新生UFC反撃!ディズニーとESPNによるオンデマンドESPN+で2019年から15大会配信

 高値のピークでババを掴んだとも揶揄されてきたWM-IMG連合傘下となった新生UFCから衝撃の巨額獲得ニュースが飛び込んできた。

 ディズニーとESPNによる新たなオンデマンド配信サービスESPN+にて、2019年からFight Nightを15大会配信するというもの。5年契約により新生UFCは、年間$150MM(邦貨約164億円)もの巨額資金を得る。

 ファンの側からのESPN+は月額$4.99、年間だと割引で$49.99(邦貨約5450円)になるという。UFCファイトパスとの棲み分けだが、デイナ・ホワイトの『Tuesday Night Contender Series』は、2019年6月からESPN+のみの独占配信となり、ファイトパスから離れる。また、1大会12試合とも明記され、前と後にはESPN+が独自の番組を配信するのみならず、新たな『all-access series』も独自企画番組となるようだ。
 さらに、全部ではないにせよESPN+からUFCの過去大会にもアクセスできるようになるのみならず、ベストものの『UFC Countdown』もあれば、記者会見や前日計量など、ファイトパス加入のメリットだったコンテンツも、ファイトパスの半額でESPN+から見られることになり、日本のマニアが頼りにしてきたファイトパスの魅力半減は否めない。
 但し、発表こそされてないが、女子格のインビィクタや、日本のパンクラスや修斗などは、恐らくファイトパスのみに留まると推定される。
 そして、ナンバーシリーズなどのPPV大会も、ESPN+のほうから購入可能というから、事実上、ファイトパスの加入者が減っても構わないから、年間$150MMの大金確約を選んだことになろう。

 気になるのは、日本でもCS放送のFOXチャンネルから見ている方も少なくないFight Nightシリーズだが、ご存知のように年間の大会数は20近くあり、ESPN+が始まってもFOXとのパートナーシップも継続すると目されている。

 尚、オンデマンド配信コンテンツ獲得に名乗りを上げていたアマゾン・プライムに、ESPN+は競り勝ったことになろう。


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