5・6WRESTLE-1後楽園ホールへ向けて選手インタビュー!

Enfants Terriblesの第2章がスタート!芦野&熊ゴローの同期コンビでタッグ王座奪取へ!!熊ゴロー「俺自身が上に行くために好き勝手やらせてもらう」〜Enfants Terribles

5月6日の後楽園ホール大会で早速芦野祥太郎&熊ゴローのタッグで征矢学&AKIRAが保持するタッグ王座に挑戦することになったEnfants Terribles。同大会では立花誠吾も黒潮“イケメン”二郎とノンタイトル戦とはいえ、再戦することとなった。これまでW-1チャンピオンシップ以外のタイトルには興味を示していなかったEnfants Terriblesだが、いよいよ本格的にW-1内のベルトを集め、団体制圧への野望を露わにし始めたようだ。

──では、Enfants Terribles 第2章が始まり、まず最初に狙いをつけたのがタッグ王座ということですね。

芦野 因縁がありますからね。3月の後楽園で僕が征矢に負けてるし、熊ゴローもnew Wild orderを抜ける時にグダっちゃったっていうのがあるし、それこそ土肥熊で負けたばかりですからね。まあ、new Wild orderに関しては完全脱退が今度の後楽園ですよ。ぶちのめして、もうあいつらとは縁を切る。

──ワイルドの因縁もここで終了させるということですね。

芦野 終わらせる。あいつら、いつまでお涙ちょうだいやってんだよ。頭を坊主にしたり、ジジイ連れてきたりさ。入場見た? 浮浪者だよ。きったねえボロボロのコスチューム着やがって。脱げよ。あんな浮浪者みたいなのには負けないよ。

児玉 せめてアップリケぐらい付けて来いよ。

芦野 着飾れって。あのジジイは50いくつ?

熊ゴロー 52か53。

芦野 自分の父親をぶちのめすようで気が引けますね。でも、リングの上だったら関係ないですから、それを覚悟して上がってきてほしいですね。もうパーソナルトレーナーできねえようにしてやるよ。俺がリハビリのパーソナルしてやるよ。

──でも、征矢&AKIRA組とは2月の後楽園大会で闘ってますよね。

立花 ああ〜ん? 俺と芦野さんでやってるよ。

芦野 あ、お前とだったか。負けちゃったんだよな、お前がな。

立花 す、すんません。

芦野 これはしょうがない。それが実力なんで。でも、今度のパートナーは熊ゴローですから。タッグのスペシャリストですからね。立花とは違いますよ。

熊ゴロー ふふふ。

立花 (熊ゴローに向かって)ああ〜ん? なんだ、この野郎。

芦野 やめろ、やめろ。いちいち絡むな。

児玉 でも、熊ゴローに関してはまだ土肥熊のイメージが強いと思うんで、それを一新する意味でもこのタイトルマッチは大事ですね。

芦野 今までファンが思っていたような存在ではなくなりますよ。

──でも、熊ゴロー選手のある種コミカルなところはファンからも愛されていた部分だと思うんですけど。

児玉 そんなのはもういらない。

熊ゴロー ファンは愛していたわけじゃないですよ。バカにしていたんだと思います。そこは自分の弱さだったと思うんで、消していきますよ。

児玉 これからは熊ゴローがファンをバカにする立場だから。

芦野 ふざけたいじりをしたら、例え客でもイカれんじゃねえかって思わせないとダメですよ。プロレスラーはナメられちゃダメ。W-1内でもナメていた奴らいると思うけど、それを5月から変えますよ。

児玉 早速僕らで練習をしてますから。ナメられないための根本はやっぱり練習なんで。

芦野 俺たちは凄い練習してるんですよ。まあ、ドランクだけは呼んでも来ないんでしょうがないんですけど。

児玉 あいつはだいたい酔っ払ってるしね。

芦野 携帯電話も持ってないし。あいつも変えなきゃいけないなと思ってます。アンディとももういいでしょう。

──『CRUISER FES』で一段落ついた感じはありますよね。

芦野 あんなのとずっとやってたってダメですよ。

──では、ドランク選手含めてチーム内をもう一度引き締め直すということですか?

