[ファイトクラブ]タイヤファイト敗者・森本圭美「年齢に逆行して生きたい」

[週刊ファイト3月24日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼タイヤファイト敗者・森本圭美「年齢に逆行して生きたい」
 大阪ACF71男女W王座戦:大八木友美初代女子王者
 photo & text by 格闘技I記者 ルーツ鐘中

【試合結果】

<ダブルメインイベント タイヤファイトOSAKA女子(-50kg)王座決定戦 60秒2R>
●森本圭美(FightingTeamA-TOYS)
 判定1-2
〇大八木友美(FREEDOM@OZ)
*大八木友美が初代タイヤファイトOSAKA女子-50kg王者となる。


猫をあしらったコスチュームで入場を待つ森本。

 いよいよ、最注目のWメイン第2試合が行われる。先に入場は元女子ボクシング王者として鳴り物入りでタイヤファイト参戦が取り上げられた“たまにゃん”こと森本圭美(もりもと・たまみ)コスチュームは猫をあしらった風貌で、黒猫のタンゴが入場曲だ。その森本の相手は昨年8月に六本木のクラブMAHAARAJAで開催されたタイヤファイトナンバーシリーズT-0002で、TeamDATEのエース格、女子格闘技3冠王者の華DATE(ハナ・デート)と引き分けた大八木友美(おおやぎ・ともみ)大八木はボディコンテスト、NPCJを制覇したこともある筋肉レディーだ。異種格闘技の色も見え隠れする異色を放つ1戦とも言える。テレビ番組の収録も入り、タイヤファイトコンテンツとしても正念場の大事な1日と言えるだろう。


本紙スクープ!!噂のタイヤファイトに、元女子プロボクシング王者が参戦!!

 1R 試合開始早々、意地と意地の渾身の世界1近い距離での打撃戦が繰り広げられ、超満員の観衆もヒートアップ。最初にタイヤアウトを拾ったのはなんと大八木で、戦前「殺されるのではないか」と言っていた本人もいけるのでは?と思わせるパフォーマンスを見せる。その後、何度かプッシュによ指導が両者に与えられるも1R終了間際に森本がタイヤアウトを1本返し逆襲の狼煙をあげる。

 2R また激しい乱打戦。しかし、タイヤファイト経験に勝る大八木がサークリングなど使い攻撃をかわす。徐々に疲れを見せる森本。残り20秒のところで大八木がややプッシュ気味ではあったがタイヤアウトのレフリー判定を拾う。2-1となり、絶対絶命の森本。必死に逆襲を試みたがここでタイムアップ。タイヤファイト初の女子の赤いベルトは大八木の腰に巻かれた。


森本も自分より二回りも年下に対して、タイヤアウトを奪うなど善戦したが、タイヤ慣れの1日の長に敗れた感もある。

 試合後は、悔しさを爆発させていた森本。「負けっぱなしじゃ終われない!」と、試合後のインタビューでもリベンジを口にし、タイヤファイトへの継続参戦を希望。応援にきていた元女子ボクシング世界王者、池原シーサー久美子も「接近戦の練習は散々してきましたがタイヤの中に足を入れて身動きできずらい状態での試合は、とても面白かった。SNSで朝倉(海)選手などの動画を最近見たので、これから出場する選手が増えそうですね。世界1近い距離での打撃戦という垂れ幕通りの戦いで興味が湧きました。」とコメントを残した。

女子プロボクサー森本圭美オフィシャルブログ「たまにゃんロード」より
負けたけど、また頑張る 

年齢に逆行して生きたい

 敗けたのは悔しい! このままでは終われない! 戦いを通して触れ合った心の友と言える対戦相手、その思いを込めて大八木智美にリベンジを。

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