3・13大阪ACFタイヤファイト20秒で防衛予告「俺の右が入れば、彼は必ず倒れる」Wタイトルマッチ開催決定!

 “世界1近い距離での打撃戦”を標榜するあの噂のタイヤファイトが、また大きく動き出す。昨年はその№シリーズ第3弾(T-0003)としてタイヤファイト大阪大会が開催され、創始者超人イリエマンがターゲットとなったタイヤ“殴られ屋”ファイトなどを含む計7試合の“世界1近距離での打撃戦”がおこなわれたが、次回3月13日のACF大会でのWメインイベントとして、男女の大阪ベルトを賭けたタイトルマッチがラインナップされたことがタイヤファイトOSAKA事務局から発表された。

 先日、女子元プロボクシング王者だった森本圭美(もりもと・たまみ)のタイヤファイト参戦が話題となったが、その森本の相手として昨年8月に六本木のクラブMAHAARAJAで開催されたタイヤファイトナンバーシリーズT-0002で、TeamDATEのエース格、女子格闘技3冠王者の華DATE(ハナ・デート)と引き分けた大八木友美(おおやぎ・ともみ)とのマッチアップ。大八木はボディコンテスト、NPCJを制覇したこともある筋肉レディーで、ボクシングのキャリア+α、美魔女コンテストとも言えるミセスユニバースJAPANの大阪代表の顔も合せ持つ森本との対決は異色を放つ1戦とも言える。

 そしてもうひとつのWメインには、現タイヤファイトOSAKA 80王者の村田剛力剛(ごうりきごう)が登場。村田はバックボーンにアマチュアボクシングの経験を持つ、インターハイの日本ランキングでは2位の実力者だ。この両者の対決は初の初代東京関西統一王者・中川達彦を破り2代目王者に載冠した武士正と、過去昨年のタイヤファイト大阪大会メインタイヤで対戦している。
 村田はMMAにも出場しているが、本職は元アマボクシング・インターハイ・ウェルター級ランキング2位の強豪選手だ。試合は下馬評で武士正不利の予想を覆すかのように、タイヤインからの1本目。スタート直後から乱打の猛攻を見せる武士正。これに村田がバランスを崩し、武士正が1本目を先制。続く2本目も開始直後からのアグレッシブな猛攻を見せ、なんとタイヤアウト連取で絶対絶命の場面となったが、豪快な逆転KO勝ちで黒い大阪ベルトを腰に巻いた。この試合は日本タイヤファイト代表・入江の目前で行われ、「本当にこれぞ、タイヤファイトという素晴らしい試合が見れた」と、絶賛するほどの内容だった。

【週刊ファイト副編集長、格闘技Ⅰ記者特別監修】

タイヤファイトOSAKA 80初代王者 村田剛力剛(ごうりきごう)インタビュー

 “20秒で防衛予告!!”俺の右ストレートで秒殺する!!

Ⅰ― 村田選手、初めまして。週刊ファイトでライターをやっていますⅠと申します。

村田― (折り目ただしく)初めまして、本日は大阪までわざわざありがとうございます。

Ⅰ― 昨年のタイヤファイト大阪大会(2021年9月19日)での王者戴冠おめでとうございます。少し時間が空いてしまいましたが、どうでしたか試合の感想は。

村田― いや、難しかったです! 自分はボクシング出身(元インターハイ、アマボクシングウェルター級ランキング2位)なんで、タイヤファイトはいけるかなと思い参戦したんですが、全く勝手が違いました。

Ⅰ― 今度、大会同日に試合をする女子ボクシング元WBCアジア王者の森本圭美選手も言われていました。タイヤファイトはボクシングとは“似て非なるもの”だと。

村田― それは同感ですね。ボクシングみたいに距離が取りづらいのもありますが、タイヤに入れた左足(村田はオ―ソドックススタイル)にどうしても意識が集中してしまいました。

Ⅰ― そして、武士正選手とのタイトルマッチは2本先取を許し追い込まれました。

村田― はい、1本目、2本目とタイヤアウト(タイヤから足が出る)を取られ厳しくなり不安でしょうがなくなりました。

Ⅰ― そして、いきなり3本目はボクサーの命の一つでもあるボクシングシューズを脱ぎ捨てましたね。

村田― マットで滑るのもあって、流れもかえたかったし・・・

Ⅰ― 会場もあれでヒートアップしましたし、その後のドラマを考えるともの凄い演出だったなと見ていて思いましたよ。

村田―たまたまです、ハイ。

Ⅰ― そして、大逆転の右ストレートが決まりKO勝ち。武士正選手は 脳震とうで暫く大の字に倒れたままでした。フィニッシュブローの手ごたえはありましたか。

村田― ありました。もともと右ストレートは得意パンチなので。

Ⅰ― そしてタイヤファイトOSAKA 80王者の黒いベルトを巻かれた村田選手でしたが、次回3月13日のACF主催大会での防衛戦が決まりました。対戦相手はその武士正選手です。昨年大晦日の大会、挑戦者決定戦として武士正VS田中祐樹選手が対戦。1分2秒TKO勝利して武士正選手が挑戦権を得ました。つまりダイレクトマッチとなったわけですが、その試合は見られましたか?