芦野 それもありますね。入ったばかりの熊ゴローとタッグに挑戦するというのもそういう意図があるんですよ。やっぱりみんながベルトへの意識を高めないと。

──今までEnfants Terriblesは芦野選手が無差別を持っていましたけど、それ以外にはそれほど執着していない感じでしたよね。

芦野 シングルを持っていたということが大きかったですよね。まあ、征矢は防衛戦もしないし、行動も起こさない。俺が高めた価値が下がっちゃってるんで、上がったところでまた挑戦しますよ。だから、まずはタッグ。ただ、俺らはやりたいことをやってれば自然とベルトが集まってくるんですよ。リザルトも立花に任せたんで。なあ、立花。次こそ獲って、あのベルト封印しろよ?

立花 はい。獲って燃やしてやりますよ。

──解散したNEW ERAもベルトはかなり持っていたと思うんですけど、結果的にW-1を制圧したような感じにはならなかったですよね。そこの違いを見せたいという思いはあります?

芦野 違いを見せたいというよりは見えちゃう。彼らは自信がなかったと思うんですよね。Enfants Terriblesにいる人間は自分のプロレスに確固たる自信を持ってやっていますから。堂々とやればいいだけなんですよ。

──熊ゴロー選手は堂々とやれなかったところがあるんですか?

熊ゴロー 周りは土肥孝司の後輩とか土肥孝司のおもちゃとかそういう印象を抱いている人が多かったと思うんですよ。ただ、Enfants Terriblesに入ったことで、自分の力、僕の持ち味はパワーだと思っているんで、それを全開で出せるかなと思いますね。

──押さえつけられていた部分があったということですね。

芦野 それはあるかもしれない。でも、Enfants Terriblesに入ると脳みそが活性化されて、新たなプロレスが生まれてきますから。それが楽しみですよね。熊ゴローのパワーの凄さは何回も試合をしていてわかっていたし、タイトルマッチをやった時もアンクルロックをすげえ外され方したんで。ただ、脳が足りなかった。でも、Enfants Terriblesに入れば、それもガラリと変わる。

──では、やっとそのパワーを活かせる場に来たということですか?

児玉 とんでもないことが起きますよ。

芦野 自分もうかうかしてらんないですね。

児玉 熊が入ったことで、芦野がうかうかしてらんないって思えることが、結果的にEnfants Terriblesを高めていくことになるんですよ。

──チーム内での競い合いが生まれるということですね。

芦野 その気持ちがあれば自然とチームの力は高まっていくんですよ。NEW ERAの皆さんはベルトを獲って、周りからチヤホヤされて満足していたんでしょうね。そこで自分たちは完成したんだなと思ったのかもしれない。土肥熊もそうだったんですよ。でも、熊ゴローは一歩踏み出したんで、これで変わりますよ。

──熊ゴロー選手の加入はチーム内を活性化させる働きもあるということですね。ちなみにこの2人でタッグを組んだことはあるんですか?

芦野 ないです。6人タッグとかではありますけど、2人で組むのは初めてです。

児玉 逆にタッグタッグしたことなんてしなくていいんですよ。個々の持ち味を出していけば自ずとベルトは獲れる。

──土肥熊は合体技や連携技がありましたけど、そういうタイプのチームではないということですか。

芦野 違いますよ。元々俺がタッグが苦手なんですよ。それを克服したいんですよ。そのためのチャレンジなんで。タッグに挑戦したのって村瀬広樹先生と挑戦して以来ですよ。

──そういう部分ではタッグのスペシャリストである熊ゴロー選手はうってつけですよね。

芦野 いやあ、引っ張ってもらいますよ。ただ、気になるのは解散後のNEW ERAですよね。どうすんのかなって。大阪では当たるのか?

