして発言したからには、どんな形であっても戦うべきです。

―― おい、白川“ダーク”陸斗、出てこいや!!と(笑)。本当に対戦実現と王者載冠期待しています。ありがとうございました。

 もうもうとする煙をあげながら運ばれてくるステーキの圧巻をフィルムに治めつつも、国内ステーキシェアの間違いないトップを走り続けるブランドの意気込みと、タイヤファイトという新たな革命の息吹を感じた今回の取材。大手企業や注目プロモーションだからと提灯記事などを書くつもりは全くない。ただ真実を伝えることのみが発信する側の使命。まだまだ物書きとしては駆け出しで悩む私は、文筆の師匠に一度相談したことがある。どうしても、選手や物事に対して自分の主観が入り込む余地があると。

 そして、その時言われた言葉は今でも心に刺さっている。

(それやるなら、もう書かないほうがいい・・・・)

 インタビューを終えて、トレーニングがあるという右乳選手は少し先に去り、私はいきなり!ステーキ府中駅前店のスタッフに丁寧に挨拶して店を後にした。

 頭の中では、既に今回のインタビューの構成が終わろうとしていた。

“タイヤファイト”

 これを知る程に、キングダムの入江という、この変わった男は本当にどえらいコンテンツをつくったものだとつくづく思う。

 記事がアップされるたび、ニュースサイトのアクセスランキング1位に君臨するこの新格闘競技。それぐらいのパワーをうち秘めているこのキラーコンテンツが今後天下を取るかの興廃は、入江代表とその思いに参同する全国各地の支部長達の舵取り次第だろう。

 ふと見たニュースサイトでは、世界の内紛の記事が舞い、死にたくないと国の地下鉄構内にこもった少年達が憤りを呟いている。


右乳は、その後無事キングダムの練習に参加

 入江本人がまだひた隠ししている、全国へのタイヤファイトの普及、そしてその後の壮大な構想がいったい何なのかは今のところ明確にはわからない。ただ、今までコツコツと地道に地力を積み重ねてきて、やっと日の目を見た感はある。

 私は今すぐにでも5年後にタイムスリップし、この競技の未来を見てみたいと強く思っていた。

(ま、とりあえずは、今はタイヤファイトの現在進行形を見届けておこうとするか・・・)

 私は、タイヤファイトWタイトルマッチが行われる3月13日大阪行きのチケットを買いに自然と足が向かっていた。

 猛スビ―ドで時代が追いかけて来ているタイヤファイター達。

 今こそ君達が、それを越える番だ。

格闘技I記者

(撮影協力:いきなり!ステーキ府中駅前店


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