1日の新日本プロレス『SAKURA GENESIS 2018』両国国技館大会には、満員観衆となる9,882人が駆けつけた。
これほどまでに挑戦者が主導権を握り続けたIWGPヘビー級戦があっただろうか。関節技地獄でニュージャパンカップを制したザック・セイバーJr.が、その勢いのままにオカダ・カズチカに対して攻勢継続。25分までオカダの繰り出した技は片手で数えられるほどだった。ついにはショートレンジ式のレインメーカーで勝機をつかんだかに見えたオカダだったが、ZSJも三角絞めや卍固めで切り返す。IWGPヘビー級連続防衛最多タイ記録V11がかかった試合なだけに、オカダもすんなりとは勝てず。旋回式ツームストンパイルドライバーからの正調レインメーカーで、苦しい勝利をもぎ取った。
新記録かかるV12戦の相手を外道が募集するがごとくマイク。このシチュエーションで挑戦できる男を、ファンもきちんと知っている。タナハシコールが自然発生する中、花道から棚橋が入場。自身の連続防衛記録をストップしたのがオカダという因縁もあり、「お前の防衛記録、俺が止めてやる!」とマイクでアピールした。事実上、オカダのV12戦は棚橋に決定。
大会ベストバウトを獲得したのは、IWGPジュニア戦のウィル・オスプレイvs.マーティー・スカル。流血を耐えながらの30分以上の試合を、オスプレイがオスカッターで制した。第5試合では試合後に鈴木みのると内藤哲也が舌戦。こちらも事実上、次期IWGPインターコンチ戦が両者の間で行われることとなった。
※詳細拡大版は週刊ファイト4月12日号に収録予定です。
■新日本プロレス SAKURA GENESIS 2018
日時:4月1日(日)16:00
場所:東京・両国国技館 観衆9,882人(満員=主催者発表)
<第1試合>
ニック・ジャクソン
〇マット・ジャクソン
9分23秒 シャープシューター
●チェーズ・オーエンズ
高橋裕二郎
<第2試合>
タイチ
●飯塚高史
7分42秒 横入り式エビ固め
〇矢野通
石井智宏
<第3試合 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合>
[挑戦者組]
●田口隆祐
マイケル・エルガン
真壁刀義
11分20秒 ガン・スタン⇒片エビ固め
タンガ・ロア
〇タマ・トンガ
バッドラック・ファレ
[第16代王者組]
※ファレ&トンガ&ロアが3度目の防衛に成功
<第4試合>
●YOSHI-HASHI
ジェイ・ホワイト
後藤洋央紀
9分18秒 ハイフライフロー⇒片エビ固め
デビッド・フィンレー
ジュース・ロビンソン
〇棚橋弘至
<第5試合>
デイビーボーイ・スミスJr.
〇ランス・アーチャー
鈴木みのる
11分27秒 キラーボム⇒エビ固め
SANADA
●EVIL
内藤哲也
<第6試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合3WAYマッチ>
[挑戦者組]
YOH
●SHO
12分45秒 ピンチェ・ロコ⇒体固め
[第57代王者組]
〇エル・デスペラード
金丸義信
※金丸&デスペラードが初防衛に成功
※もう1チームは高橋ヒロム&BUSHI組
<第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●マーティー・スカル
30分44秒 オスカッター⇒片エビ固め
〇ウィル・オスプレイ
[第80代王者]
※オスプレイが2度目の防衛に成功
<第8試合>
ハングマン・ペイジ
〇Cody
23分52秒 横入り式エビ固め
●飯伏幸太
ケニー・オメガ
<第9試合 IWGPヘビー級選手権試合>
[挑戦者/NJC 2018優勝者]
●ザック・セイバーJr.
34分58秒 レインメーカー⇒エビ固め
〇オカダ・カズチカ
[第65代王者]
※オカダが11度目の防衛に成功
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