──吉岡選手、イケメン選手、土肥選手との6人タッグが組まれてますね。

熊ゴロー 土肥孝司が入っていますね。

──土肥選手はこの間の焼津大会の試合後に熊ゴロー選手を八つ裂きにするって言っていましたけど。

熊ゴロー 大丈夫かな? 八つ裂きにされるんだ(笑)。

芦野 できねえだろう。逆に対戦することでEnfants Terriblesに入った熊ゴローと、土肥孝司の違いがわかりますよ。ドンドン差が出てくるから。

──わかりました。では、改めて皆さん、Enfants Terriblesの第2章に向けて抱負をいただけますか?

熊ゴロー このチームに入ったからにはタッグとしてもそうですし、個人としても好き勝手やらせてもらいますから。俺自身がもっと上にいくためにこのユニットでやっていきます。

立花 (熊ゴローを指して)こいつがNEW ERA抜けてよ、佐藤がああだこうだって言ってるけどよ、あいつに練習しろって言っとけ。俺からはそれだけだ。

芦野 俺らはすげえ練習してんですよ? 練習があってのプロレスだから。練習しない人間はマイク持っちゃダメ。しゃべる権利なし。

熊ゴロー そもそも佐藤は土肥熊さんと一緒にやりたいとか言ってましたけど、俺と練習なんてしてないし。教えてくださいとも言われたことがないし、俺はあいつのことをなんとも思ってないですから。まだまだ顔じゃないですよ。

芦野 今年、練習生が入ってきたけど、一人は僕の高校の後輩なんですよ。佐藤もそうだしNEW ERAもそうですけど、あいつらちゃんと自覚を持ってやらないと、すぐに練習生に抜かれますよ。本田はセンスありますからね。

児玉 まあ、Enfants Terriblesの第2章はいろいろ始まりますよ。熊が入って、アッシーとタッグに挑戦するけど、全然これだけじゃないし。もっともっと洗練されたユニットになっていくと思うんで、乞うご期待というところでしょうか。


「熊ゴローさんを取り戻すっていうテーマは自分の気持ちを強く持てる」デビューから8カ月!新人・佐藤が土肥熊復活に立ち上がる!佐藤嗣崇インタビュー

昨年の9月2日の横浜文化体育館大会でデビューした佐藤嗣崇。未だ初勝利を上げられないながらも、大きな体格を活かしたファイトで着実に成長を遂げている。そんな中、最も慕っていた先輩の土肥孝司&熊ゴローの土肥熊が決裂。熊ゴローが土肥を裏切り、Enfants Terribles入りしてしまったことに心を傷めている。そして、佐藤は熊ゴローのEnfants Terriblesよりの奪還を宣言。かつての優しい先輩であった熊ゴローに戻し、土肥熊復活をテーマに掲げて、5月からのW-1のリングでの闘いに挑む。そんな佐藤に話を聞いてみた。

──佐藤選手がデビューして半年以上が経ちましたけど、振り返ってみていかがですか?

佐藤 去年の4月に入門してちょうど1年経ったんですけど、デビューするまでいろんな先輩がかわいがってくれたんですよ。僕一人しか新弟子がいなかったということもあるんですけど、その中でも特別かわいがってくれて面倒を見てくれたのが土肥熊さんなんですよね。ちょうど3月にお二人でタッグのベルトを獲って、デビュー戦の時も自分たちはセミファイナルの試合なのに第1試合の僕のデビュー戦にセコンドに就いてくれて。このお二人にお世話になったということが練習生生活の中ではでかいですね。

──練習生が一人だとそのつらさを共有できる人もいないし、その中で優しい先輩がいてくれたことで挫折をせずにデビューできたということですか。

佐藤 練習生の時は一日一日が本当に早くて、苦しいこともあるんですけど、先輩たちのおかげで充実した日々を送らせていただけましたね。

──でも、佐藤選手はプロレス総合学院の3期生として卒業して、同期の皇壮馬選手とボラ・デ・アロス選手はACEに所属しましたから、違う道を選んだわけじゃないですか? その中で皇選手は卒業後はACEの選手としてW-1のリングにずっと上がっていた。でも、佐藤選手は半年間練習生をやっていてその様子を見ていたわけじゃないですか? どう思っていたんですか?