村田―いや、行けなかったんですよ。

Ⅰ― 映像では見られましたか?

村田― いや、これから見ようかなと・・・・

Ⅰ― ・・・・・・・質問を変えますね。今後タイトル防衛した場合、たとえば今後東京勢内田ノボル WhiteRice 右乳 中川達彦などの強豪タイヤファイターとの対戦は興味ありますか?

村田― もちろん、もっとタイヤファイトの経験を積んでいずれは全国のベルトを巻きたいと思っています、大阪タイヤファイトの実力も知らしめたいです。

Ⅰ― 今や、タイヤファイトの中核を担う存在になりつつある大阪勢ですが、タイヤファイトOSAKAのベルトがブラックなのには実は理由があるらしいんです。

村田― えっ、知らなかったです。

Ⅰ― タイヤファイト創始者の入江(日本タイヤファイト代表)さん曰く、タイヤファイトはいつか47都道府県すべて色分けしたタイヤファイトのベルトをつくりたい。そして黒は強い色。全部の色を大阪で塗りつぶしていくのも面白い!と、言われていました。

村田― そんな意味合いがあったんですね。更に気を引き締めないと。

Ⅰ― 今年は金色の全国ベルトにも是非挑戦して頂きたいです。その前に当然防衛戦ですね。月並みですが、防衛への自身をお聞かせ下さい。

村田― タイヤファイトはボクシング経験者が今後増えると思います。その先駆者に成る為にも次も負けられない。まあ、スタートからバンバン行きます。

Ⅰ― お、それは秒殺予告と見てよいのでしょうか?だとしたら何秒にしますか?

村田― ・・・・20秒ぐらいにしましょうかね。ただ、自分の右が入れば、彼は間違いなくまた倒れます。

Ⅰ― 当日は、しっかりとそれを見届けさせて頂きます。ありがとうございました。

(昨年のタイヤファイトOSAKA80 タイトルマッチの模様)

(総合格闘技チームソフトコンタクト所属の村田。プロ修斗で活躍する天草ストロンガー四郎とは同門)

 ACF主催でおこなわれる3月13日のタイヤファイトOSAKA、男女のWタイトルマッチ。黒いベルトの行方はどうなるのか? 大阪タイヤファイトの今後に克目せよ。

■ 格闘技のおもちゃ箱ACF71st ~タイヤファイト2大タイトルマッチ~
日時:2022年3月13日(日)開場17:30 開始18:00
場所:大阪沖縄会館(大阪市大正区千島3-19-3)
主催:ACFグローバル
協賛:CREW、バーラエ、FIGHT HOUSE、MONONOFU、AGEHA、ANGE
前売チケット:SRS 7,000円 RS席 5,000円
※当日券は各席500円up
※入場時別途ワンドリンク代500円必要
プレイガイド:チケットぴあ、ローソンチケット、出場選手各ジム、ACFグローバル
問い合わせ先:ACFグローバル09034942633(近藤)

【対戦カード】
<ダブルメインイベント タイヤファイトOSAKA(-80kg)タイトルマッチ 90秒2R>
王者 村田剛力剛(総合格闘技チームソフトコンタクト)VS. 挑戦者 武士正(FightingTeamA-TOYS)

<ダブルメインイベント タイヤファイトOSAKA女子(-50kg)王座決定戦 90秒2R>
森本圭美(FightingTeamA-TOYS)VS. 大八木友美(FREEDOM@OZ)

<キックボクシング スーパーフェザー級(-58.97kg)3分3R>
ハンマー鈴木(契明ジム)VS. 中井大喜(猛者連滋賀支部SGK)

<キックボクシング スーパーバンタム級(-55.34kg)3分3R>
龍勢(ミツヤケーズホーリージム)VS. 翔太郎(猛志會teamRedBoar)

<キッズキックボクシング -53kg 1.5分2R>
森下健生(契明ジム)VS. 伊藤玲生(COMRADE)

<キッズキックボクシング -43kg 1.5分2R>
土岐望来(大阪キックT.B.NATION)VS. 加藤輝(COMRADE)

<キックボクシング特別ルール スーパーバンタム級(-55.34kg)2分2R>
田村匠(teamCHERRY)VS. 未定

<プロレスリング 6人タッグマッチ 15分1本勝負>
菊池悠斗&晴斗希&松房龍哉(道頓堀プロレス)VS 空手マシン2号&4号&5号(空手マシン軍団)


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