[ファイトクラブ]5・6RIZIN視聴率6.1%、福岡マリンメッセ全6時間、RENA「フラれました!」

photo (c) RIZIN FF
[週刊ファイト5月17日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼5・6RIZIN視聴率6.1%、福岡マリンメッセ全6時間、RENA「フラれました!」
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・GW最後の日曜日:街の声「放送やっていたことすら知らなかった」
・まともな解説フジメグだけ。髙田延彦&ケンコバ格闘技メジャー大会これでいいのか?
・堀口恭司一撃9秒殺イアン・マッコール!6対2時間興行KNOCK OUT
・なんで中村優作がキックルールやねん?那須川天心、胴廻し回転蹴り
・浅倉カンナ判定勝利後RENAが再戦要求も「フラれてしもた」裏のウラ
・矢地祐介ディエゴ・ヌネス判定微妙!フジ五味隆典戦流してどうなのか
・ハルク・ホーガン入場曲ダロン・クルックシャンク、修斗王者・松本光史KO
・チケット500枚売った”西の神童”石井一成が栄井大進を判定で下す
・不良対決微妙判定も熱戦!「博多娘はらます」!?マネル・ケイプ-朝倉海
・浜崎朱加3年半ぶり日本復帰もジョシュ・バーネット門下ガルシアに苦戦
・ヘビー級布石!村田夏南子勝利も眼窩底骨折!ダルビッシュ黒木初陣


 フジテレビ19時57分から21時54分までの約2時間枠をとったRIZINの平均視聴率は6.1%だった。地上波放送は、現在は異常に縮小してしまったとされる格闘技マニアがああだこうだと言っても意味がない。『FUJIYAMA FIGHTCLUB』の毎週放送もなければ、普段フジテレビを見ているわけではないので伝聞になるが、スポット広告などの番宣が目についたわけではなかったという。こういう場合、かかりつけの歯医者とか、街の声に耳を傾けるようにしているが、昔のPRIDEやK-1を見ていたというグループにせよ、「放送やっていたことすら知らなかった」が少なくなかったのは歯がゆい。
 正直、視聴率はもっと下がると悲観的に予想していたが、数字だけからは横ばい。しかしながら、ゴールデンウィーク最終の日曜日ゴールデンタイム、民放最下位という順位も課題なら、前後の番組より視聴者が落ちているとか、普段の日曜の時間帯平均にも劣っているのは重く受け止める必要がある。

 MMAの大会なのに「次は那須川天心にベルトを巻かせるためのキックのトーナメント」とか、女子格を売りにしている以下、ちっとも世界レベルの攻防を提供するメジャーMMAになってないとの批判はあろうが、テレビの編成局にしたら数字取れるものに力を入れるのは仕方がない。

 まともな解説フジメグだけ。髙田延彦&ケンコバ格闘技メジャー大会これでいいのか?
<第11試合 キックルール 58kg契約 3分3R>
○那須川天心(TARGET/Cygames/RIZIN KICKワンナイトトーナメント(57kg)’17優勝、RISE&ISKAオリエンタル世界バンタム級(55kg)王者)
 2R 1分42秒 3ノックダウンTKO
●中村優作(チーム・アルファメール・ジャパン/WSOF-GCフライ級(56.7kg)王者)

 もっとも、リアルタイムでPPV中継を見て、あとから録画したフジ版を検証した専門マスコミ視点では、”お祭り男”として売り出し中の矢地祐介の試合を生中継のあとに流すのに、準備済みだったにせよ、五味隆典に勝った試合を流す構成もまた、お茶の間向きには仕方ない選択なのかどうかは疑問がある。だいたい、まともな解説がフジメグこと藤井恵だけで、髙田延彦や、ケンコバことケンドーコバヤシの実況は、視聴者をミスリードしているだけで、主催者側の意見押し売りは日本のMMA蘇生という命題にはどうなのか。
 その矢地祐介(ディエゴ・ヌネス戦)にせよ、注目していたマネル・ケイプvs. 朝倉海然り、はたまた第1試合のダルビッシュ黒木と、画面に集中しつつ、スピーカー音はロック音楽を鳴らすスタイルで大人向きにレビューを書くなら、判定は微妙だったに違いないからだ。


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