佐藤 壮馬の存在も大きいですよね。練習なんかも一緒にやっていましたし、試合に帯同しても同期だから上下関係がないので話しやすいし。もちろん壮馬が試合をしていたのは羨ましいとも思ったんですけど、僕はW-1所属という形でW-1のリングに上がれるので、それはでかいと思いました。

──なるほど。でも、デビューしてからまだ初勝利をあげることができていません。それについてはどう思われているんですか?

佐藤 デビュー戦の相手が一さんだったんですけど、体格差もあるし、勝てるかなと思いが凄く強かったんですよ。でも、負けてしまって。負けた時に土肥さんからは「デビュー戦は負けたほうがいいんだよ」って言われたんですけど、その時はまさかここまで勝てないとは想像してませんでしたね。

──身長185センチというW-1の選手の中でも恵まれた体格を持っているわけですもんね。

佐藤 河野さんが192〜3ぐらいあるので、その次に大きいのが僕なんですけど、やっぱりプロレスって厳しいなと。奥深さを日々味わっています。

──なるほど。そして先程お話にもありましたけど、いろいろな先輩がいる中で、特に土肥熊のお二人にお世話になってきたということで、熊ゴロー選手がEnfants Terriblesに入ってしまった事件はショックが大きかったと思うんですけど。

佐藤 ちょっと考えられないことが起きてしまいましたね。4月の後楽園大会はセコンドに就いていたので、負けたのもショックだったし、その後の熊ゴローさんの行動がさらにショックで言葉にならなかったですね。土肥熊さんが決裂するなんてあり得ないと思っていたんですけど、もし裏切るんなら土肥さんのほうだとお客さんも思っていたと思います。熊ゴローさんのことを「もういらねえよ」ってなるほうが、低い可能性の中でも一番可能性が高かったというか。だから、熊ゴローさんが裏切るなんてまさかという感じですよね。

──そういうショッキングなことがあってから、佐藤選手はTwitterや4月21日の焼津大会の試合後のバックステージでも「熊ゴローさんを取り戻す」と公言してはばからないですよね。

佐藤 焼津の試合では土肥熊のTシャツを着て入場したんですよ。いきなりこのタッグがなくなってグッズ担当の人たちも困っていると思うんで、僕が土肥熊を復活させて売り上げにも貢献しますよ(笑)。

──まあ在庫処理の問題はありますよね(笑)。でも、そういうこと抜きにしても戻ってきてほしいですか?

佐藤 熊ゴローさんって力強いファイトをしますけど、愛されキャラというかお客さんに応援されて強くなっていったというイメージがあるんですよね。それなのに反則とかして勝って、何がうれしいんだかわからないですよ。僕は土肥熊さんにそんな教わり方してないんで。

──自分に教えてきたプロレスと全然違うじゃないかと。

佐藤 そうです。で、この間の会見を見ていたら土肥さんが「熊ゴローさんには触れたくない」というようなことを言っていたじゃないですか? 近藤さんも言っていましたけど、そんなスカしたコメント気に入らないですよ。力づくでも取り戻すっていうのが普通かなと思うんですよね。だから、土肥さんに関しても疑問点はありますね。

──本当は土肥選手が一番ムキになって向かっていかなきゃいけない立場ですよね。

佐藤 僕が発言してムキになってやっていますけど、普通は土肥さんがムキになってやらないとおかしい状況なんですよ。もっと土肥さんにも本気になってもらって、僕と土肥さんで熊ゴローさんを連れ戻したいですね。

