[ファイトクラブ]「コロナ禍」明けず「対抗戦ロス」埋まらず エアポケットに入った新日50周年

[週刊ファイト2月24日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼「コロナ禍」明けず「対抗戦ロス」埋まらず エアポケットに入った新日50周年
 photo:編集部 by TERUZ 新日本プロレス2・11仙台&2・13大阪
・ロードトゥ札幌2連戦だが・・・シリーズ四天王対決にグレード不足
・苦し紛れからの副産物!? 冴えた外道の古典芸とレフェリーの助演
・ヒロム「この人たちクソだ」 SHOがYOH下すも反則&介入オンパレ
・デスペV2「リンダマンとかT-Hawkとか」 ジュニア大開戦Xデー接近
・介入オンパレ前半戦から改心!? EVILまさかの正攻法で石井撃破
・内藤「前哨戦を勝つと本番で・・・」自虐マイクも王座戦勝利予告
・「1席空け」終了と同時に感染拡大 コントロール難しい客席仕様
・話題不足で飯塚高史まで投入 どうなる旗揚げ記念日とNJC春祭典


■ 新日本プロレス LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ
日時:2月11日(金祝)17:00 ※第0試合は16:30
会場:宮城・ゼビオアリーナ仙台 観衆1,842人(主催者発表)

■ 新日本プロレス LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ
日時:2月13日(日)17:00 ※第0試合は16:30開始
会場:エディオンアリーナ大阪 観衆2,625人(主催者発表)

 新日本プロレス札幌ビッグマッチ2連戦へと続く復活「新春黄金シリーズ」が仙台・大阪をターンした。2・19&20札幌では「棚橋vs.SANADA」USヘビー戦、「オカダvs.内藤」IWGP世界戦をはじめとするタイトルマッチラッシュとなる。戦火を煽りながら進む前哨戦では、ヘビー・ジュニアとも個人・ユニット闘争が繰り広げられた。年始キングダムから続いていく新日本2月決戦を検証する。

ロードトゥ札幌2連戦だが・・・シリーズ四天王対決にグレード不足

<2月11日/第5試合>
鷹木信悟
〇SANADA
内藤哲也
 18分06秒 Skull End⇒レフェリーストップ
●永田裕志
棚橋弘至
オカダ・カズチカ

 ジェイ・ホワイト、ウィル・オスプレイら主要外国人選手が不在で、鷹木信悟もいったん主要タイトル戦線から退いた。シリーズ四天王チックにオカダ・カズチカ、棚橋弘至、内藤哲也、SANADAが宣伝されていく。おのずとこの4人にリアルタイム新日本のグレード表現がまかされる。ところが棚橋が相手の足をとる・外すときの要領がぎこちない。他の選手もスムーズではない動き、もたつきが随所にあった。集中力の問題なのか、コンディション不足なのか。

 さすがに試合後半への盛り上がりは一定以上構築されていたが、「中盤に組まれても主力選手の攻防はさすがだな」とまでには至らない。1・8横浜アリーナではノア選手との攻防で唸らせたはず。団体内でグレードを表現しきれないとなっては、何をよりどころに闘っているのかがわからなくなってくる。「対抗戦やる・やらない」論議以前の問題ではなかろうか。

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