──そして土肥熊佐藤のトリオを実現したい、と。

佐藤 まだその3人で組んだことがないんですよ。どっちかと組んだことすらないんで、とにかく試合がしたいんですよね。ただ、現状では僕は熊ゴローさんとの試合が組まれていない。直近では5月2日に大阪で試合がありますけど、そこでは土肥さんが当たるんですよね。後楽園まで日がないですけど、なんとか土肥さんには悪いことをしてないで元に戻ってもらって、タッグのタイトルマッチに臨んでもらいたいし、土肥さんにはその思いをプロレスで伝えてもらいたいですね。僕は試合が組まれていない以上は仕方がないので、こういう取材とかバックステージとかで発信して熊ゴローさんに訴えていきたいです。

──自分でアピールしないと何も始まらないですもんね。

佐藤 まあ、まだ初勝利を上げてない人間が何を言っているんだって思われるかもしれないですけど、それとこれとは別なんで。

──でも、そういうモチベーションで闘っているといずれ初勝利につながるかもしれないですからね。

佐藤 そこはしっかりとやっていきたいですね。焼津のメインのあとも征矢さんのマイクを取っていろいろ言わせてもらったんですけど。

──征矢選手からはセコンドに就いてくれって言われてましたよね。

佐藤 征矢さんには練習を一緒にさせてもらったり、営業も一緒に行かせてもらったりして凄くお世話になっているんですよ。だから、征矢さんにもタイトルマッチで勝って防衛して、熊ゴローさんを更生してくださいという思いを託したいです。征矢さんも一時期悩んでいたので、そういう意味では熊ゴローさんの気持ちをわかってくれると思うんですよ。今は二冠王で勢いに乗っているし、熊ゴローさんを変えてくれる可能性があるかなと思っています。

──でも、もし征矢選手とAKIRA選手のタッグが負けた場合は、自分が土肥選手なりと組んで熊ゴロー選手の更生に乗り出すという気持ちもないですか?

佐藤 負けた場合は熊ゴローさんがどうなっていくかわからないし、凄く不安があります。でも、後楽園以降はまだカードも組まれてないし、どうにか僕が絡んでいって、熊ゴローさんを更生させたいですね。NEW ERAも解体されたし、皆さんいろいろと行動を起こしていくと思うんで、僕も置いていかれないように自分から発信していきたいです。初勝利というテーマを掲げてこの8カ月間は闘ってきましたけど、心のどこかで「今日も負けるのかな」っていう不安を抱えていたんですよ。でも、熊ゴローさんを取り戻すっていうテーマは自分の気持ちを強く持てるし、何度やられても食らいついていきたいですね。

──土肥熊復活を目指しつつ、自分も浮上するきっかけになればいいですよね。

佐藤 土肥熊利用してお前が上に上がるんかって思われるかもしれないですけど、とにかく復活させたいんですよ。僕も初勝利をして、3人でUWAのベルトを獲るというのが僕の中での理想的な流れですね。そして去年の文体では土肥熊さんも僕も負けてるんですけど、今年は土肥熊さんも僕も勝つ。そういう目標を実現させるためにもまずは土肥熊さんが復活しないと意味がないですから。

──わかりました! では、今後の活躍も期待しています!


「土肥はいつまでも腹をくくんない。要するにダサいんですよ」NEW ERA解散後、近藤が矛先を向けたのは土肥孝司!〜近藤修司選手インタビュー

今年に入ってNEW ERA批判を繰り返し、4月18日の後楽園大会では同ユニットの解散を懸けた試合を行うことになっていた近藤修司。しかし、NEW ERAのリーダーである稲葉大樹が負傷欠場になり、その試合もなくなり、翌日自ら解散を発表する形で抗争は終結してしまった。NEW ERA解散に躍起になっていた近藤が次に向ける矛先はどこなのか?そして、若い選手たちに伝えたいこととはなんなのか? 話を聞いてみた。

──まず近藤選手が今年に入って矛先を向けていたNEW ERAですが、稲葉選手の負傷欠場により解散を懸けた試合が行なわれないまま、自ら解散を発表する形となりました。

近藤 実にNEW ERAらしい終わり方でしたよね。そもそもみんなの気持ちが一つじゃなかったし、それが最後に出たんじゃない? 結局、それがNEW ERAだったんですよ。だから、終わってよかったんですよ。このまま続けていても何もないし、傷を舐め合うだけの馴れ合いの集団になって、そのくせ無駄にキャリアを積んでわがままになっていくだけだから。

──近藤選手にしてみれば拳を振り下ろすところがなくなってしまったようなところがありますが、結果としては望んでいた通りの解散になったわけですから、これでよかったということですかね?

近藤 うん。だから、これからだと思うんですけど、その中で熊が一番最初に動いたわけでしょ? それは評価してますよ。ただ、まだ何も変わってないし、行動を起こしたところで急に変わるものでもないんでね。

──Enfants Terriblesに入ってからまだ1試合しかしてないですからね。

近藤 ただ、行動を起こしたということはレスラーとしてやらなきゃまずいんですよ。自分でツバを吐いたんだから、自分で責任を取るしかない。その覚悟があるのかどうかということですよ。それがNEW ERAの中では誰よりもあったのが熊だったという感じですね。

──ただ、熊ゴロー選手が一番最初に動いたというのは予想外でしたか?

近藤 うん。バカだからね、あいつ(笑)。自分で考えて動くとは思わなかった。でも、同期の芦野が先にあれだけ動いちゃって、バーンと上にいったことがずっと心の中にもあったんじゃないかな? 芦野とだけは組むことはないと思ったけど、腹をくくったんでしょうね。

──好き嫌いは抜きにして上にいくために組んだ、と。

近藤 NEW ERAにいることよりも一番嫌いな芦野とくっつくことでレスラーとしてのキャリアを上げていくことを選んだんでしょうね。だから、あいつの行動に関しては腹くくってんだなとは感じましたね。

──なるほど。一方で、その裏切られたパートナーである土肥選手に近藤選手は矛先を向けましたよね。「後輩に裏切られたのにスカしたコメント出してんじゃねえ」と。

近藤 土肥の悪いところですよね。あいつはいつまでも腹をくくんないですよ。で、腹くくったらそれなりの実績を残せるんですよ。それが一昨年の文体でやった全日本の秋山さんたちとの6人タッグなんですよ。

──あの試合が土肥熊としての出発点というか、なりふり構わず秋山選手に突っかかっていって評価を上げましたよね。

近藤 あの時は腹くくったんですよ。秋山さんに喧嘩を売って、殺されてもいいやぐらいの気持ちで挑んだんでしょう。でも、その一瞬で終わってしまうんですよ。そして、またカッコつける。カッコつけた結果が熊に裏切られる。裏切られてもまだカッコつけてる。スカしたコメント出してね。逆にカッコ悪い。ダセえ。そろそろ自分をさらけ出して闘ったらって思いますよね。

──以前、近藤選手は土肥熊は一見土肥選手がコントロールしているように見えるけど、注目を集めているのは熊ゴロー選手だとおっしゃっていました。今回の熊ゴロー選手の行動で土肥熊の本質的な部分が出ちゃったのかなという気がしますね。

近藤 ですよね。だから、土肥は置いて行かれちゃったという感じが強いですよ。熊に抜かれちゃったんですよ。

──そういう中で5月6日の後楽園大会ではカズ選手と鼓太郎選手と組んで、河野&土肥&佐藤ととの6人タッグマッチが組まれましたね。

近藤 俺は土肥にしか目がいってないですよ。「今後、お前はどうすんの?」っていうのを突きつけたいですよね。

──まあ、他にもNEW ERAの選手がいる中で、土肥選手に矛先を向けているということはそれだけ買っている部分があるということですよね?

近藤 レスラーとしては未完成すぎるんですよ。未完成すぎるのに自分では完成していると思っちゃっている。伸びしろを自分でなくしちゃっているんですよね。本当は何もできてないわけだから伸びしろだらけのはずなのにどっか自分で俺は完成していると思っているのか、それがつまんない。ダサい。やっぱりダサい。要するにあいつはダサいんですよ。

──とにかくダサいと(笑)。NEW ERAの解散によってテーマがなくなってしまったわけですけど、今後は土肥選手を標的にしていく考えですか?

近藤 どうですかね? 土肥に関しては敵とも思ってないし、味方とも思ってない。稲葉とは違いますよね。稲葉にはNEW ERAのリーダーとしてどうすんだよって突きつけたけど、土肥に関しては個人で「それでいいの?」っていう感じなんで。ちょっと離れたところから見てますよね。

──ただ、副社長という立場としては、選手たちには成長してほしいという思いもあると思うんですけど。

近藤 それはあるんですけど、とにかく土肥はダサいんですよね。生き方がダサいのは見てられないんですよ。とりあえず感情は出さないとダメですよね。自分の中で思っていることを吐き出す。熊に対してどう思っているのか? 自分の置かれている現状をどう思っているのか? 本当はトップを獲りたいんじゃないの? そういう本音を引き出したい。あいつにももう一皮剥けてもわらないと会社としても困ってしまうのは確かですよ。ただ年取っていくだけでは利益にならないんで(笑)。

──なるほど。一方でNEW ERAではないんですけど、佐藤選手が熊ゴロー選手に戻ってきてもらおうと躍起になっていますけど、これについてはどう思われますか? 土肥選手とは非常に対照的だと思うんですが。

近藤 一番仲がよかったんでしょうからね。そういうのが大事ですよ。プロレスでは自分が何を思っているのかを口に出す、行動に出すっていうのが大事なんですよ。それをわざわざ隠すような土肥がダサいんですよ。

──ただ、土肥選手は焼津大会の試合後には一転して「八つ裂きにしてやる」というコメントを出しているんですよね。

近藤 そのコメントもダサいんですよ。なんだ八つ裂きって(笑)。やっぱりオブラートに包んでいますよね。何年も一緒にタッグを組んでいて、簡単に裏切られて、八つ裂きにするっていうコメントはないですよ。ダサいです。だから、プロレスは本音を出さないとダメなんですよ。技術も大事だけど、自分が何を感じているのか、どう感じているのかをみんなに知ってもらう。コメントだけじゃなくて、試合の中でもそうだし、それが表現なんですよ。土肥なんかもう味方も仲間もいないんだし、イケメンのことが気に入らないんなら気に入らないって言っちゃえばいいし、気に入らない奴がいるなら気に入らないって言えばいいんですよ。それを出さないとなんのためにプロレスラーになったのって感じですね。

──今後はそういう部分を引き出すための闘いを若い選手たちとしていくという感じになるんですかね?

近藤 「プロレスとは何か?」というのが何もわかってない状態だと思うんですよね、ウチの若い選手たちは。それを引き出す。今回久々に参戦する鼓太郎さんだってそれはわかっている人だし、W-1がプロレスの団体として次のステップに行くにはそれをやらなきゃいけないんですよ。上っ面だけのプロレス、技術だけ持ってればいいというプロレスじゃなくて、本質的な部分を見せていかないとプロレスファンからプロレスの団体として認められないと思うんですよ。

──そこの部分を理解している選手って現在はいるんですか?

近藤 芦野はわかってるなっていう感じはありますね。だから、キャリアの早い段階でトップの位置にいると思うんですよ。ただ、あいつとはTriggeRの時に少しだけ一緒にやってただけだから、そんなに教えてない。そうなるとセンスってことにもなりますからね。

──持って生まれたものになってしまうということですか。ただ、そういう意味では土肥熊の2人がどう変わっていくのか、今後に注目ですね。

近藤 熊は言ってしまった以上はやるでしょう。問題は土肥なんですよ。腹くくれないんですよ。しゃべることで自分を追い込まない。「八つ裂きにする」とかそういうコメントはもういいから。自分が何を言ったら、周りの選手やファンはどう思うのか? みんなにどう思われたいのか? そこまで考えてしゃべれよ。じゃなかったら、しゃべんないほうがマシということですね。

対戦カード・大会概要

5・6WRESTLE-1後楽園ホール大会全カード!選手インタビュー!


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